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26kgダイエットした過程と結果を共有【睡眠バグ運動なし】

2年間でゆるゆる26kgほど痩せたアラサーです。
怠け者が食や健康に少し気を使うダイアログです。
10000文字ありますので、流し読みしていってください。

前書き:痩せた背景とプロフィール

29歳/173cm/男性/骨格ナチュラル
社会人7年目(忙しめ)/ひとり暮らし10年目

こんなプロフィール。

27歳だった2019年8月、人生の最重量「82.5kg」を確認しました。着痩せするものの、顔パンパンのデブです。学生時代は57〜60kgほどでしたが、社会人2年目から順調に膨張していったのです。

  • 週6で接待してたり

  • 移動以外の運動が全くなかったり

  • 休日は疲れて引きこもってベッドに転がってたり

  • 彼女ができて浮かれていたり

  • 睡眠時間と食事が偏っていたり

太った理由を挙げればキリないですが、まとめるなら「デブで困らなくて気にしなかった」ということです。


最大膨張82.5kgを観測した翌月、破局しました。直接デブが原因ではありませんでしたが、別れた際は「自分のイケてなかったこと」を振り返ります。そして気づきました。


「あれ‥このデブ、怠慢じゃね?」


仮説:問題の本質は「怠慢」

デブは問題の本質ではなく、結果の一部だと考えました。問題の本質は「仕事で評価されて、生活に不自由がなければ問題ない」という怠慢です。

もともとご都合主義で合理的です。問題解決は得意ですが、問題が起きなければ丁寧に暮らそうなど思いませんでした。

仕事ならリスクヘッジしたり、仕組み化で工数削減や再現性を狙ったりします。おそらく「仕事で評価を得やすいための方策」だったのでしょう。

プライベートとなるとビジュアルや暮らしの「評価者」がいなかったので、自分磨きやヘルスケアはちっぽけな脳に入り込む余地がありませんでした。

仕事とプライベートの違い

同僚や顧客、彼女も「デブを治せ」と言いませんでした。自分の性格を思うと、途中こんなことがあればソッコーでデブを改善したはずです。

  • デブが理由で、仕事が取れなかった

  • デブが理由で、好きな人に告白したけどフラれた

  • デブが理由で、同僚や友人から誹謗中傷・陰口を叩かれた

不幸中の幸いというか、周囲に恵まれてぬるま湯に浸かったというか。。


勤務日は「仕事→寝る」と仕事漬け。休日は味気なく寝溜めをするか、甲斐性なく彼女とゆるく過ごす。彼女はそこに我慢があったかもしれないのに、気づかずに。

過去数年を振り返った私は「怠慢な自分はいつしか傲慢になった。その権化がデブとして鏡の前に立っている」と思ました。

そんなこんなで、少しずつ生活習慣を見直していこうと思った次第です。

※怠慢デブだから、なるべく怠慢なまま、代償に時間をかけて。


結論:飲食に少し気を配ったら、ゆっくり26kg痩せた

結論からお話しします。水をよく飲み、出前を控えて、食事の内容と時間帯に少し気を配ったら、約2年で26kg痩せました。

MAX:82.5kg(2019年8月)
MIN:56.2kg(2021年10月)
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82.5kg - 56.2kg = 26.3kg

26.3kgは小学2〜3年生の平均体重らしい

本腰を入れたのは2021年5月で、半年で10kg以上は痩せました。


現実:不摂生で太った自分が、短期間で痩せよう?【無理ゲー】

決して「頑張って痩せた」とは言えません。大学時代からロクに運動していないし、決まった時間に寝てもいない。

深夜にコンビニへ駆け込んでは暴飲暴食したし、痩せるために自分を律したとは言えない体たらくでした。


言い訳:「ダイエッター」を名乗るのは烏滸がましいスタンス

怠慢デブの言い訳を並べます。
「わかる」と思ったデブの同志は、読み進める価値があるかもしれません。

①運動がんばれません!

むりでした。ジムの会費も、運動器具も、無駄になりました。

②睡眠サイクルがバグってます!

