いっしーさん

作家志望です!書くことが大好きです!! 書いたモノを、漫画家さんにマンガにしてもらうの…

いっしーさん

作家志望です!書くことが大好きです!! 書いたモノを、漫画家さんにマンガにしてもらうのが、わたしの夢です!!!

マガジン

  • なし

    日々思っていることや思い出を書きました。

  • くまのこうえん

    スランプ中の小説家十三マリーは、鬼編集者梅田麗子に、ある施設の潜入取材を依頼される。その施設で起こる信じられない出来事に、ショックを受けるマリーだが...

  • あなたは一生懸命にわたしのことがすき

    危険系男子が好みのシャーマン見習い天橋玲奈です!わたしの隣の住人、雲坂雅哉を救うため、命をかけた怨霊バトルが始まるんだぞ!プゥ。

  • あなたのチョコちょうだい

    6年4組、斉藤雪です。好きな食べ物は、アイスとチョコとラーメンです。でも、もっと大好きなのは、1組の、ちょいと風変わりな男の子。大木雅哉くんです!!

最近の記事

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わたしの誕生日物語

お散歩途中に、たまたま入ったうどん屋さんのおばあちゃんにいただきました。梅の実。ぬか漬けの糠に入れとくと、野菜が酸っぱくならないそうです。 腹ペコで、そのうどん屋さんに入ると、おばあちゃんが出迎えてくれました。 そのおばあちゃんは、わたしの靴をとても誉めてくれました。「お姉さん!いい靴履いてるね!服はボロでも靴が良けりゃいい!人はまず、靴を見るからね。いい靴履いてる人は、服装もちゃんとしてるよ。服はボロでも心は錦!!」 そのうどん屋さんは、懐かしい感じがしました。奥に、

    • オッペンハイマー

      ある人のコラムを夜中に読んで、いろいろ考えていたら、夜を明かしてしまった。 このブログ? にはどんな挿絵がいいのだろう? とまで考えてしまって、収拾がつかなくなってしまった。 3月末に世界に遅ればせながら公開されることになったらしい映画で、日本じゃ観れない時に、アメリカで別の映画となんかいろいろあったみたいで、盛り上がっているのを傍目で見ていて、これは、日本人の反応を伺ってるような、なんか挑戦状的なのか、オドオドなのか、そういう宣伝手法なのかな? とかいろいろ妄想してしまっ

      • プレゼント

        自分用ユーフォーキャッチャーをもらったので、 設定は世界地図にした。 昔から地図帳を眺めているのが好きだったから。 で、ある国の青いくまのぬいぐるみたちが、一人のRを踏みつぶしていて、 それはそれは、Rが苦しそうだったから、 「あれを、あのくまたちをどかして、Rを助けてあげて」 と彼氏に頼んだわけ。 頬に涙の痕が残る私の彼氏は、どんなに辛くても、彼女の言うことを聞いて、慣れた手つきでボタンを押しまくる。 くまが全部どけたら、 「Rを助けてあげて」 だけど、青いくまたちは

        • 大好きなあそび

          最近は、願っただけで、思い通りに戦いをするおもちゃがあるらしい。 マックサーくん.Jrも、ここのところ、それに夢中だ。 「たくさんたくさん戦うと、たくさんたくさんいいことがあるんだよねぇ。パパ」 マックサーくん.Jrの集めたフィギュアの戦士たち。 まるで、古代のコロッセオのようだ。 「もっとやれ! もっとやれ!」 もっと戦って、フィギュアの戦士がたくさん死ねば、また、パパが新しいフィギュアを買ってくれることを、マックサーくん.Jrは知っている。 箱庭で逃げ惑う女性たち。子

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        • なし
          19本
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          30本
        • あなたは一生懸命にわたしのことがすき
          34本
        • あなたのチョコちょうだい
          37本

        記事

          恋愛しない女

          漆野密子を愛した男は、一人だけ? いる。 「好きです。付き合ってください」 「ごめんなさい」 と、漫画なら1コマで終わってしまうような告白シーンだった。 そして、 その1コマ漫画から数年後、密子は男に遭遇。再会? する。 男は密子を見つめ、泣いていた。 そして、密子の口が少しだけ動き、右手が上がった時、男はいきなり自転車を漕ぎだした。そして、電柱に激突した。 「なんだ、あいつ、ばかじゃねぇか」 と、密子と一緒にいた密子より7歳上の男が笑った。 密子は、その7歳上の男を愛して

          恋愛しない女

          自分を見失う密子

          「いいATMじゃん! 消費者金融に借金するより安心よ」 と、友人の美海は言うけれど。 「そうだね!」 「あんた、貧乏なんだから! 家賃のリボ払いなんかやめて、じいさんのお相手すればいいじゃん。家賃分の料金前払いでさ」 美海とは、高校時代からの腐れ縁だ。 漆野密子、本音を話せるのは、この美海だけ。 美海は、いつも割り切った生き方をしている。 高校生の時も、 「同世代の女に相手にされない男の慰み者というより、ボランティアよね」 と、あっけらかんとしていた。 ボランティアとしては

          自分を見失う密子

          わらしべ長者的な派遣

          医療機器メーカーのデータ入力作業がコールセンターになり。苦情窓口対応ありになり、なしになり。労働契約書にサインした覚えはないのに、労働契約書はすでに作成されており、先方にも提出済みだそうで、派遣会社には勤務初日まで詳しい業務内容は秘匿というルールがあるそうだ。 漆野密子に強度の不信感と不安が走った。 だから、この派遣バイトの仕事を断ったのに、さっきから密子のスマホはその派遣会社からの電話で殺到している。 私も採用されない女からだいぶ人気者に出世したもんだわ。 密子はため息を

