ぱたぽん

絵本って? 保育士・公民館図書室司書などの活動の中で絵本に触れてきました。 絵本探求ゼ…

ぱたぽん

絵本って? 保育士・公民館図書室司書などの活動の中で絵本に触れてきました。 絵本探求ゼミ(ミッキーゼミ)を受講し、初めて絵本の定義に気付き 日本の絵本文化の恩恵を受けられる「幸せ」を感じています。 地域の子育て支援施設などでおはなし会のボランティア活動を 定期的に行っています、

最近の記事

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31冊目の絵本は 『だいくとおにろく』日本の昔話 松居直/再話、赤羽末吉/画、福音館書店 1967年(こどものとも傑作集) 5分 キーワード:鬼、橋、川、森、大工、名前あて 人形劇で子どもたちといっぱい楽しんだ絵本。 また図書室の先生(当時:読書指導員)が読み聞かせをして下さり、息子たち(今は40歳代)と一緒に聞いたことを覚えています。大工が鬼の名前を当てる場面が印象に残り 山の奥から聞こえた「はやく おにろくぁ めだまぁ もってこばぁ ええ なあー」の歌や、赤い木製の橋

    • 4期絵本探求ゼミ第3回振り返り

      翻訳家 灰島かり 1.灰島かり略歴 今回の絵本探求ゼミで灰島かりの著書に興味を持ちました。生涯を知ることで翻訳された時の背景がわかると思い調べてみました。実家が市川市にあったので、市川市立図書館の資料や『新装版絵本翻訳教室へようこそ』、伴侶の鈴木晶氏のブログも参考にしました。 新装版『絵本翻訳教室へようこそ』の著者紹介より 「1950年生まれ。2016年逝去。絵本や子どもの本の翻訳者、研究者。 国際基督教大学卒業。資生堂「花椿」編集部、広告会社のコピーライターをへて、1

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        30冊目の絵本は 『11ぴきのねこ』 馬場のぼる/作 こぐま社 1967年 6分 キーワード: 11ぴきのねこ・とらねこたいしょう・大きなさかな・馬場のぼる 出版が1967年とあり56年も前からあることに驚きました。 それだけに、この絵本の思い出も多いです。 表紙には10ぴきしかいませんね。とらねこたいしょうはどこに? 絵本を手に取って探してみてくださいね。 まずねこたちの表情がのびのびとしていて、「いいな~!」と 思い、シリーズの『11ぴきのねことあほうどり』『11ぴ

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          29冊目は 『森へ』たくさんのふしぎ 1993年12月号 (たくさんのふしぎ傑作集『森へ』 1996年 星野道夫/文・写真 福音館書店 17分 キーワード:写真絵本、南東アラスカ、原生林、トーテムポール 2023年11月20日NHK・BS4Kで再放送の 「アラスカの光と風-星野道夫×大竹英洋 時を超える旅-」を見ました。 5月に視聴した番組の再放送と思います。 入院中でした。 番組を見て人間も自然の一部であることを思い出し自分の生き方を見つめることができました。 クリン

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          28冊目は 『わたしとあそんで』 マリー・ホール・エッツ ぶん/え よだじゅんいち やく 福音館書店 1968年発行(原書は1955年) 4分30秒 キーワード:ファンタジー絵本&科学絵本、おひさま、座って待つこと 福音館書店のホームページから書影を頂きましたが 表紙の色が持っている絵本と違うので戸惑っています。 実物は表紙も見返しも、本文のフレーム内と同じクリーム色なんですが。 この絵本はよく読み聞かせした大好きな絵本です。 追いかけると逃げっていってしまう動物たち。

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          27冊目は グリム童話 『ブレーメンのおんがくたい』 ハンス・フィッシャー/え せたていじ/やく 福音館書店 1964年 11分 キーワード:グリム童話・ブレーメン・音楽隊・どろぼう・       ハンス・フィッシャー・ロバ、犬、ねこ、おんどりのタワー ずっと白い背景のページが続き、すっきりし過ぎな感じですが ロバ、犬、ねこ、おんどりそれぞれの涙が目にしっかり焼き付きます。 そして16、17ページ全体の青色と降ってきそうな星の夜のページがドラマチックに広がり息をのむ美し

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          26冊目の絵本は 『はらぺこあおむし』 エリック・カール/さく もりひさし/やく 偕成社 1976年初版 1989年改訂 3分 キーワード:あおむし・ちょうちょ・コラージュ・穴あき絵本 2年前『子どもと読書』2021年9・10月号を読んで衝撃だったことが・・・ 「子どもとよむ1冊」のページ。この絵本を6歳、4歳のお子さんと図書館のおはなし会で読んでもらった帰り道で「今日のおひさまはごきげんがよかったね」と息子さんたちの言葉。後で調べると図書館で読んでもらった絵本と自宅