不眠症です。1〜2日寝ないとか、2時間だけしか寝れないなどザラな生活が続いています。

③「激痩せ」は身体を壊しそうでイヤです!

甘えです。短期間で激痩せするとお腹に線が入るらしいですね。

ぶっちゃけ線が入っても気にしませんが、「身体に悪そうだよね」という正論を振りかざして頑張らない理由を作っていました。

④過度な食事制限は息苦しそうです!

怠惰です。トレーニーを目指しているわけでも、短期間で結果にコミットしたいわけでもない。またも頑張らない理由を作っていました。

⑤頑張るダイエットというより、ゆるく痩せられたらいいな(願望)

ここまでくると笑けてきます。人の夢と書いて、儚いと読みますね。願望ではなく妄想です。


仮説:意思が弱いなら、仕組み化すれば痩せるんじゃね?

上記5点から、後天的なデブはなるべくしてデブなのだと悟った次第です。

では、どうすればいいか。ひとつの仮説が生まれました。

テメーの意思が弱いなら、問答無用で仕組み化すれば痩せるんじゃね?

「怠惰なまま痩せる」という、自分を棚に上げたプロジェクトが始動します


検証:2年半の体重推移と平均値を追った【実録】

iPhoneのヘルスケアアプリで、追える限り過去の数値をまとめてみました。

マメに記録し始めたのは、今年の3月くらいからですね。

≫3ヶ年の推移グラフ(年)

毎月の体重平均値を、年単位でグラフ化してみました。こちらは2019年。

2020年は72.49kgで、少し減っています。

2021年は63.96kgで、かなり減っています。各月のデータを年で平均化した数値ですので、実数値とはまた異なります。

2021年5月からの落ち込み具合に注目していてください。後述します

≫3ヶ年の平均値(月)

上記のグラフは年平均の値しか出ていないため、各月の平均値をエクセルにまとめました。

2019年が82.5kgでMAX値。
2019年9月に失恋。そこから少しずつ生活習慣を変えていきました。


≫2週間ごとの実数値

今回の計測の肝です。平均値ではなく実数値を定点観測すべきと判断したため、毎月の【中日】と【締日】の体重を記録していきました。

そして、過去6回分の増減値の平均が「2w後の理論値」として自動算出されるよう簡単に関数を組みました。

2021年10月にMIN56.2kgへ。

上記の理論値算出シートは、マガジン内の記事で無料配布しています。

やることは「毎月2回、体重を入力するだけ」なので、興味のある方はご活用ください。


変化:習慣→意識→成果の順に変わっていく

怠惰が理由で太ったわけで、劇的に痩せるなんて期待していませんでした。ある意味、自分に見切りをつけていたのです。

しかし、負担のない行動から習慣化していくと、ある時に「痩せたいかも」と意識するようになりました。

私の場合は2021年4月の2週目です。67kg台になった時、なんだかイケる気がしてきました。習慣→意識の変化が起こった瞬間です。

2ヶ月後の2021年6月〆日。体重が65kgを割っていました。これはイケる。自己効力感が高まったことを覚えています。
この時から「空腹感=痩せている実感」と捉えるようになりました。習慣→意識→成果の変化が起こった瞬間です。

年収400万円の人が年収2000万円の目標を掲げたとしましょう。
実現は多分ムリです。500万、600万とスモールステップを踏んでいかなければ、2000万円には到達しないのだと思います。

≫仕組み化=見える化。

「お前、今から10km走ってこい」と言われて、何人が実行するでしょうか。多分100人いて1〜2名な気がします。

一方で「10km先に100万円置いてあるから、盗られない内に取ってこい」と言われたら?私なら疾走します。

ゴールのない目標は、立てる意味がありません。また見落としがちですが、走る過程で「走っていることを自分が正当化できる」ことも重要です。

そこで重要なのが、仕組み化=見える化ではないでしょうか。


≫確変は2021年5月(出前利用から見た推移)

