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こじるりの好感度が上がります。


Nana様の素敵なイラストを使わせて頂きます。ありがとうございます。

この記事は3分で読めます。無料です。

みなさんこんにちは。にしやんです。

今日は、こじるりの好感度が上がります。をテーマに書きたいと思います。

Quoraからでの引用です。

ではさっそく。

料理の話をしよう。

一般に、料理が下手な人は味覚が未発達です。

味覚が未発達ということは、すなわち味覚の分解能が低いのです。と、私は思っています。

たとえば、ひとつまみの塩を入れたコップ一杯の水ならば、大概の人がそれを飲んで再現できますよね。

でも、さらに少々の醤油と鰹だしを加えたら、かなりの人が「だし汁っぽい」程度の分析で止まり、再現が困難になると思います。

まして、酒、みりん、砂糖、昆布だしを加え、一旦煮切ってアルコール分を飛ばし、一晩寝かせたりしたら、正確に分析・再現できる人は稀になるでしょう。

料理上手な人は一般に美味しいものに対する興味が強く、そのため、美味しいものを食べた時に味覚・嗅覚をフル動員して味や香りを分析します。

慣れた人ならば、どんな香りに始まり、どんな食感からどんな味へ変化して、最後にどんな香りが残るのか、なんてことまで言語化します。

この言語化ってのが非常に重要で、記憶と結びつけて具体化することでますます感覚が鋭敏になるのです。それで、さらに美味しいものに対する興味が増進します。

しかし、そもそも美味しいものに興味がない人は、全力で嗅ぎ、味わうことをなかなかしません。言語化もしないし、そんなことができるとも思っていないため、味や香りの言語化を「ポエムみたい」とか、実際に言葉に出す人を「ポエマー」などとバカにしたりもします。

感想は「うまい」「おいしい」しかなく、感覚が鋭敏にもならないため、美味しいものに対する興味は小さいまま変わりません。

この両者が、しっかりしたレシピを参照して同じ料理を作ったとしても、全く異なるものになりますよね。

たとえば材料の切り方やかき混ぜ方、フライパンの予熱の程度、材料投入の順序とタイミング、加熱時間や余熱調理の程度などなど、美味しいものが好きな人は全てに注意を払い、経験を活かした工夫をし、何度も味見をして微調整を続け、できたものについても分析と反省を忘れず、次はもっと上手く作ります。

ところが、美味しいものに興味がない人はレシピに明確に書かれていないことはできませんし、多分その発想もない。

特に料理が不得意な人に共通する要素としては、なんせ味見をしないし、できたものについては「うん、おいしい」で済ませ、分析も反省もしないんですよ。だから次も変わらない(もちろん以上は私の観測範囲での話です)。

このスパイラルです。

ところで以前、出川哲朗さんの『充電させてもらえませんか』という番組で、こじるりこと小島瑠璃子さんがゲスト出演されていました。

この回、うどんを食べる彼女がすごかったんですよ。

一口すすった途端、それこそ海原雄山みたいに目がきらーんと光って、「むっ、うどんの角がない・・・これはっ!小麦の香りも前の店とは違うッッ!」なんつって。

これを受けた出川さんの感想は、ひとこと「うまい」だけ。それだけですかー?って笑われて、絞り出した次が、「冷たい」。

それまでは、こじるりってさくらももこのマンガか?くらいのイメージしかなかったんですが、これ一発で好感度アップ、しっかり記憶しました。

きっと彼女はグルメ、しかも料理上手に違いありません。しかもなんかすごく可愛い人に見えてきたぞ。

うどんと同じように、たとえば小説や詩の感想を聞かれても、ある程度の蓄積がある人ならばスラスラ言葉が出てきますが、文学にまったく興味がない、本を読む習慣がない人なんかは、「おもしろかった」「つまらなかった」くらいしか答えられないと思うんですよね。

しかも、その感想すらだいぶ怪しい。そのままだと一生小説や詩の素晴らしさを理解できないわけで、最初の第一歩がとても大切です。

とにかく、まずは「面白いな」と思うこと、興味を持つことが重要。その後は興味の向くまま読み漁れば、自ずと感覚は育つはずです。

半年ほど前、美味しいものに興味がなく、「おいしい」「甘い」しか語彙がなく、実際料理も下手な友人に、味覚と嗅覚を毎回必ず言語化することをお勧めしてみました。

「おいしい」とか「甘い」とか包括的な言葉は禁止、具体的に、できるだけ何かに例えて表現するルールです。

最初はそれこそ「醤油味だ」とか「なんか変わった匂い」とか言う程度だったんですが、会うたびに劇的に変化していて、最近では「このネギは甘味が強いので、甘味と苦味が特徴のキッコーマン醤油には合う。香りが強い分、シンプルに鴨鍋など素材を味わいたいが、後輩たちは味がわからん奴ばかりだからなあ」とか言ってて、驚き笑いました。

半年前までは「おいしい」「甘い」しか言わなかった人が、この変化ですよ。

なので、美味しいものに興味がない、料理が下手だ、という方、そしてそのような友人やパートナーに物足りなさを感じる方には、味覚と嗅覚の言語化がお勧めです。上手くゆけばたちまち感覚が鋭敏になり、美味しいものに興味が出て、料理も上手になるはずです!

なお私は、味覚と嗅覚が聴覚に変換されるという妙な特技というか、変な感覚を持っています。香・鹹がソプラノ、酸・苦がアルト、苦・脂・甘あたりがテナー、甘・旨がバリトン、辛・渋はパーカッション的な。ヤマサの醤油はカーンと鳴る高音、九州のさしみ醤油はドゥーンと響く低音、野菜の甘味は中音域、動物系のコクと旨味は低音域、って感じです。

これ同じ感覚をもつ人にまだ出会ったことがないので、同じ!って人いたら連絡ください。


上記の記事を読み、、、

料理ができる人とできない人の違い。。

なるほど。目から鱗です。

確かに料理ができる人の言語化というものは表現がすごい。

間違いなく中には「ポエムっぽい」だの言う人もいるだろう。

そしてこじるりの好感度がただただあがる。


最近、Quoraから面白い記事を探すのが趣味です。。。


にしやん

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