健康の話をすると「食べるものが無くなる」という"あなたへ" 〜和食はこんなに豊富です〜
健康のために、
・甘いものを食べない
・油(特に植物油)を食べない
・小麦を食べない
・サラダを食べない
・乳製品を食べない
などと指導すると、「食べるものが無くなる!」と困惑される方が多いので、”和食”の話をします。
注:「食べてはいけない」と言うのは、人により遺伝や健康状態によっても意味や目的が変わるので、ご理解下さい。もちろん、歴史的に日本人の健康に合わないとされる食べ物も、摂る頻度と量が問題です。
そもそも論ですが、「食べるものが無くなる!」と感じるならば、健康的には全く間違った食生活をしていることになる。
すぐに、食生活を抜本的に見直す必要があります。
油や糖や小麦の食生活は、70万年の歴史がある日本人にとっては、ほんの最近の出来事です。
食生活は、(何万年の)歴史的に地球規模で考えると民族・生活様式・人種・土地柄によって大きく異なると考えることが大切です。
つまり、日本人の歴史的には、明らかに、遺伝的にも健康のためにも「和食」が良いことが科学的に証明されています。
そこで、「何でも美味しい」という(グルメではない)私ですが、「食べるものがない」と言う方へ和食の知識をお伝えします。
和食とは。
伝統的な和食は、「ごはん」「 汁しる物」「おかず」「つけ物」の組み合わせが 基本形です。
また、和食の種類には「本膳料理」「懐石料理」「会席料理」「精進料理」と言う分類もあります。
しかし、ここでは現代風に、私の勝手な解釈で”健康のための和食”の種類を思いつくままに列挙してみます。ご飯は必須です。
・寿司 (カルフォルニア巻は違いますw)
・刺身 (魚だけでなく貝も大切です)
・炊き込みご飯、まぜご飯 (地域ごと、旬ごとに多彩です)
・味噌汁 (海の幸、山の幸も摂れます)
・漬物 (アクも抜けて種類も豊富)
・すき焼き (牛は最近の食生活ですが、野菜も豊富です)
・しゃぶしゃぶ (温野菜の宝庫です)
・煮物 (肉じゃが、かぼちゃ、ひじき、里芋、大根、筍、豚・鳥・魚 など)
・おにぎり (現代風に何でも組み合わせれます)
・蒸し物 (茶碗蒸し、土瓶蒸し、酒蒸し など)
・汁物 (すまし汁、潮汁、吉野汁 など:味噌汁は前出)
・焼き物 (塩焼き、照り焼き、香味焼き など)
・丼 (日本の食材と組み合わせ自由)
・鍋 (おでん、もつ鍋、ちゃんこ鍋、味噌鍋 など)
・干物 (魚の種類は問いません)
出汁だけでも、昆布出汁、かつお出汁、煮干し出汁、しいたけ出汁、合わせ出汁とあります。
現在の日本食の代表のように言われている、天ぷら、とんかつ、唐揚げ、うどん、フライは”油”を使うので、近年(わずか100年ぐらい)の食生活であり除外しています。
小麦の、うどん、お好み焼き、ラーメンも対象外です。
ちなみに、古来からフライパンを使う”炒め物”は和食にはありませんでした。
それでも、こんなに和食には種類があり、北海道から沖縄まで、山・川・海(土地)がとても”豊か”であることを示しています。
それぞれの地域や四季折々の食材と調理法で細かく分類すれば、無限にあるとも言えます。
私個人は、常々、日本民族の和食文化が世界で最も優れていると感じています。(世界の先進国・新興国を200回以上旅してきたので分かります)
あなたの食生活を、100年人生の”健康知識”として、根本から見直してみたらいかがでしょうか。
いつも言っていることですが、100年前の日本人の寿命43才ならば、食べたいもの食べて、好きなことして死ねば良かった。(正確には・・・死ねた)
100年寿命では、そうした考え方では”ピンピンころり”の楽しい人生とはなりません。
健康についての科学的に正しい知識を習得しなくては、テレビ、新聞、雑誌、口コミの間違った(利権や政治的偏向の)情報では、キラキラした人生は送れないのです。
つまり、100年人生を謳歌出来なくなる(病に倒れる)だけでなく、寝たきりになったり、認知症・介護の惨めな人生にもなりかねません。
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