西村書店

医学書を中心に芸術書、絵本、一般書を発行する総合出版社。 ★『世界 魔法道具の大図鑑』…

西村書店

医学書を中心に芸術書、絵本、一般書を発行する総合出版社。 ★『世界 魔法道具の大図鑑』重版出来! ・公式HP http://www.nishimurashoten.co.jp/book/

最近の記事

日本に来るのは夢だったんだ…『100歳ランナーの物語』の作者シムランさんが来日されました!

2024年3月19日、『100歳ランナーの物語』の作者シムランさんが、ご家族との日本旅行の合間をぬって、神保町のブックハウスカフェに来てくださいました。訳者のおおつかのりこさんも駆けつけ、ランチをとりながら歓談したのち、絵本にサインをして、教育家庭新聞の取材に応じてくださいました。 シムランさんの初めての子ども向け絵本『100歳ランナーの物語 夢をあきらめなかったファウジャ』。ファウジャさんのことを書こうと思い立ったのは、ご自身がニューヨークシティマラソンに参加を決めた日が

    • 日本科学未来館で開催中のパネル展「不屈の精神と貢献 カリコー・カタリンの功績」に行ってきました!

       10月2日、今年のノーベル生理学・医学賞がカタリン・カリコ博士に授与されることが発表されました。  この素晴らしいニュースに、西村書店のスタッフ一同、歓声を上げました。まさに、伝記絵本『カタリン・カリコの物語 ぜったいにあきらめない mRNAワクチンの科学者』が完成しようとしていたタイミングでした。  すぐに受賞情報を本文とオビに入れて、本日20日、見本が出来てきました!  おりしも、10月4日から、パネル展「不屈の精神と貢献 カリコー・カタリンの功績」が東京都江東区にあ

      • ◆インタビュー『レイチェル・カーソン物語 なぜ鳥は、なかなくなったの?』翻訳家 おおつかのりこさん

         ページを繰るうちにやわらかで落ち着いた色使いのなかに、ぱっと美しい青がでてきてはっとさせられました。画面構成や文につかわれている曲線が、やさしく楽し気でいいなとも。  そしてなにより、ふきだしが多い! しかもせりふでなく鳥の声。楽しいけれど、心してかからないといけないと思いました。なにしろ鳥語を英語にしたのをさらに日本語にする重訳なので。それから、子ども時代のレイチェルがかわいくてかわいくて、「これは訳させていただきたい!」と思いました。  より深く作品を理解するために

        • ”1冊の本で世界を変えた作家”レイチェル・カーソン。『沈黙の春』出版60年記念イベントに行ってきました!

          レイチェル・カーソンって どんな人なのでしょう?  レイチェル・カーソン(1907-1964)という女性をご存じでしょうか? 子どものころから自然や生きものが大好きで、海洋生物学者となり、海や海の生物のことを生き生きと書いて人気を博したアメリカの作家です。  そんな彼女が、膨大な調査をおこない、覚悟をもって執筆したのが『沈黙の春』。1962年に発表されるや、人びとは、自分たちが作り出し使ってきた化学薬品によって、どれほど自然を破壊し汚染してきたかを知り、環境問題について初め

        日本に来るのは夢だったんだ…『100歳ランナーの物語』の作者シムランさんが来日されました!

        • 日本科学未来館で開催中のパネル展「不屈の精神と貢献 カリコー・カタリンの功績」に行ってきました!

        • ◆インタビュー『レイチェル・カーソン物語 なぜ鳥は、なかなくなったの?』翻訳家 おおつかのりこさん

        • ”1冊の本で世界を変えた作家”レイチェル・カーソン。『沈黙の春』出版60年記念イベントに行ってきました!

          『ビーナスとセリーナ テニスを変えた伝説の姉妹』の訳者、松浦直美さん 映画「ドリームプラン」試写会へ!

           世界最強のテニスプレーヤー、ビーナスとセリーナ・ウィリアムズ姉妹。ふたりを育てたのはテニス未経験の父リチャードでした。なんと、ふたりが生まれる前から“常識破りの計画”を立てていたのです。  この驚きの実話が、映画「ドリームプラン」に! 2月23日(水)の公開に先立ち、絵本『ビーナスとセリーナ テニスを変えた伝説の姉妹』の訳者の松浦直美さんと、2022年1月18日(木)に試写会へ行ってきました。 娘ふたりを、世界最高のテニスプレーヤーにする! 夢にむかい 練習に明け暮れる

          『ビーナスとセリーナ テニスを変えた伝説の姉妹』の訳者、松浦直美さん 映画「ドリームプラン」試写会へ!

