仁舞木華

クリエイターグループです。IDはニマイモカですが、グループ名はニマイモクカと読んでくだ…

仁舞木華

クリエイターグループです。IDはニマイモカですが、グループ名はニマイモクカと読んでください。小説は四阿シキ、イラストはクミームンです。

マガジン

  • 短編小説まとめ(四阿シキ)

    四阿シキによる短編小説をまとめています。

  • ジャンルに挑戦! 当たって砕けろ(四阿シキ)

    書いたことのないジャンルに挑戦。あんまりジャンル詳しくありませんが……。ミステリーは書ける気がしません。

  • トギの星(四阿シキ)

    御伽噺・童謡・民謡パロディです。

  • クミームンのガラクタ置き場

    クミームンの作品などをまとめています。

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グループ紹介(リクエスト、お題はここにコメントしてください)

グループ名は仁舞木華(ニマイモクカ)です。 IDはニマイモカですが、ニマイモクカと読んでください。 小説は四阿シキ(アズマヤシキ)が書いています。 イラストはしばらく上げられませんが、クミームンが上げる予定です。 よろしくお願いいたします。

    • 彼は彼だけど彼じゃない(四阿シキ)

      友達が転生した。幼なじみだったそいつは、わたしの3個上で、わたしが小学3年生の時、12歳の若さで亡くなった。そしてわたしが小学6年生になった春、1歳になって抱っこされている奴はわたしに声をかけた。正しくは、犬を見かけたように指を指して名前を言った。はう!! わたしの名前は遥だ。はうじゃねえ。 というツッコミはとりあえず置いておいて。初めて声をかけられた時は全くわからなかった。何しろ別人だから。彼のお母さんは焦っていた。 「何言ってるの、けんちゃん。知らない人でしょ? すみ

      • 言ってはいけないその言葉(四阿シキ)

        ジャンルに挑戦! 当たって砕けろ:ホラーサスペンス 系(?) その言葉を言った瞬間、俺は人殺しになった。 *** 俺は短気だ。すぐにイライラしてしまう。周りの友達も同じような人間で、「ほんとマジむかつくよな、死ねばいいのに」とかは普通の会話で出てくるような言葉だった。 高校までの通学路で電車に揺られる地獄の時間。いつも通りのうざい人ごみ。学校の最寄りの改札で、オッサンがぶつかってきた。ちっと舌打ちをしてきた。「うっざ、死ねよ」と言いかけたか言い終わったかその瞬間。

        • 森のくまさん(パロディ・四阿シキ)

          トギの星には森が多い。 その森で、今日も危なげに歩く女の子が一人。そう、トギの星には危険が多い。 ーーーーー ある日、森の中、私は歩いていた。 なぜって?この国には森が多いの!おばあちゃんのお家に行くだけで森を三つ抜けなくちゃならないのよ。さてさてそろそろお昼にし……な、なんだか臭いわ!!!なんの匂い!? 前方に影がさした。怖い怖い怖い。でも死なないためには危険を知らなきゃ。顔を上げると口の周りが赤い熊。そしてその後ろにはラフレシア!!!待ってまってどっちのにおい!?

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          2本
        • 短編小説まとめ(四阿シキ)
          10本
        • トギの星(四阿シキ)
          1本
        • クミームンのガラクタ置き場
          1本

        記事

          土足の裁判官的存在(四阿シキ)

          AとBには彼らの距離感がある。ふざけて他人から見ればきついようなことも、お互いの声音でふざけていることを判断できる。それは他者が口を出すべきことではない。 だがしかし、AとBに近しいCはかなり的外れな正義感を持っており、Bがふざけて「端から」見ればひどいことをそうと信じ、Bを怒る。Bにしてみればただふざけていっただけのことで 「もう少し言い方を気をつけろよ」 Bは叫びたくなった。何様だ、と。理不尽な怒り方をされれば、そしてそれを全く関係ない「他人」から言われれば、殺意に

          土足の裁判官的存在(四阿シキ)

          好きなもので三題噺 #1(四阿シキ)

          「恐竜」「壁倒立」「宇宙」 「ねえ君、生まれ変わったら、何になりたい?」 「あの空の向こう側に行ってみ、、うわ、めっちゃ明るくなってきた、なになになになに」 こうして恐竜は絶滅した。 「最近、隕石に殺される夢見るんだよね」 友人が言った言葉に俺はコーヒーを吹き出しそうになった。 「隕石が落ちてくるんじゃなくて? え、殺されんの? 追いかけてくんの?」 あ、いや、、、と彼は続けた。 「落ちてはくるんだけど、その結果あたり一面ってか自分ごとみんな死んじゃうんだよ。地球に落ちて

          好きなもので三題噺 #1(四阿シキ)

          ひまわりたち(四阿シキ)

          加奈子は圭に告白した。 幼馴染みとして15年そばにいた。そのうち片思い3年。一世一代の大告白だ。と、思っていた。 「あの、俺、そう言う風にお前のこと見たことなくて……」 「え、あ、そう……。あ、でもさ、今好きな人とかいないなら、とりあえずお試しとかでも……」 少女漫画でよくある展開だ。実際、加奈子もその少女漫画的展開を希望していた。今自分のことが好きではなくても、もしかしたら、と。 「は? お前なに言ってんの。もっと自分を大事にした方がいいんじゃないの」 ずっと一緒にいた、