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          25冊目の絵本は 『ぶたたぬききつねねこ』 著者/馬場のぼる こぐま社 1978年 3分 キーワード:しりとり、言葉あそび、クリスマス ことば遊びのえほん 子どもたちが小さいとき車旅行に欠かせなかったのは「しりとり」でした。 この絵本を何回も読み聞かせしてもらっていた三男は幼稚園時代から しりとりの輪にしっかり入っていました。 次の言葉が何か大人も一緒に考えながら読んでいた楽しい絵本。 以前読んでいた絵本は見つからず、今回購入したのは 2023年4月発行でなんと第128刷

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          4期絵本探求ゼミ第2回振り返り

          1.第2回ゼミのために選書した絵本は ピーターラビットの絵本『りすのナトキン』です。 ビクトリクス・ポター/作・絵 いしいももこ/訳 福音館書店 1973年 <選書の理由>  1回目のゼミを受講して石井桃子訳の絵本を多く読んで理解を深めたいと考えました。 木の実を集めに、リスたちが湖をいかだでわたって島に通うお話。長老のふくろうブラウンじいさまにいたずらっこのナトキンがなぞなぞを持ちかけるのですが、そのなぞなぞがマザーグースとのこと。マザーグースの部分は歌うような畳みかける

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          24冊目は バーバパパのミニえほん3 『バーバパパのジュースづくり』 アネット=チゾン タラス=テイラー/作 講談社 1977年 2分 キーワード:ジュースづくり、バーバパパ、自由自在 購入年から見ると わっー!!!母親になる前の保育園勤務の時になります。 子育ての時にもいっぱい読み聞かせした絵本です。 バーバパパの家族の特技が裏表紙を見ると分かります。 こんなジュースづくり試してみたくなりますが・・・ そういえば、なんだか子どもたちが、一生懸命果物を手でつぶして いた

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          23冊目は 『14ひきのひっこし』 さく いわむらかずお 童心社 1983年7月 5分 キーワード:自然 ねずみの家族 手作り 12冊シリーズの第1作で 発行年をみると、なんと40年前。 こんど、長男家族が引っ越しをするとのことで 本棚から取り出しました。 森の奥を目指してザックを背負い、 10人きょうだいとおとうさん、おかあさん、 おじいさん、おばあさん合わせて14ひきのお引越し。 野宿をしながら引っ越し先を探します。 やっと見つけたすてきな根っこ。 部屋、ベッド、

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          22冊目は 『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやま けん こぐま社 1972年 2分 キーワード:ホットケーキ・オノマトペ・しろくまちゃん 👆みんなが大好きな場面ですね。 おおきなホットケーキが焼けたら最高! ここを読むとニヤリとします。 親から見ると「やっちゃった~」の場面ですね。 孫がおままごとでホットケーキを焼こうとして 6個入りケースから取り出した 割れないたまごをやっぱり落としたときに「だいじょうぶ!」と言っていたのを思い出します。 こぐまちゃんえほん

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          21冊目は 大型絵本『じてんしゃにのるひとまねこざる』 H.A.レイ/文・絵 光吉夏弥/訳 岩波書店 1983年 14分 キーワード:しりたがりや・自転車・新聞紙配達・サーカス 好奇心いっぱい故に 新聞配達を手伝っては失敗。サーカスに入っても失敗。 じょーじの動きが子どもをみているようで なんとも可愛くて愉快。 最後は絵本に登場したみんながじょーじの曲乗りを見て 楽しんでくれました。 『絵本図書館』光吉夏弥/著に H.A.レイの最初の絵本『きりんのセシリーと9ひきのさる

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          20冊目は 『三びきのやぎのがらがらどん』 ノルウェーの昔話(自宅にある2004年の版は北欧民話となっていました) マーシャ・ブラウン/え せたていじ/やく 福音館書店1965年 4分 キーワード:トロル・険しい山と谷川・橋・やぎ・昔話・ノルウェー 「Sちゃん、がらがらどんみたい」と、 木の細い橋(ベンチ?)をわたりながらおしゃべりした 3歳の孫の言葉です。 この絵本は、その孫が0歳のときから父親が読み聞かせをしていました。 保育園の2歳児のクラスで劇遊びも経験。 本当

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          19冊目は 『みんなであそぶわらべうた』 近藤信子/編・遊び方指導 梶山俊夫/絵 福音館書店 1997年 この絵本の中に出てくるわらべうたは本当によく 子育て支援施設で歌って遊んだものばかり。 「ずくぼんじょ」「いもむしごろごろ」「うまはとしとし」 「あめこんこん ゆきこんこん」「さよならあんころもち」など。 絵がそれぞれ季節感のあるわらべうたの雰囲気を表現していて ずっと眺めていたい絵本です。 一つ一つのわらべうたの次ページに、こどもたちがいっぱい登場して 遊び方を教え

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          18冊目は 『ぱっくんおおかみとおばけたち』 作・絵/木村泰子 ポプラ社 新装版2013年 6分 キーワード:伝説上の日本のおばけたち・長生きカメさん・おうまがとき 家にあるのは、1983年発行の絵本です。 こわいお話が息子たちみんな大好きだったのですね。 よく読み聞かせしました。 人間たちが怖がってくれなくなったという おばけたちの悩みをぱっくんおおかみは、 長生きカメさんに相談をする。 最後のページでカメさんが「あかるい ところじゃ おばけは いきていけないからのう

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