クレカ請求額の内訳

2021年6月の「出前利用代金」が、一気に4000円台に減っています。

クレカ請求は前月の利用が請求に乗りますので、5月から出前の利用が激減したことが伺えます。

これは減量に大きく作用したものと思われます。改めて5月以降の体重推移をご覧ください。

6月からの右肩下がりが顕著です。


≫2021年10月にmin56.2kg(マイナス26kg)

  • 2019年8月:82.5kg

  • 2021年1月:71.2kg

  • 2021年5月:67.5kg

  • 2021年10月:56.2kg

MAX82.5kgから比べると、1年半で11kg。2年未満で15kg。2年ちょいで26kg痩せた様子です。ちなみに2021年の5ヶ月館で11kg痩せていますね。

2021年11月からは気の緩みでハンバーガーの出前を再開してしまい、少しリバウンド気味でした。ファーストフードがすべからく悪ではありませんが、私にとって脂と怠惰な生活は太る原因である様子です。

自炊の重要性を再認識し始めます。


≫基礎代謝は平均以下、筋肉やタンパク質は十分

後述しますが「Fitdays」というアプリと連動する体組成計では、体重以外の指標も算出してくれます。

一概に正しいとも思っていませんが、一つの目安になりますね。

私の場合、タンパク質がやたら高い。
だからタンパク質を無理に摂取する必要はないと判断。
特に筋トレをしていないが、筋肉の重さとやらも十分な様子。
同上。謎に筋率が高い。
基礎代謝は、どれだけ頑張っても1300~1400kcal台。
平均には遠く及ばない。

方策として、基礎代謝をあげることはナンセンスだと判断しました。

それより「基礎代謝を超えないカロリー量」に留めることが手っ取り早そうでした。


≫皮下脂肪10%/体脂肪率13%未満で腹筋が見える

皮下脂肪は9%台&体脂肪率12%台まで落ち込むと、自然と腹筋が見えてきます。これを細マッチョと呼ぶのはタブーですが、私はマッチョになりたいのではなく健康的な身体に戻りたいだけだったので満足でした。

ちなみに15%になると、若干下っ腹が出てきます。数値測定によって、簡単な健康診断ができるようになりました。


結果:飲食に少し気を配れば、運動も睡眠もがんばらず痩せた

結果として、運動も睡眠も頑張らずにゆるゆる26kg痩せました。

体験談とともに「痩せた体験サンプル」を共有しておきます。


見解①:体重は57kg台が丁度いい(NO筋トレ)

172cmアラサー男性の所感ですが。
「56kgは痩せすぎ、60kgはちょいデブ」という感じです。

57kg台であれば、ZARAのSサイズパンツの下にUNIQLOのヒートテックパンツを履いても余裕が出ます。

見解②:BMIは20.0を下回れば十分

「BMIってどこまで下がるんだろう?」と疑問に思いながら数値を追っていました。

どうやら18.0を下回ったら完全にガリの域なようです。

このため、19.0〜19.5あたりをキープすることが望ましいと判断しました。


食べるコツ:時間帯と食べ物の最適解を探り当てる

日々の記録から、体重と基礎代謝は比例することが分かりました。つまり、デブなら基礎代謝も多少は高い。痩せるほど基礎代謝も下がりがち。

この結果から、運動しない前提では基礎代謝を上回らない食生活が肝要だと判断しました。

朝食:煮卵1〜2個
昼食:炊き込みご飯&味噌汁 or 炒飯 or ペペロンチーノ
夕食:炊き込みご飯&味噌汁 or ヨーグルト&プロテイン

現在の食事は上記で落ち着いています。ただ、私は「基本的に同じものをずっと食い続けられる」体質です。一人での食事に興味がないためですね。

中には「毎日の食事がとても楽しみ!」という方もいるでしょう。その場合は「朝食だけ煮卵に置き換える」を実践すると良いかと思います。

炭水化物は遠慮なく食べても痩せましたが、20時以降はあまり食べないようにしました。

最強の半熟煮卵レシピの研究はこちらに。

タンパク質の1日摂取量ですが、目安はこちらの記事に。


飲むコツ:(体重kg+1)×40ml=1日に飲む水の目安

「水を毎日2ℓ飲みましょう」と聞いたことがあるかと思います。あれはザルで、公式が違います。

(体重kg+1)×40ml=1日に飲む水の量

目安はこちら。

体重が70kgの時は、71×40=2840mlがノルマでした。
現在は60kg想定で、60×40=2400mlをノルマとしています。

ぶっちゃけ、毎日3ℓ飲むと即効性が高かったです。
逸話ですが、田中みな実さんは毎日4ℓ飲んでいるらしいですね。

差し当たっては冷水より常温の方がたくさん飲めるわけですが、オススメの方法は後述します。


感想:運動は痩せ始めてからでOKでは?(意欲)

