見出し画像

狩猟

私は如何なる時も“雌”の感覚を忘れたくない。


こちらから探すわけにはいかないので
見つけやすいように香りを残す。

こちらからは狩りには行けないので
狩られるように少し油断する。

こちらから誘うわけにはいかないので
誘いやすいように物欲しそうな顔をする。

私は一箇所に留まれないので
相手が見失わないように時々目印をたててあげる。

私は強がられると寂しくなるので
相手の弱くて恥ずかしい所をさらけ出してもらう。

私は追いかけられるのが苦手なので
優しく笑いながら、でもハッキリと手を振る。

私は欲しいものは必ず手にれたいので
無謀なやり方でも私のものにする。

サヨナラを言った時
『じゃあ、なんで俺に手を出したんだ』

怒鳴られたけど、だって欲しかったんだもの。


今でも欲しくてたまらないけど。
でも、いい男だからサヨナラしてあげましょう。


香りを消して
目印を外して

解放してあげましょう。

だってそれが女でしょう。


:
:
:
:
:
#男と女
#女
#男
#からだ
#LOVE
#愛
#恋
#lady
#girl
#body
#sex
#sentence
#essay
#money
#理性
#悩み
#別れ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?