          『クリスマスとよばれた男の子』映画と原作本 両方の楽しみ

          ♪ 翻訳家 杉本詠美さん スペシャル・エッセイ ♪  ネットフリックスで11月24日に公開されて大好評の映画『クリスマスとよばれた男の子』。原作本の訳者である杉本詠美さんに、映画と原作本の魅力についてご寄稿いただきました。  映画『クリスマスとよばれた男の子』、もうご覧になられましたか? 原作を訳しながら、この美しい情景を映像で見られたらどんなにすてきかと夢見ていましたが、それがついに現実となりました。まっ白な雪におおわれた森や平原、高くそびえる山。信じる者だけに見えるエ

          『クリスマスとよばれた男の子』映画と原作本 両方の楽しみ

          『クリスマスとよばれた男の子』~本も映画も楽しもう~ レビュー・映画評論家 南波克行さん

          「サンタって本当にいるの?」は、 質問ではなく、子どもたちみんなの「願い」  小さな子どもは、みんな無条件にサンタを信じてる。でも少し大きくなると、「サンタって本当にいるの?」と聞くようになる。なぜなら、自分の思い通りにならない経験が、少しずつ増えてくるから。  嫌いなものも食べるように言われるし、ほしいおもちゃも全部は買ってもらえない。我慢するよう教えられるのだ。  けれどサンタは子どもに我慢を求めない。チョコがほしければ玉ねぎも食べなさいなどと、交換条件も出してこない。

          『クリスマスとよばれた男の子』~本も映画も楽しもう~ レビュー・映画評論家 南波克行さん

          「ピーター・シスの闇と夢」展へ翻訳家の田中亜希子さんと行ってきました。

          練馬区立美術館で2021年9月23日から11月14日まで開催中の「ピーター・シスの闇と夢」。『ぼくはアイスクリーム博士』を翻訳されているたなかあきこ(田中亜希子)さんと、内覧会へ行ってきました! ▲建物外のガラス面。自由の象徴として シスが好んで描いているくじらがお出迎え。 ▲訳書の『ぼくはアイスクリーム博士』といっしょに記念にパチリ。 ▲入場口は、自伝的作品『かべ 鉄のカーテンのむこうに育って』 の挿絵をもとにデザインされていました。  会場に入ると、『かべ』と、生

          「ピーター・シスの闇と夢」展へ翻訳家の田中亜希子さんと行ってきました。

          『夢のビッグ・アイデア カマラ・ハリスの子ども時代』翻訳の 増田ユリヤさんにインタビュー!

          『夢のビッグ・アイデア カマラ・ハリスの子ども時代』の翻訳を手がけられた増田ユリヤさんは、ジャーナリストとして『ワイド!スクランブル』などのテレビ番組などに出演され、著作家としても活躍中です。アメリカをはじめ40ヶ国以上で取材をされ、各国間の問題にも精通されています。 撮影 中西裕人 ――今回初めて翻訳絵本になりますが、いかがでしたか。   おもしろそう!と思ってすぐにお引き受けしました。子ども向けの本はやってみたいお仕事でしたので、楽しかったですね。親しい友人に見せた

          『夢のビッグ・アイデア カマラ・ハリスの子ども時代』翻訳の 増田ユリヤさんにインタビュー!

          六本木ヒルズのクモの彫刻〈ママン〉をつくったルイーズ・ブルジョワの作品が自然をテーマにしたユニクロのTシャツに登場。#UT #MoMA

          六本木ヒルズのランドマークとなっている、巨大なクモの彫刻〈ママン〉。作者のルイーズ・ブルジョワ(1911-2010)は、ほぼ1世紀にわたり活躍した、世界的な現代アーティストです。 そんなブルジョワの作品から「自然」をフィーチャーしたのが、今年3月に発売されたUniqlo「オブ・ゼアー・ネイチャー UTグラフィックTシャツ」です。 ▲ルイーズ・ブルジョワのUTグラフィックTシャツ3種と 伝記絵本『ルイーズ・ブルジョワ 糸とクモの彫刻家』 Tシャツのモチーフは、晩年に制作さ

          六本木ヒルズのクモの彫刻〈ママン〉をつくったルイーズ・ブルジョワの作品が自然をテーマにしたユニクロのTシャツに登場。#UT #MoMA

          ラパパンパン…♪ 名曲リトル・ドラマー・ボーイから 生まれた絵本『たいこたたきの少年』

          ♪ラ パパン パン   ラ パパン パン… どこかなつかしく、暖かい感じのするメロディ。 バーナデット・ワッツが描いた絵本『たいこたたきの少年』は、このクリスマスの名曲〈リトル・ドラマー・ボーイ〉から生まれました。 主人公のベンジャミンには両親がいません。 いつもみんなを楽しませるために、通りでたいこをたたいています。 寒いある日、見たことのない3人組が、馬にのって町にやってきました。 生まれたばかりの王さまをさがして、お祝いをするためです。 ベンジャミンも誘われますが、