感想というか総論です。「痩せたいなら運動を頑張らなきゃ」というのは固定観念でした。

太る原因は遺伝子レベルで4つに分けられるそうなので、興味があれば病院で検査してみてください。

私の場合は脂で太るタイプなので、とかく出前を控えつつ簡単に自炊して、あとはたくさん水を飲みました。そうしたところ、緩やかに着実に痩せていきました。ノンストレスでしたので、試していない方がいたら是非やってみて欲しいですね。


論拠:5年ぶりに自炊して体感したメリット

痩せたらいいことがいくつかありました。

①痩せた(大前提)

ゆるい目標なので、前提として達成できてよかったことですね。

②お金に余裕ができた

痩せない生活=浪費が多かったことに気づきました。
無駄遣いが減ったので、余剰資金ができて他の自己投資に回せました。

③生産性が上がった(時短)

作り置きがメインですが、5年ぶりに自炊しました。
出前の待ち時間やコンビニへ行く時間などもチリツモです。

煮卵も炊き込みご飯も、一度作れば1週間ほど保ちます。
大切なのは「毎日の食糧調達時間が少ないこと」なので、結果的に自炊した方が時短になって、生産活動に充てられる時間が増えました。

④自己肯定感が上がった

些細なことですが「自炊をしている自分」は少し誇らしいものです。

ご立派な食事でなくとも、自立している感があります。

食べ終わってから洗い物などすれば「なんて自分はちゃんとした社会人なんだろう‥」と思うことでしょう。

⑤外食や中食、ドカ食いしても太りづらくなった

1年を通して「コンビニ利用代金」は減らず終いでした。
半分以上は、深夜にコンビニへ駆け込んで弁当やらポテチを貪った内訳です。

それでも、体重はするすると落ちていきました。
自炊すれば添加物が少ない食生活になりますので、腸の活動がイケイケになるのではないかと察しています。


対処:腹が減って仕方ない時はどうしたか

意思が弱い人間ですから、鉄人のように自分を律してダイエットに努められるわけではありません。

頑張る気持ちはあっても、食欲が爆発する瞬間は訪れます。そんな時はどうしていたか。

①カフェに行ってコーヒー飲む

カフェインに頼る作戦です。
私はPCを持ち込んでブログやエッセイを綴ったり、読書したり‥という名目でコーヒーチェーン店に駆け込むことが多かったです。

ただし、日中に限りますね。夜間に食欲が暴発したら下記②③になります。

②「緊急事態用」に食べるものを決めておく

  • ソイジョイ

  • チアシードinヨーグルト

  • プロテイン

  • スープ春雨

  • 煮卵

例えばこんなものを腹が減った時の「非常食」として設定しておきました。

もはや「今日は非常食の出番が来るだろう」と朝方に予期しながら生活していた気もします。

③食欲に従って遠慮なく食う

上記②の非常食ですが、味気ないです。

ぼくの理性「②で済ませろ」
デブの野性「ダメだ、脂をよこせ」

こんな問答が始まったら、大概はデブの野性が勝ちます。
こうなったら諦めてコンビニダッシュです。割り切ります。

禊として、翌朝はオートファジーなるものを使います。
※次回の食事まで16時間ほど空ける

ぼくの理性VSデブの野性の論争は、
インスタグラムのストーリーズハイライトにまとめています。

ID:nii_essay


失敗談:投資のつもりが浪費になってたダイエット【コスパ❌】

さて、ゆるく痩せた方策について体験談を綴ってまいりました。

しかし、失敗もたくさんしました。必要な投資だと思って意気揚々と買ったものたちが、失策だったことも多く。

性格や生活リズムによっては正解になり得ますが、余計な出費を抑えたい方は念の為ご一読くださいませ。


①運動ジム(¥8,500/月)

