満足できる人生は、収入2,000万円、金融資産1億円 〜100年人生を心から楽しむ恋愛術〜
寿命は、100歳になっています。
しかし、100年生きても、ずっと人生は思い通りにいきません。
「思い通りにいかない」という事を、内閣府のデータから見てみましょう。
注：「満足度・生活の質に関する調査」では、「現在の生活にどの程度満足しているか」について、0 点から 10 点の 11 段階で満足の度合を質問し、「全く満足していない」を 0 点、「非常に満足している」を 10 点として調査を実施。
金融資産残高の満足度のピークは、1億以上必要としています。
世帯年収だと、ピークが2,000万円以上です。↓
日本人の平均年収は、30年間460万円で変わらないのですから。
平均年収の夫婦2人世帯で、920万円となります。
満足度では、6.24ポイントで、満足度ピーク（6.84ポイント）になるには、1,200万円不足します。
ざっくり言えば、このデータから分かることは、年収2,000万円、資産1億円が現代人の満足度のピークです。
さて、あなたは、この２つの条件を満たしているでしょうか。
金融資産についてさらに詳細に調べると、世帯資産平均が1,615万円です。
不動産などが含まれませんが、日本では下がる一方の不動産は、長期では家賃収入なども期待できません。
これらの現実（数値）が、「人生は思い通りにいかない」と冒頭で言った理由です。
これらのデータは、満足度を「お金」で測っていることが最大の欠陥です。
つまり、人を優劣で計る受験勉強と同じです。
偏差値が高い方が収入が大きい、人生を満足できるという価値観（妄想）と変わりありません。
つまり、「お金」で満足度や幸福度を考える限り、大多数の人は永遠に「幸せ」になれないのです。
私のブログを読まれている方は、お気づきと思いますが。
恋愛についての投稿でも、「幸せ」「幸せになる」というキーワードを一切使ってないことにお気づきだと思います。
一般的な「幸せ」という言葉は、明治維新後の欧米的な価値観であり、数値的（主にお金）な優劣で量っています。
世界一豊かな米国では、上位1%の資産家が全米国人の資産の50%を占め、上位10%になると、90%の資産を占有しています。
欧州人の「幸せ」は、奴隷と植民地制度で成り上がった結果です。
日本人は、「仕合わせ」という言葉を、何千年も、江戸時代ぐらいまで使っていました。
人との出会い、人との関わり、人との絆、人への恩、に感謝することであり、お金があることとは無関係な価値観です。
次に、100年生きる時代に、特に必要とされる価値観の転換があります。
日本の100年前は寿命43年です。
それは、成人まで家庭で育てられ、社会に出て働き、あっという間に定年で最期を迎える人生です。
つまり、肉体的に衰え、仕事が出来なくなったり、閉経で子供が出来なくなったりという年齢が寿命でした。
100年前それで人生を終えることが出来たのですが、現在の人生100年時代ではそうはいきません。
肉体の衰えが来たならば、その後は精神的、あるいは心の中の、喜びや楽しみを見つけなくてはいけません。
そのような時代に、年齢を意識することは全く重要ではありません。
社会的にも、他人を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼んで、まるで子供のような弱者扱いはするべきではないでしょう。
高齢者は、それまでの社会を支え貢献してくれていた、社会的に尊敬されるべき方々です。
むしろ、肉体的に衰えた後（折り返した後）の人生が本番かも分かりません。
精神的なことを求める生き方が、残りの人生を真に豊かにするのです。
そもそも、冒頭で言ったように、「人生は思い通りにいきません」から、人生で何かを目指しても仕方ありません。
「人生の目的」が大切だとして生きるならば、目的を失った老後は惨めになります。
人生が難行苦行であることはすでに経験済みです。
肉体が衰えている時に、その困難や悲しみを乗り越えるには、「今を生きる」的で哲学的な人生観が必要です。
そんな人生で、精神的な意味で人生をワクワクさせてくれることのひとつは、「恋する」「愛する」ことです。
その他にも、家族の関係、友人との関係、趣味、社会貢献なども、人生をきらきらさせてくれるはずです。
肉体的に衰えてるからこそ、ワクワク・ドキドキを忘れては、人生が輝くことはありません。
「恋する」ことや「愛する」という気持ちが、肉体の衰えで失われていくと考えることは、100歳寿命時代には相応しくありません。
「もう歳だから恋なんて・・・」
「セックスもできないから・・・」
「若い頃のようにときめかないから・・・」
などは、肉体の衰えによる錯覚に過ぎません。
もちろん、そう言ったネガティブな言葉は、あなたの人生を必ず暗くしてゆきます。
当然、周りの家族・友人・世間も「もう歳なんだから」「（恋なんて）気持ち悪い」「いい歳して」などは禁句でしょう。
そう言う、今の若い世代は、おそらく120歳まで生きるので、もっと長い期間、自らがそう言われ続けることになります。
若い頃のエネルギーがないからこそ、精神的に成熟した大人としての恋を楽しむ術を見つけるのです。
結婚しているならば、夫婦としてより深く愛を育てていくことを心から楽しむのです。
「幸せ」を目指さない、2人の「仕合わせ」に真に感謝し続けることです。
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