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ホテル開発が成功し、どん底からV字回復→海外進出した頃のこと(7~8期を振り返る)

こんにちは、日本ユニスト代表の今村です。
前回から3ヶ月空いてしまったのですが、連載「創業からの11年間を振り返る」の第3弾を公開します。一から新たな組織作りに取り組んだ7~8期(2017~2018年)のことをおさらいします!
第2弾はこちら↓

初めてホテル開発に挑戦、成功を収める

第2弾で紹介した通り、4~5期は社員数が激減したので、それ以降は少しずつ採用を強化するとともに、組織と事業を立て直しました。
2017年(7期)で最も印象に残っているのは、JR新今宮駅前にある「FP HOTELS Grand難波南(現・チサンスタンダード大阪新今宮)」を開発し、大手鉄道会社に売却したこと。当時はインバウンド需要が高まっていたこともあり、創業以来最高の利益を生み出すことに成功しました

新今宮でのホテル開発成功を皮切りに、京都でのホテル企画販売などにも乗り出したほか、大手が扱わないような西成のニッチな物件の仕入れを特化して行っていました。西成の土地は他に比べて圧倒的に安く、再開発により価値が上がっていく地域だと予想したのです。この目利きが当たり、マンションを立てやすい物件を購入して、香港や台湾系のお客さんを持っている仲介業者に紹介すると、飛ぶように売れていきました。

海外を飛び回り、ハワイのコンドミニアムを購入

「ホテル&西成」という2軸の戦略がハマって余裕が生まれたので、しばらく海外に放浪の旅へ出ました(旅といっても一応出張扱いです)。ロサンゼルスやニューヨーク、ヨーロッパなどで購入できそうな不動産がないか見て回るため、3ヶ月に1度は日本から飛び出していました。
8期に入社したばかりの経理担当の分部さんを連れて、アメリカ出張に行ったこともあります。ホテル最上階のスイートルームに泊まったのも良い思い出です。
海外では実際に、ハワイのワイキキにあるコンドミニアムを購入し、民泊として5年間運用しました。今年、現地のエージェントに売却したのですが、海外の不動産を保有できたのは新鮮で楽しく、良い経験となりました。

ハワイのコンドミニアム。ワイキキビーチはすぐそこ

経営の型を学ぶ

一度社員が急減して組織を崩壊させてしまった反省から、組織作りをしっかり学びたいと思い、色々な経営塾に参加するようになりました。今でも参加し続けているのが、関西の起業家団体「秀吉会」です。
それまではかかわりのある経営者といえば、同じ不動産業界の人ばかりでした。不動産は動く金額が大きいこともあって、①ゴルフや飲み会を通して人間関係を作り上げ②トップダウンで組織を動かす③ギラギラしてるーなどの特徴を持つ不動産の社長が多いです。
一方、秀吉会を通して出会った異業種の社長は、それぞれまた違ったタイプの人たちで、自分になかった考えも持っており、刺激を受けました。会社を上場させようという成長マインドの強い経営者も多く、入会当初から変わらず、今も薫陶を受けています。

初となる自社運営ホテルのプロジェクトが始動

FP HOTELSでの成功体験をもとに、もう一度ホテル開発をしようと、通天閣近くの土地を購入。インバウンド需要で沸き上がる一方、ホテル数が飽和する危険性を指摘する声も業界内にはあったのですが、私は良い方に転ぶと思い切り、購入を決めました。これが、現在当社が運営している「Willows Hotel 大阪新今宮」プロジェクトの始まりでした。
ホテル事業部を新設し、ホテル設計や運営の知見を持つ人材として、支配人の志方さんが入社したのもこの頃です。

willows hotel 大阪新今宮が建設される前の土地

次回は、現・取締役の山口さんと出会い、アナログ一辺倒だった不動産事業でDX化を始めた9期のことを振り返ります!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました✨

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