かれこれ8年ほど複数のジムへ入会していましたが、幽霊会員でした。
会費は¥8,300〜¥13,000ほどで、平均で1万円かかる時の概算は‥

10,000円×12ヶ月×8年=96万円の損失

約100万円の浪費

コロ助が猛威を振るってからは、運動時にもかかわらずマスク着用が必須に。「詰んだ」と思って退会しました。

筋トレガチ勢にならない限り、2度と入会しないでしょう。


②エアロバイク(¥47,000)

ジムのリカンベントバイクが好きでした。なぜならスマホを触りながら20分漕ぐだけで汗をかけるから。

よって、ジムを退会してこちらを買いました。

使ってみて、特段の不満はありませんでした。
「朝起きて、ちゃんと有酸素運動をしている自分カッケー!」など思っていました。

しかし気づいてしまいました。たとえ20分漕いでも、消費カロリーが大したことない。

「朝に有酸素運動すると頭のリフレッシュになる」的な通説も信じていましたが、私はもともと朝風呂派なので身体はしっかり目覚めます。

「痩せる」という観点においては効果が期待できず、それよか起床2〜3時間以内のゴールデンタイムを生産活動に充てた方が、人生は充実すると判断しました。


③筋トレグッズ(¥4,000)

腹筋ローラーとか、ゴムチューブなどですね。
筋トレしたいなら有意義ですが、前述の通り私は基礎代謝が平均を下回っています。

「運動して、基礎代謝をあげて、痩せやすく太りにくい身体を作る」というのは私にとって費用対効果が悪い施策だと判断しました。

あとデブだから自重トレで十分に負荷がかかります。そして寝る前のストレッチの方が身体も軽くなり、痩せ感も得られました。

「モノに頼っても痩せねえんだぞボケデブが」というのが教訓です。

④プロテイン(¥4,000)

「置き換えダイエット」「筋肉増強」としては効果的でしょう。

ただ、再三書いたとおり私は基礎代謝が低い上に、謎にタンパク質や筋肉量が好成績です。

「飲んでもいいけど、飲まなくてもいい」のが私にとってプロテインです。よって、必要な投資とは呼べませんでした。

ホエイのマイプロテインは年々安くなっていて、減量に成功した今ならちょっとだけ筋トレしつつ飲んでみようかな‥など思っています。


⑤ウォーターサーバー(¥16,000/月)

3年間は利用していましたが、結論クッソ無駄でした。

1日に500mlも水を飲まない生活でしたが、デイリー3ℓをノルマ化してからは頑張りました。

  1. iPhoneと連動する「Waterlogged」というアプリをインストールして

  2. マイボトルに何mlの水が入るかキャパを調べて登録して

  3. 一本飲むごとに記録してデイリーノルマの達成を目指す

そんな生活が始まりましたが、ウォーターサーバーの水を飲んでいるとあまりに費用が嵩みます。毎日3ℓ飲むとなると、毎月16,000円ほどになってしまいました。どう考えても馬鹿です。

→「浄水器」に変えたら、毎月のコストが900円未満に押さえられました(後述します)


番外:サウナ(¥12,000/月)

サウナ自体は素晴らしいコンテンツです。

もともとはサウナアンチ、温泉も大衆浴場もアンチでしたが、今ではすべての社会人がサウナに行けばいいと思っています。なんなら学生時代からサウナを知っていたかった。

しかし、「痩せる」を目的とするなら、サウナはさほど有効と言えません。

あくまで体験談ですが、サウナに1年間通い続けても基礎代謝は上がりませんでした。また睡眠の質も改善されませんでしたので、自律神経がバッチリ整ったワケでもありません。

