「沈黙のWebライティング」(松尾茂起/著) 【読書 おすすめ】
こんばんは、ゆーです。
今回は松尾茂起さんが書かれた「沈黙のWebライティング」について紹介します。
という方におすすめの本です。
この記事では本書を読んで学びになったことをまとめました。
それでは、見ていきましょう。
①:検索の「意図」はなにかを考える
例えば、「栃木 温泉」というキーワードで検索する人たちの多くは、栃木にある特定の温泉の情報を探そうとしているわけではありません。
「栃木にはどんな温泉や旅館があるのか?」という情報を知りたがっているケースが多いのです。
つまり、「栃木 温泉」というキーワードの検索結果は、栃木にある温泉や旅館の情報が”網羅的にまとめられている”ページが上位表示されやすいです。
ちなみに、検索エンジンというのはGoogleのことだと考えてもらえばOKです。
では、どうすればユーザーの「意図」を満足させるコンテンツが作れるのでしょうか?
コンテンツ作りで重視すべき”3つの要素”というのがあります。
それが下記です。
1.専門性
2.網羅性
3.信頼性
この3つの要素を簡単に説明すると、「専門家で信用できる人が書いた情報のもれがない記事」が、検索エンジンで上位に上がりやすいコンテンツということです。
上記の3点を意識してコンテンツ作りをすると、SEO対策において有効です。
②:人に伝わるわかりやすい文章の書き方
本書で紹介されている、文章を読んでもらうために必要な3つの視点というものがあります。
順番に説明していきます。
①:感情表現を入れ自分ごと化による”共感”を誘発する
共感とは、相手の感情を自分ごととして感じることです。
読み手が共感した文章は、読み手にとって自分ごとになります。
共感した読者は、「この文章は自分にとって関係があるんだ。じゃあ読んだ方がいいかな」という心理になり、文章を読み進めてもらいやすくなります。
ただ、読み手に共感してもらうには、まずは自分から感情を伝えないといけません。
感情を伝えるうえで重要なのは次の2つです。
例えば、感情を表すさいに「」(カッコ)を用いたり、文末に感情を表す「!」「?」「・・・」などの感嘆符や記号、場合によっては顔文字を使うなどがあります。
そして、次は「感情の発信者」を明らかにすることです。
感情の発信者の人物像が具体的であるほど、発信者が発する感情は説得性を持ち、より深く共感されやすくなります。
②:伝えたいことが伝わるよう、見やすさやわかりやすさにこだわる
見やすくてわかりやすい文章というのは、簡単に言うと「脳に負担の少ない文章」のことです。
脳に負担の少ない文章を書くには、人間の脳がどのようなときに負担を感じるか知っておく必要があります。
この本ではダニエル・カーネマンが書いた「ファスト&スロー」という本を例に説明しています。
人間の脳には「システム1」と「システム2」というふたつの思考があるといいます。
人間の意思決定の多くは、その人の過去の知見や経験をベースにして、直感的に決定しているといいます。
また、意思決定で使う知見には、DNAレベルで人間の脳に刻まれているものがあるともいっています。
まず、人は物事を判断するとき「システム1」の思考を使って、「これはいい」「これはダメ」というように直感的に物事をふるい分けています。
このような脳の働きを考えると、文章を書くときの注意したいポイントが見えてきます。
読みづらい記事をわざわざ熱心に読んでくれる読者はまずいないので、少しでも脳に負担の少ない文章を書く必要があります。
「システム1」の思考をパスすると、次は「システム2」のチェックが待っています。
文章の内容で論理が破綻していたり、面白くないと結局読んでもらえないことになります。
まとめると、「システム1」を通過するために脳に負担の少ない文章を書き、「システム2」で論理的で理解しやすい文章を書くことが「伝えたいことが伝わる」文章だといえます。
おわりに
今回は「沈黙のWebライティング」について紹介しました。
他にも本記事では伝えきれない学びがたくさんあるので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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これからもおすすめの本をどんどん発信していくので、役に立った、
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