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【読んだ】ゲーム依存からわが子を守る本

おすすめ度 ★★★☆☆

子どもがゲーム依存かも?と心配している親御さんが、最初に読む本としておすすめ。
サラッと読める薄さで30分くらいで読めちゃう。
依存症とはどういうものか、心の逃げ場所として依存する仕組みがわかりやすく解説されている。

言葉が優しく、「こんなことしたらゲーム依存になっちゃうよ」「こんな風に接しちゃダメ!」と親の行動を否定するような言葉が少ないのも良い。
そうやって煽る商法ではなく、「正しく理解して、親子で改善してほしい」というスタンス。良い。

どうすればいいのか?というノウハウ以前に、まずは正しい理解。子どもの生きづらさに寄り添う大切さに、ページがしっかり割かれているのも著者の方針だろう。良い。
(とはいえ、わかりやすさ重視でチェックリストやノウハウも結構書かれているけど)

イラスト付きで、小学校高学年ならすんなり読めるし、責めるような書き方がないので受け入れやすいと思う。
この本を通して親子で会話するというのも、一つの手かも。

一方で、深刻なゲーム依存に悩んでいて、すでに色々手は尽くしたけど…という人には内容が浅すぎるかなと思った。
最後の方に専門家によるトレーニングについての情報も少しあるが、あくまで、依存症初心者(?)向けの入門書といえる。

我が子は、幸いゲーム依存症の傾向はない。
そうならないように気をつけてきたし、ゲーム以外に楽しみがたくさんあって依存している暇もなさそうだ。
スマホ・タブレット依存で考えると、私のほうが危ない状況にあるくらいだ(解消するために本を読み始めた)。

友人に、子どものゲーム依存を心配している人がいるので、ひとまずおすすめしてみよう。


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