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元コンビニ7店長が親友だったオーナーへ差し伸べた手。助ける事で失われてしまった大切なものとは。

振り返ってみると始める前に数回会って話をして失敗した時の負担を伝えた記憶があります。それも一度では無く数回。自分のやりたい事や願った事を実行するのは成功と失敗が隣り合わせで攻める姿勢は尊敬したのも事実。私も何か力になれるのでは、そう思ったのも事実なのだ。ただ不安が消えない点が数点あった…トップ二人の気持ちが一緒では無い事、どのように経営していくのか計画性が無かった事、利益がどれぐらい出るのか試算していない事、軍資金を用意する事でただ始めるなんて事は危険だけしか生み出さない事を私は感じた。

前職で販売や発注などの経験があったので物を売る事の大変さを味わっていたし、人の問題も自分自身とても苦しんだものだ。どれぐらい売れるのか、人件費はどれぐらいか、どれぐらい場所代を払うのか、備品の費用はどれぐらいかかるのか、売れ残らない数量はどれぐらいか、いろいろな事を考え実際に自分も売場で販売をして声を掛けるタイミング、見た目に拘るなど試行錯誤し苦しみながら数字を追いかけた経験がある。時には人件費を減らす為に一人で販売した事なども今となっては良い思い出なのだと思う。何も経験が無いままチャレンジしてしまった事が友達が今回苦しむ事になった原因ではなかろうか。

私が訪ねた時も暇そうに手を持て余してしているスタッフが多かったり、驚くような量の廃棄が溢れていたり、お店としての方向性というか体を成していなかった。お客さんが来店した時に欲しい商品を売り場に準備する事は誰にでもわかる事であり、友達自身が日時業務に忙殺されている状態で気持ち的にも余裕がなくスタッフ育成なんてできるはずも無かったのだろう。商品が届いているのに放置で検品も品出しもしない、これは友達が検品や品出しをした方が早いとの事で任せなかった事が原因でスタッフの中でやり方がわからないままだったからである。お昼の混んでいる時間帯に訪ねた時に売場に商品が無く、届いているのに放置、友達は起きれなかったのかお店には居ませんでした。

私が着任して最初に意識したのは無駄を無くす為に発注を適正量にする事、スタッフに検品と品出しを教える事、実際には友達と私で執り行う事となり他のスタッフは関与しないままになってしまった事も私が抜けた今となっては仇になってしまった。眠いから任せていいですか?調子が悪いので任せていいですか?そんな事が友達の口から飛び出すようになり私が一人で並べるようになり退職する頃にはお店に顔を出さない事が普通になってしまった。

本来、トップ二人で協力して運営する事が前提であるにも関わらず専従者がお店に出て来なくなり友達が大変だから助けてあげたいと手を差し伸べた事がいけなかった…。誰のお店なのか、トップがやる気を見せる事でスタッフを鼓舞する事の大切さ、トップが寝坊して出て来ないのに勤怠をしっかりしなさいと言っても説得力が無いのだ。私は店長として日勤帯を管轄していたが欠勤や遅刻など一度も無い。経営者はスタッフの人生を背負い守る責任があるのだ。

時に優しさは人を甘やかし堕落させてしまう。本当にその差し伸べる手が相手にとって必要なのか考える必要があると思いました。

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