自分が天才かどうか確かめてみよう〜天才の3要件
崖っぷち作家のニジマルカです。
これは本で読んだのですが、天才には3つの要件があるそうです。
知ったときは「なるほど!」と納得するとともに、自分が「天才」について勘違いしていたことにも気づきました。
今回は「天才の3つの要件」です。
天才とはなにか
最初に「天才とはなにか」考えておきましょう。
私が漠然と思っていたのは、「突拍子もないことを考えつく人」です。
常識にとらわれず、誰も考えつかないようなことを思いつきますが、日常生活やコミュニケーションは苦手で、自分の考えに没頭している変人といったイメージです。
これはおそらくマンガや映画、小説などによって作られた天才像でしょう。
そのイメージもあながち間違いではないようですが、それは天才の一側面に過ぎないとわかりました。
天才とはこういう人のことを言うのだそうです。↓
1.アイデアが出せて (発想力)
2.ロジックで詰められて(論理力)
3.プレゼンできる (表現力)
この3つの力を高いレベルで併せ持っている人が天才です。
わりと普通の要件だと思うかもしれませんが、確かに、この3つを持っていないと世界に影響を与えることはできません。
つまり、ここで言う天才とは「突拍子もないことを考えつく変人」ではなく、「実際に世界を動かせる人」のことを指しています。
天才の3要件
では、天才の3要件について見ていきましょう。
1.アイデアが出せる (発想力)
2.ロジックで詰められる(論理力)
3.プレゼンできる (表現力)
この3つを、「世界を動かすための3行程」と考えるとわかりやすいです。
【行程1.アイデア】
最初はアイデアを出す行程です。
世界を動かすには、途方もないアイデアが必要でしょう。
天才はそういったアイデアを出すことができます。
世間に流布している天才のイメージは、このアイデア段階がことさら強調されたものでしょうね。
【行程2.ロジック】
次はロジックで詰める行程です。
アイデアだけ出せても仕方がありません。
なぜなら、世界は基本的にロジックで動いているからです。
突拍子もないアイデアを出せても、ロジックで詰めることができなければ実現できません。
天才は、独自のロジックを構築したり、既存のロジックに当てはめたりして、アイデアをロジックで支えることができます。
【行程3.プレゼン】
最後は世界に表現する行程です。
アイデアを出し、ロジックで詰めても、それをわかりやすい形で表現したり、商品や作品にして具体化しなければ存在しないのと同じです。
最終的に、何らかの形で、世界に成果物を表現しなければなりません。
天才は、「この表現しかない」という効果的な方法で成果物を示し、結果として世界に大きな影響を与えるのです。
このように、世界に影響を与えるには、アイデア→ロジック→プレゼンとすべての行程を経る必要があります。
天才は3つの力を使うことによって、自分だけで、この行程を成し遂げることができるのです。
4タイプの組み合わせ
ここまでで天才の3要件はわかったと思います。
ところで、あなたはこの3要件のうち、どれを持っていますか?
残念ながら、ほとんどの人は天才ではありません。
ですから、多くの人は、3つの要件のうち1つか2つしか持っていないと思います。
3つ持っている人は、周りにはなかなかいないでしょう。
そういう才人は、自然に有名になっていたり、高い地位についていたりします。
ですから、周りに3要件すべてを持っている人がいるなら、あなた自身もわりと高い位置にいるはずです。
さて、3つの力の組み合わせで、以下のように、人を4種類にわけることができます。
1.天才タイプ
2.起業家タイプ
3.芸人タイプ
4.解説者タイプ
それぞれのタイプを見ていきましょう。
1.天才タイプ
天才は3つの力すべてを併せ持っています。
アイデア + ロジック + プレゼン
こういう人は世間が放っておかないので、自然に目立つ立場になっているものです。
たとえばでいうと、
・スティーブ・ジョブス
・北野武さん
などが上げられるでしょう。
それぞれの業界に天才タイプの人が存在しています。
私の先輩作家さんの中にも、このタイプの人がいますね。
天才タイプは、突飛な人物ではなく、淡々とヒットを飛ばす人です。
自然に結果を出してしまいます。
しかもヒットを繰り返すことができるのです。
このタイプは数が圧倒的に少ないです。
お世話になっているレーベルには、このタイプの作家さんが3,4人いると思います。
あるプロ集団の中に、マイルドな天才タイプが2〜3%、本当に突き抜けた天才は、業界全体で1%いないくらいかなという印象です。
2.起業家タイプ
起業家タイプは2つの力が突出しています。
アイデア + ロジック
アイデアを出せて、ロジックで詰められる人です。
こういう人は起業家に多いようですね。
たとえば、
・ホリエモンさん
・孫正義さん
などがこのタイプに当たるでしょう。
アイデアを思いつき、それを既存のロジックに組み込めるので、自然と、会社を起こすとか、特許を取るとか、そういう方向に進むのかもしれません。
ただ、プレゼン力(表現力)はあまりないので、誤解されがちです。
わかりやすく説明したり、人のレベルに合わせて話すことが苦手か、そもそもやりたくないのでしょう。
ですから、きつい言葉を言い過ぎて、叩かれることもあります。
3.芸人タイプ
芸人タイプは
アイデア + プレゼン
の2つの力が優れています。
パッとひらめいたことを、すぐに表現できる人です。
多くの芸人さんがここに入ると思いますが、わかりやすいのは、
・松本人志さん
でしょう。
瞬間的に力を発揮するので、瞬発力タイプとも言えます。
ただ、ロジック力は弱いので、大きな構造を組み立てることができません。
ロジックは積み上げていくものなので、粘りや持久力が必要なのですね。
瞬発力タイプが苦手とするところです。
松本さんの映画が失敗したのはこのせいかもしれませんね。
この辺りは天才タイプの北野武さんと違うところです。
芸人で言うと、バカリズムさんなんかは、スケールは小さいながらも天才タイプに入りそうな気もします。
4.解説者タイプ
解説者タイプは
ロジック + プレゼン
の2つの力を持っています。
物事の構造や本質を見抜き、それをわかりやすく説明できます。
代表的な人には、
・池上彰さん
・中田敦彦さん
などがいるでしょう。
ひろゆきさんもこのタイプに近いかもしれません。
こういう人は自然に解説役や先生役などに収まります。
ただアイデア力がないので、新しいことを思いついたりはしません。
改良や分析が得意ですから、過去志向とも言えますね。
私は完全にこのタイプです。
ですから、自然に教える立場になっていたりします。
ですが、アイデアを出すのが苦手なので、そこをどう補うかがずっと課題になりますね。
今回のまとめ
天才の3要件という話でした。
1.天才とは「世界を動かせる人」
2.天才の3要件は発想力・論理力・表現力
3.3要件すべてを高いレベルで持っている人が天才
3.2要件の組み合わせでタイプがわかれる
自分がどのタイプかわかったでしょうか?
なかには天才さんもいたかもしれませんね。
タイプを知って、自分の強みや弱みを把握しておくのはいいことだと思います。
それではまたくまー。
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