          ラパパンパン…♪ 名曲リトル・ドラマー・ボーイから 生まれた絵本『たいこたたきの少年』

          10月23日発売/伝記絵本『アンデルセンの夢の旅』訳者・天沼春樹先生インタビュー

          『アンデルセンの夢の旅』●ハインツ・ヤーニッシュ 文 マーヤ・カステリック 絵 天沼春樹 訳 ●2020年10月発売 ●ISBN:978-4-86706-015-5 デンマークの童話作家・詩人 ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805年-1875年)。"童話の王さま”とよばれるアンデルセンの人生の物語に、「雪の女王」や「みにくいアヒルの子」、「おやゆび姫」、「人魚姫」、「はだかの王さま」といった数々の有名なメルヘンが幻想的に織り込まれている美しい伝記絵本『アンデルセ

          10月23日発売/伝記絵本『アンデルセンの夢の旅』訳者・天沼春樹先生インタビュー

          『言葉の色彩と魔法』本と音楽の会   ~シャミの世界広がる チェロの音色~

           秋の夕べに、翻訳家の寺田真理子さんが『言葉の色彩と魔法』本と音楽の会という素敵な催しを企画してくださいました。  催しは9月13日の日曜日、17時半~19時半まで、東京・吉祥寺の「Cafe salon & Bar ARG」にて行われました。主催は日本読書療法学会と西村書店です。  テーマとして取り上げた本、『言葉の色彩と魔法』(西村書店刊)は、シリアからドイツへ亡命し、苦労の末にベストセラー作家となったラフィク・シャミさんの本です。59の短編に、妻で画家のロート・レープさ

          『言葉の色彩と魔法』本と音楽の会   ~シャミの世界広がる チェロの音色~

          【インタビュー】『世界 魔法道具の大図鑑』魔法図書館長こと〈SF&ファンタジー評論家〉小谷真理さんに聞く、「お気に入りの魔法道具」☆彡

          謎めいた館の主人、マラクルーナ氏の収集した210点もの魔法道具を一挙公開する『世界 魔法道具の大図鑑』。本書の日本語版監修者である「魔法図書館長」こと小谷真理さんに、偏愛する魔法道具についてお話をうかがいました。*上の写真は館長のアルバムよりお借りしたものです。 ☆魔法図書館長の「お気に入り」は…?(聞き手:西村書店編集部)古今東西の物語から集めた200点以上の魔法道具を紹介している本書ですが、館長のお気に入りはどれでしょうか? 魔法図書館長 「ミス・ポピンズの傘」で

          【インタビュー】『世界 魔法道具の大図鑑』魔法図書館長こと〈SF&ファンタジー評論家〉小谷真理さんに聞く、「お気に入りの魔法道具」☆彡

          永遠の少女アリスを追いかけて。国際アンデルセン賞画家イングペンが繊細な線で描く、表情豊かな「アリス」の世界。

          ◆時を超えて愛されつづける「アリス」の魅力。 世界が金色に染まる昼下がり                     のんびり舟遊びに出かけます                    (中略)                              そこへ姫さまからご命令。                     「お話! お話!」  ・・・            19世紀イギリス。のどかな川遊びの最中に生まれたお話が、1865年、『不思議の国のアリス』という1冊の本にな

          永遠の少女アリスを追いかけて。国際アンデルセン賞画家イングペンが繊細な線で描く、表情豊かな「アリス」の世界。

          カラフルなアフリカ絵本で夏気分♬『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』/語り継がれる昔話の意義。自然や文化、アートにもリンクする、絵本ならではの楽しさいっぱいの1冊!

          『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』 (ジョン・キラカ 作 さくまゆみこ 訳)      *       *       *       * 6月に入って、いよいよ夏らしくなってきました。今回は、アフリカの絵本『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』をご紹介します。明るくあざやかな色彩に、のびやかで大胆な構図。エネルギーに満ちあふれるビジュアルは、眺めるだけで元気をもらえそうですね! あらすじ・・・日照り続きで食べ物がなく、困った動物たち。おいしそうな実がた

          カラフルなアフリカ絵本で夏気分♬『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』/語り継がれる昔話の意義。自然や文化、アートにもリンクする、絵本ならではの楽しさいっぱいの1冊!