          ひまわりたち(四阿シキ)

          ES供養 #4 電話ボックスから繋がるのは

          この話は有料です。ES供養のシリーズは、出版社のES用に書いたもので、最終的には結局落ちましたが、かなり考えたのもあり、悔しいので載っけます。が、誰かが読んだときにバレたら嫌なので、有料とさせていただきます。気が向いたら読んでみてください。この#4で最後です。

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          ES供養 #4 電話ボックスから繋がるのは

          ES供養 #3 タイトルなし

          この話は有料です。ES供養のシリーズは、出版社のES用に書いたもので、最終的には結局落ちましたが、かなり考えたのもあり、悔しいので載っけます。が、誰かが読んだときにバレたら嫌なので、有料とさせていただきます。気が向いたら読んでみてください。

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          ES供養 #3 タイトルなし

          ES供養 #2 キモいは褒め言葉としよう

          この話は有料です。ES供養のシリーズは、出版社のES用に書いたもので、最終的には結局落ちましたが、かなり考えたのもあり、悔しいので載っけます。が、誰かが読んだときにバレたら嫌なので、有料とさせていただきます。気が向いたら読んでみてください。

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          ES供養 #2 キモいは褒め言葉としよう

          ES供養 #1 今も、道半ば

          この話は有料です。ES供養のシリーズは、出版社のES用に書いたもので、最終的には結局落ちましたが、かなり考えたのもあり、悔しいので載っけます。が、誰かが読んだときにバレたら嫌なので、有料とさせていただきます。気が向いたら読んでみてください。

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          「神様」のゲーム(四阿シキ)

          ある日いきなり、声が聴こえるようになった。 「え、この選択肢でいいの?」 「こっちの方がいいんじゃない?」 訳がわからなかった。なんの話だ? 誰が俺の頭の中にいるんだ? 幻聴か? 頭がおかしくなったのか? 「あれ、バグかな、なんかキョロキョロしてない?」 「そういう仕様なんじゃない?」 俺の話をしているのか? バグってなんだ? 数日経っても、その声はなくならなかった。そして俺は同じようなセリフを街中で聞いた。 「え、この選択肢で合ってる?」 「こっちこっち、こっちがトゥル

          「神様」のゲーム(四阿シキ)

          主張の彼女(四阿シキ)

          女の子にはたくさんの一人称がある。 わたし、あたし、わたくし、うち、自分の名前 と思っていたら、 「男の方があるよ、俺、僕、だけじゃないもん。別に自分の名前言ったっていいし、わたしだってわたくしだって男は使えるじゃない。女はむしろ俺とか僕とか使ったら変な目で見られかねないよ」 と言われた。確かにそうだ。 女の子はお洒落の幅が広い。 スカート、パンツ、アクセサリー、お化粧、髪の長さ と思っていたら 「幅が広いから求められるんだよ。オフィスカジュアルとか何なのかよくわから

          主張の彼女(四阿シキ)

          本当にこわいのは(四阿シキ)

          「え、女子こわ」 教室から聞こえたその声に、わたしはドアを開けようとしたその手を止めた。 声から察するにうちのクラスのカップルだ。出している名前からして、グループの仲違いを話したのだろう。荷物を取らないわけにはいかないし、自分が関係する話でもなかったので意を決して教室に入る。 と、彼の方がわたしに気がついた。 「あれどうしたの」 「忘れ物しちゃって」 「部活終わったのー?」 彼女の方がわたしに話しかける。 「うん」 仲が良くも悪くもないのでたいした会話にならない。 必要なも

          本当にこわいのは(四阿シキ)

          プロフィール画像を設定しました!(クミームン)

          素人なので、あとソフトとかまだ持ってなくて、パワーポイントで作りましたので、多めに見てください。 iPadを買って絵を描きたいです。 アナログも好きですが、スキャンとか取り込みとか、面倒ですので……。でも、そのうちアナログのをあげるかもです!買うの確定してないので! 下が丸く切り取られていないアイコンです! 木と花が舞ってるってイメージで作りました。 パワポにしてはうまくいったかなっていう、自画自賛しときます。へへ クミームン

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          「誰も使わない」の価値(四阿シキ)

          彼女にはおかしな癖のようなものがあった。 あだ名をつけるのだが、そのあだ名は誰にも使われない。 彼女は最近新しくものにあだ名をつけた。 「ソシャディ」 彼女は言う。 「ソーシャルゲームがソシャゲなら、ソーシャルディスタンスはソシャディでしょ」 彼女はあだ名をつけ続ける。他の誰か多くの人がそれを使い始めると、だんだんと使わなくなる。誰も使わないことに文句を言いながら、誰かが使うのは嫌みたいだ。彼女は、作ったあだ名を自分のものとして扱いたいのだろう。 彼女が「ソシャデ

          「誰も使わない」の価値(四阿シキ)