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人生初の味噌づくり

こんにちは西田です。
実際に移住をしながらゆっくり日本を回っています。
現在地は徳島県三好市です。

早速ですが題名にある通り、

人生初のお味噌づくりをしてきました!!

今自分が宿泊させていただいている地区では毎年この時期になるとみんなでお味噌を作る慣習があるらしいです。

僕のフリアコのオーナーも4年前くらいから参加しているらしいです。
今回はそのオーナーに「そういえばそろそろ味噌作るけど一緒に来る?」と誘っていただき参加させていただきました。

ちなみにね、僕東京で一人暮らししてたとき
毎晩お味噌汁作って飲むほど、味噌が好きなんすよ。
きゅうりに味噌マヨとか最強だと思ってます。


ということで1月最後の土曜日に公民館ぽいところに集まりました。

僕がつく頃にはおじいちゃんおばあちゃん合わせて10人ほど。

持ち物は
・味噌樽
・大豆
・塩
・米麹                              
 のみ。シンプルなお味噌づくりです。

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各ご家庭が持参してきます。

早速作っていきましょう!

大豆たち

まず大豆を水で浸しておきます。

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そしたら上の写真のような炊飯器の上位互換みたいなごつい圧力釜?に豆と水を入れます。

加熱やら、蒸すやら この釜らを牛耳っていたのは、、、失礼しました。

この釜らを「管理してくださっていた」のは、おじいちゃん方です。

大豆は任せておきます。

米麹・塩

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おじいちゃん達が大豆蒸してくれている間におばあちゃんたちと僕で、ボウル?桶?に米麹を入れ、塩も適量入れます。どのくらい入れるか変わるらしく、家庭によって様々です。

素手で二つを混ぜていたのですが、隣のおばあちゃんから「素手でやると田がきれいになるで~」って教えてくださりテンション上がりました。笑

※注意点は水気はしっかり取っておくことです。
手を洗ったらちゃんと水気を取らないとカビの原因になるらしいです

そこに大豆の煮汁を少しずつ加えていきます。だいたい混ぜたものを握ってちょっと汁がにじみ出てくるぐらいが丁度いいそう。

煮た大豆

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煮た大豆は水気を取り、冷まします。
冷えたら先程の米麹の中に混ぜ合わせます。

熱いまま入れると麹菌が死んでしまうので、扇風機や(キレイな)ちりとり・へらなどを使って冷まします。

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こんな感じで混ぜ合わせます。

つぶして樽に詰めていくー!

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え、、っと、、どう説明したらしましょう

青いバケツがさっきの混ぜたやつ、へら持ってるおばあちゃんのところに入れて、下の方からミンチ状になって出てくる。

(お肉屋さんにあるハンバーグ作る機械やん)

いちばん大変なのは、出てきたミンチ状の味噌を樽に入れてく人。

潰しながら空気の抜いていかないとだめらしい。理由はその時さらっと言っていた気もしますが忘れました。

とにかく拳でも、手のひらでも押しつぶしながら入れていきます。

僕も今年のheso camp分を詰めていったのですが、態勢で腰も疲れますし、なにより腕の疲労度がすごかったです笑

なにはともあれ詰めたお味噌を

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平たくして、表面にかるく塩をまぶします。殺菌・防カビですね。

あとは内蓋、重石を置けば完成!
重石を重くして味噌を潰せば潰すほど上澄みができて醤油として使えるらしい。


半年後にかき混ぜたら、あとは置いて食べたいときに使うだけ!


味噌作り

人生初のお味噌づくり
いままでスーパーでだし入り味噌しか買ったことがなかったです。

味噌作りのちょっと前に去年作ったものから四年前に作ったものまで見えていただただいたのですが、発酵具合で色が全く違う運ですよ。

作りたては白、そこから茶色になって四年ものになると黒に近い。

味も全部違いました。四年目はダシいらずで味噌汁作れちゃいます笑




最後に真面目な話。

作ってる最中にこれいつからやってるの?と聞いたところ、

「おばあちゃん(自分)のおばあちゃんのときからだよ」

もう伝統的な慣習ですよね。

それを聞いたときは素直にすげえなと思ったのですが、

ふと

ここにいるの10人程だし、お年を召してる方が多い
この集まりもあとは人が減っていくだけなのかな

こうやって、日本各地いろいろな地域の伝統がなくなっていくのかな
と考えてしまいました。


自分はこの伝統をその土地で引き継ぐことはできないけど、
僕の記憶の中
写真
noteやSNSの媒体で記録
で語り継ぐことはできる。

まだまだこれからたくさんの事を体験して経験して行くと思います。
それらを何かしらの形に残していきます。


ということで今回は終わりです!!!

これからもよろしくおねがいします!


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