お金を働かせる為の考え方⑤チャンスを掴む。未来を掴む考え方
前回の記事でリスクを少なく運用するならインカムゲインを狙おうという話をした。
インカムゲインで得た利益が大きくなってきたら、それを元手にキャピタルゲインを狙ってみよう。
前回も話したが食費などの生活費を握りしめてキャピタルゲインを狙うのはリスクが高すぎるので、投資による資産の増減に慣れて、狼狽売りをしない自分なりの基準のようなものができてからがキャピタルゲインを狙ってみよう。
キャピタルゲインを狙うにはそれ相応のリスクをとらなければならないし、金額が多ければ多いほど資産が減少したときの精神的なダメージに耐えなければならない。
それにキャピタルゲインを狙うには勉強が必要だ。何も考えずに闇雲に商品を買っていてもお金を増やすのは難しいだろう。どのような考え方で、どのような知識が必要なのか。
いま何が安くて何が高いのか。それを見極める能力がないとキャピタルゲインでお金を増やすことはできない。それに未来を読む能力やそのもとになる情報をいち早く手に入れることも重要だ。
これはビジネスでも同じことだ。
以前の記事でも書いたが私は中国に長く住んでいた。中国にオフィスを構えていた時期もある。そこでの繋がりが今のビジネスにも多大に生きている。
中国は世界の工場としてここ数十年稼働してきた。今やシステムや技術の水準は高い。日本よりずっと進んだ製品が安く作れる。
中国では冷凍自販機などはもう何年も前からあるが、日本では今になってようやく設置され始めた。こういったときに知識と経験、それにお金を増やすための嗅覚によってチャンスが生まれる。
私は冷凍自販機が中国で当たり前の用に復旧しているのを知っていたし、その便利さを知っていた。すぐに中国の工場を調べて値段を調べた。ライバルになる日本で冷凍自販機を取り扱いしている会社を調べたが、驚くほどその数は少なかった。
これをビジネスチャンスという。
これは実は知識や経験をもって、お金を増やす意識さえしていれば誰にでも訪れることだ。チャンスというのは誰にでもやってくる。
年齢も関係なければ、お金持ちである必要もない。投資も同じだ。知識と経験を持っていれば、安い投資商品がわかってくる。銘柄の情報を知り決算資料を読み漁っていれば、その銘柄が割安なのか割高なのかがわかってくる。
この感覚は実は普通の人でもみんな持っているものだ。それが投資商品でもわかるというだけだ。
スーパーのバナナが200円になって高いという。ガソリンがリッター180円になったら高いという。逆にコーラが1缶20円で売られていたら安いと思う。
この高い安いという基準は実はみんな持っているものなのだ。毎日スーパーに行って値段を見ていればわかることだからだ。
投資やビジネスでもこの感覚は同じだ。毎日チャートを見ている人は、円が今安いか高いかがわかる。
この会社の株が下がっているのか上がっているのかがわかる。さらに言うと経験と知識によってそのあと上がるのか下がるのかも予想ができる。
コロナ中で在宅ワークが主流になり、オンライン会議を増えるといち早く経験と知識によって予想ができた人は、そのあとのZOOM社の暴騰を目にしたはずだ。
もちろんリスクがないわけではないし、いくら経験と知識を持っていても予測が外れることも大いにある。ただ全く知識を持っていない人に比べれば、そのリスクは低いと言える。リスクが低くなるというよりもチャンスを掴める可能性が増える。
どの商品が変動の少ない商品なのか、安全な資産なのか。それがわかるということも知識である。こういった感覚を養うということが、ファイナンシャルインテリジェンスを高めるということだ。
ビジネスの感覚も同じだ。ビジネスにおいてリスクがないということはない。どんなビジネスにもリスクはある。それをしっかりとした知識と経験で補う、チャンスを逃さないことが有能な経営者の鉄則なのだ。
経営者も投資家も最初は何も知らない人たちだった。それでも安定よりも成功を求めて一歩踏み出し、自分の感覚を養ってきたからこそ成功している。
お金持ちになりたいと周りや他人、会社に期待しているだけでは決してお金持ちの仲間入りはできない。
自分のビジネスを持つ(副業を始める)、投資を始める。お金のルール知る。税金やお金にまつわるルールを知る。どれも始めようと思えばすぐに始められる。
どんなお金持ちも始めから知識と経験を持っていたわけではない。みんな苦い経験をしているし、勉強をしている。チャンスを逃さずにリスクを負って行動した結果、成功している。
そうしてきた人が資産を築いている。
難しく聞こえるかもしれないが、スーパーで毎日、物の値段を見ているのも、Amazonのセールで安いと思うものを買っているのも、実は原理は同じだ。
その感覚を投資商品やビジネスに広げていき、安く勝って高く売るという基本的な鉄則を意識している人がチャンスを掴むのである。
先ほどの例でいうと、スーパーで20円でコーラが売っていたら、安いと言って沢山買い、後で飲もうと考えるのが一般の人の考え方だ。
一方お金を増やす考え方を持っている人はどうだろうか。
箱で大量に買って、セールが終わった後で80円でコーラを売ろうと考えるのが資産を築ける人の考え方だ。
これは前述した考え方にも繋がってくる。お金を増やす意識だ。
お金を増やそうと意識している人は同じことが起きても、それをしっかりとチャンスとして捉えることができる。
チャンスは実はいたるところにある。それでも多くの人がお金を増やすことができないのは、それがチャンスだと気付いていないからだ。
チャンスは寝ている者を起こさない。
これはセネガルのことわざだ。今がチャンスですよと、知らない、気付いていない人に誰かが声をかけてくれることはない。チャンスには自分で気づくしかない。
お金を増やす考え方を持って、自分のビジネスを始めてみたり、投資を始めてみたりしてみてほしい。○○社の株が安いな、そう思えたら、あなたもベテラン投資家の仲間入りだ。そのころには資産は十分に貯まっていて、自由を手にしていると思う。
チャンスは目の前にある。意識を変えて、考え方を変え行動することで、チャンスが見えてくる。
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