          わらしべ長者的な派遣

          絶頂のしあわせ

          電話が何回も鳴っていた。 密子、ただいま、高熱中。 とは、実は嘘の話。 「エッチしたいから会おう」 とか、 「君に会いたい」 とかでなく、 「打ち合わせ」 と、あの男は言う。 そして、行為の最期に、密子の花園に1万円札。 密子の経験からいって、4回目以降は、だいたいホテルだ。 「あの男と裸で抱き合うの?」 密子は想像した。 だいたい、立つんだろうか? バイアグラでも飲んだら心臓発作で死にそうだ。 嫌だよ。ラブホから合体状態で救急車で運ばれるのは。 とかも、密子は想像

          絶頂のしあわせ

          コシャリ

          ハッサンのコシャリのごはんには芯がある。 きっと、漆野密子が注文してからごはんを炊くのだ。 ハッサンの店のベンチに座って、道行くカップルを見ていると、 私のなにがいけなかったのか、 と思う密子だった。 高校生の時、 親に見つかった時、親は泣き崩れた。 母親は 「密子と一緒に死ぬ」 と言った。 そんなことを思い出しながら、あるはずのない財布の中の3万円を想像する密子だった。 ハッサンの店のコシャリは、密子をしあわせにする。 ハッサンが心をこめて、ゼロから作る料理だからだ

          就活困難

          漆野密子が冷ややっこを口に運ぶのを、男はじっと見ていた。 密子は、 きっと、想像してるんだろうな、 と思いながら、ししゃもも口に入れた。 その日は、行きつけのスーパーの3倍デイ! 密子は、何を買おうか、貯めたポイントを使おうか、考えていた。 男の指先が行き止まりで、ずっと上下していた。 下着が少し濡れたようだった。 早く就職して、また、旅に出たい。 行きつけの民宿に数泊して、物書きの振りをしたい。

          好きと言わない

          「採用する」 と言わない男と 「好き」 と言わない男に縁のある漆野密子。 ベビーフェイスの密子は、昔からその筋に人気だった。 年齢を問わず、いわゆるロリコン系というやつだ。 初めて一人旅で長崎に行った時、 密子は観光タクシーの中で被害に遭っている。 運転手に酒を飲まされた上、太ももの奥を触られたようだ。 まだ若い、酒慣れしてない密子は、酩酊し、その後のことは覚えていない。 同窓会でも、じじいになった同級生に、ずっと背中をキスされた。 その様子を目の前にいるじじいになった

          好きと言わない

          先住民族の話

          漆野密子は、貧乏だ。 なぜなら、ただいま就活中だから。 家賃も滞納し、退去処分になるかもしれない。 けれど、そんな厳しい現実の中でも読書は密子に心の潤いを与えた。 アメリカの先住民族は、アジアから渡来してきた人々だという。 だから、太平洋戦争で日本兵と対峙したネイティブアメリカンの兵士は、自分に命令する上官より、目の前の日本兵の方が親近感がわいたそうだ。 そんな話を読んで、わくわくする密子。 図書館は、ただで山ほど本が読める。 あの頃もそんなふうに思って、夕陽の落ちる

          性感帯

          漆野密子は、自宅のバスルームで深いため息をついた。 感じる。 ことが、ない。 こういうのをBとかQとか? そういうふうに言うのだろうか。 密子は人を好きになったことがない。 今まで一度も。 と自分では思っているようだ。 そして、プライドはものすごく高いのだ。 どのプライドなのかと言えば、 こうして手でまさぐられていても、決してセクハラに遭っているとは思いたくないという珍しい勝気の性格で。 そして、今日もまた、あの男に呼び出され、 「採用します」 とは言われずに、太もも

          援助交際

          漆野密子は、ただいま就活中。 あこがれのWEB業界への転職を目指している。 未来は明るい。 3月に仕事を辞め、4月に張り切って、リクルートスーツを購入した。 なんだかんだ、訓練や講座や就職活動まで半年以上放置。 それにやっと腕を通した。 「お茶しながら話しましょう」 とカフェに。 ちょっとがっかりな密子。 だって、せっかくリクルートスーツなのに、オフィスでやらないの? って思った。 向き合っている男は、年の頃はだいたい60代からいって70代。 密子はなんとなく、あの頃の

          詐欺師との戦い

          漆野密子は、ただいま就活中。 3月に退職し、キャリアチェンジを目指し、職業訓練にも行った。 希望の未来が待っている。 時給1800円の医療機器データ入力。 派遣バイトに応募してみた密子。 KKTTコンサルタント株式会社っていう派遣会社から連絡あり。 WEB面接をおこなうことになる。 ZOOMの動作テストもバッチリ。 この間の派遣会社の面接担当者は、上から目線の感じの悪い女だった。 今日はどんなかな? どうせ、あいつらも派遣バイトなんだろうけどさ。 かわいそうに。安い賃金

          詐欺師との戦い

          ハッサンのごはん

          漆野密子は、久しぶりに太陽を浴びた。 この3日間、ある理由で家に引きこもっていた。 だから、 「ハッサンのごはんが食べたい」 と無性に思った。 太陽と慈善活動はなぜか似ていると密子は思う。 半地下生活を送っていた密子には、太陽の光も慈善活動家の爽やかさも、とても眩しく感じたのだ。 眩しすぎて目をつむった。 ハッサンのごはんは、ゼロから手作りだ。 ファラフェルの野菜を刻む軽やかでリズミカルな包丁の音を聴きながら、商店街を行く人を見物。 密子がハッサンの店の前で座っていると、

          ハッサンのごはん