俗にいう「ととのい」はビジネスアイディアが湧くきっかけになりましたが、痩せることを目的にサウナを利用するのはコスパが悪いと感じます。

それでもサウナに行きたくなってしまうので、サウナの魅力はすごいです。


共有:痩せる3つの自己投資【必要最低限のコスト】

できるだけ安く、心身に負荷をかけずに痩せたいのが本音です。

甘っちょろいかもしれませんが、コスパ良く着実に痩せたいワケですよね。

私は自分に合わない方法で浪費を重ねましたが「必要最低限のコストで痩せるなら‥」という視点で経験から3つピックアップします。


①体組成計(¥3,000)

体重計:体重(kg)のみ計測できる
体組成計:BMIや体脂肪率など、さまざまな項目も測定できる

体重計と体組成計の違い
  • 体重計に乗る習慣がない

  • 長らく、古い体重計を買ったまま放置している

過去の私と同じ方は、いますぐ体組成計を買ってみましょう。

体組成計に1万円も払う必要はありません。3000〜4000円で十分良いものが手に入ります。ちなみに私が買ったのはこちらですが、記事執筆の2022年1月現在は在庫切れでした。

ミーハーのコスパ厨なので、機能に加えて価格とデザインで選んだ記憶があります。マガジンに記事を入れていたはずなので、気になる方はご覧ください。

しかし、「Fitdays」というスマホアプリと連動している体組成計はラインナップが豊富です。Amazonを見たところ、新型が発売されていました。

Fitdaysを推す理由は、体組成計に乗るだけでスマホアプリにこれだけの情報が追加されるためです。iPhoneユーザーでしたら、既存アプリの「ヘルスケア」にも自動連携されます。

家庭用の体組成計なので、精値とは言えないかもしれません。
しかし、自分のコンディションが平均を上回っているのか、下回っているのか‥という目安には十分なりますよ。

データが溜まれば、ヘルスケアアプリで折れ線グラフも簡単にチェックできます。


②浄水器(¥6,200)

静岡出身なもので、東京の水道水をどうしても直飲みできませんでした。

大学時代:水を沸騰させる→冷蔵庫で冷やす
社会人なりたて:Amazonで水を大量買い
20代中盤:ウォーターサーバー

ひとり暮らし男性の水遍歴

上述の通り、普段から水を飲まない方だったので事足りていましたが、痩せるために水が効果的だと分かってからは一日2.5〜3ℓを頑張って飲み続けました。

するとウォーターサーバーだけで毎月16000円の出費が発生してしまう事態に陥り、流石に無駄じゃねーか‥と気づいて浄水器に乗り換えました。

調べたところ、どうやらウォーターサーバーより浄水器の方が水質チェックの基準が厳しいようで。そこは気にしていなかったものの、無知は怖いなと思った次第です。業界内ではクリンスイというメーカーが有名そうだったので、こちらを購入しました。

・飲水として2.5~3ℓ
・パスタや煮卵、米を研いだり角煮など料理として1〜2ℓ

毎日の用途

2021年3月29日に買いましたが、12月3日までで上限900ℓを使い切りました。つまり、約7ヶ月を6200円で消費したワケです。

  • ウォーターサーバー:¥16,000/月

  • 浄水器:¥885/月(94%削減)

私は一人暮らしですが、家族で使っても2〜3ヶ月は持つでしょう。
ちなみに交換用カートリッジは6200円で3個ついてきます。

≫単純計算
7ヶ月×3個=21ヶ月使える
6200円÷21ヶ月=¥295/月

ウォーターサーバー比較で98%削減

クリンスイの浄水器は、より安価な型落ちモデルもあります。
しかし、個人的には濾過フィルターの残量が電子表示されるモデルが衛生的にも安心だな〜と感じて、上記のモデルを買いました。

ちなみにより高価なハイエンドモデルもありましたが、性能に大差がないように感じたため、適度に安価な↑を買った次第です。

水道水(浄水)なら冷えすぎていない水をがぶ飲みできますし、ラクして痩せたい方には必須アイテムだと断言します。

浄水器の体験レビューは過去にもUPしていますので、よければ。


③圧力鍋(¥3,900)

