教えてない教え
『ハリー・ポッターと賢者の石』の賢者の石は、どんな金属も黄金に変え、飲めば不老不死になる「命の水」をつくりだす、というものでした。ヴォルデモートが復活のため手に入れようとしますが、ハリーのもとに石がきます。
賢者の石を使いたい者でなく、見つけたい者の手に入るようになっていたのです。
賢者の石でなくっても見つけたい、そうなりたいと強く願う人のポケットに入り込むようなやさしく力強い書です。
賢者の書 喜多川泰
自己啓発書って苦手なのだけど、これはハリー・ポッターのような冒険ファンタジーなので読みやすいです。
冒険があるから、知識や言葉だけでなく身につくというのが好み。9つの教えで好きなのは、一番はじめの「行動」
行動して、それが成功とか失敗関係ない。どんな結果であれ大事な経験。
最後の賢者の教えも好き。教えてない教えってすごい。
「感謝」と「与える」と「誕生」
アレックスは50歳を過ぎていて、サイードは14歳。14歳で難しいことをたくさん学び、50歳でも誕生しスタートすることができます。
わたしも最後の賢者になれたらいいな。
行動してつなげていければいいな。
賢者の書も賢者の石のように、使いたい人でなく見つけたい人に届きます。