見出し画像

100冊myえほん

18冊目は 『ぱっくんおおかみとおばけたち』
作・絵/木村泰子
ポプラ社
新装版2013年

6分
キーワード:伝説上の日本のおばけたち・長生きカメさん・おうまがとき

木村泰子 文と絵 ポプラ社 

あめの ふる くらい ゆうぐれに ぱっくんおおかみは
ふしぎな あおい ひかりを みた。

それは もりの なかの ふるい やしろに ともる
ろうそくの あおい ほのおだった。
「おかしいな、こんな あめの日に だれかが おおぜい
あつまっている・・・・・。

『ぱっくんおおかみとおばけたち』より

家にあるのは、1983年発行の絵本です。
こわいお話が息子たちみんな大好きだったのですね。
よく読み聞かせしました。

人間たちが怖がってくれなくなったという
おばけたちの悩みをぱっくんおおかみは、
長生きカメさんに相談をする。
最後のページでカメさんが「あかるい ところじゃ おばけは
いきていけないからのう・・・。」と。

叔母達が子どもだったころ(戦前)は
東京近郊のこの辺りも真っ暗闇があったし
きつねもいたそうな。
おばけたちの存在には真っ暗闇が必要なんですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?