煮卵を作るための調理器具です。

  • 煮卵が嫌い

  • 自炊は絶対にしたくない

そんな意思を持った方はスルーOKです。しかし、朝に卵を食べる効果は絶大です。文献もさまざま出ているため、興味があれば検索してみてください。

ちなみに、朝に煮卵2個食べれば、ほぼ1日に必要なタンパク質を摂取できます。
「卵は1日1個まで」と言われる時代もありましたが、医学的に無根拠であることが立証されています。むしろ1日3個食べてもOKなくらいです。

煮卵は普通の鍋でも作れます。しかし、圧力鍋を使った方が早く確実に量産できます。Amazonオススメの↓こちらは安価で丈夫でした。

私は2021年2月8日に買いました。もうすぐ1年経ちますが、鍋フタ部分のゴムパッキンは全く損傷なく使えています。

圧力鍋は50,000円の高額商品もありますが、シェフばりに料理に拘る方出なければアマゾンチョイスに選ばれた↑でOKかと思います。

パスタ麺を茹でる時も、その気になれば豚の角煮や肉じゃが、ミネストローネなども簡単に作れます。「自炊って意外とラクなんだな」と思うかもですよ。

補足:煮卵をストックする容器

3.5L容量の圧力鍋では、一度に5〜7個の煮卵が作れます。

煮卵は作り置きして冷蔵保存にて、1週間ほど保ちます。Youtubeで小料理屋のおばあちゃんが煮卵を作りながら言っていました。

「煮卵を入れるちょうどいい容器はないかな」と探したところ、色々試して最終的にこちらの商品が適当でした。

煮汁+煮卵10個がちょうどよく入ります。

煮卵を作る際の材料やタイム計測は、マガジン内の記事をご覧ください。

もちろん個人差のある話ですが、60kgを割った私としては「朝に煮卵を食べて水を2.5ℓ飲んでおけば、あとは何を飲み食いしてもOK」な感じです。


大切なことなのでもう一度言います。
あなたの性格や生活にあった選択をしてください。
太る原因を仮定して、無理ない習慣化で少しずつ自分を変えてみましょう。


あとがき:たとえ自己満足でも、自己実現は素晴らしい。

言い訳ですが、もっと自己管理を徹底していれば早く痩せたでしょう。そして、自己管理を徹底していればそもそも太らなかったでしょう。

太ったことで虐げられたことはなく、ひとえに周囲がよくできた温かい人たちだったのだと思います。ラッキーでした。

しかし、体重を元に戻したからこそ、太っていた頃の自分を顧みることができました。誰かを非難するものでなく、単純に自戒です。


  • お金が余っているからといって

  • 生産性のないお金の使い方で、自己投資にお金を回さず

  • いたずらに暴飲暴食して

  • 肥えても非難されないから、自分の愚かさにも気づけず

  • いつまでも投資と消費と浪費の違いもわからない20代中盤を過ごした結果

  • 程度の知れるみっともない男になって、大切なひとに愛想を尽かされた

これが2年半前の自分です。
「後悔、先に立たず」とはまさにこのことですね。

過去を悔いても仕方ありません。
反省はほどほどにして、冷静に顧みられるようになった自分を成長と捉えることでしか前に進めないのだと思います。

幸いにも「デブ」と言われたことはありませんでしたし、デブだからダメというわけでもないでしょう。デブ時代はデブなりに充実していましたし、デブネタで自虐すると簡単に笑いがとれてラクでした。(デブのバフと呼んでいた)


さておき、他人にとやかく言われることはどうでもいい。
問題は「自分が自分に満足しているかどうか」でしかないでしょう。

あなたが痩せたいのなら、他人からしてどうでもいい変化であってもベストを尽くしましょう。

往々にして他人はあなたの変化に気づかないものですが、あなたが自分の変化に気づいて、ほくそ笑んで街を歩けたらそれでいい。たとえ自己満足でも、自己実現とはかくも素晴らしいものでは?


陰ながら応援しております。


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普段は転職エージェントとして働いています。
社会生活や仕事に役立ちそうな情報を別のマガジンにUPしているので、よければプロフィールをご覧ください。


仁井貴志でした。ではまた〜

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