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お酒はどのくらい飲んだらアウトで、どのくらい悪影響があるのか?

お酒はどのくらい飲んだらアウトで、どのくらい悪影響があるのか?
バース大学の研究

二日酔いが頭がボーッとすることがある
頭が働かなくなっているのは想像に難くない
しかし、どのくらいのアルコールを飲んだら、二日酔いになるのかはよく知らない
また、どのような能力の低下が起こるのかも、よく知らない
(酒飲みなら、経験則的に二日酔いになる基準を知っているかもしれないが……)

バース大学は、お酒と二日酔いに関する研究を39件、1163人を対象にメタ分析を行った
そして、どのくらいのアルコールで悪影響が出るのか、悪影響はどこまで及ぶのかを調べた

結果、血中アルコール濃度(BAC)が0.02%でアウトだった
具体的な量に直すと、ビールなら中瓶一本、日本酒なら1合、ウイスキーなら3杯、グラスで飲むなら4~5杯程度
これらの量を越えて飲酒をすると、集中力、記憶力、運動能力が低下する
集中力は、長い時間の集中ができなくなった
記憶力は、短期記憶と長期記憶の両方が落ちた
運動能力は、素早く動く能力と正確に動く能力が落ちた

さらに、これらの悪影響は体内からアルコールがなくなっても続く
およそ1日に渡って、能力が下がった状態が維持される

アルコールの分解には水分が必要になる
分解のために体内から水分が失われると、脳に必要な水分が確保できず、脱水状態になる
脳が働かなくなり、各種能力が低下する

アルコールには利尿作用があり、余計に水分がなくなる
水分が体内から排出される時、同時にミネラルも失う
ミネラルも能力を維持するのに大事な成分である

さらに、アルコールの摂取によって睡眠の質も落ちる
よく休めなければ、疲労も取れない

これらの複合的な要素が絡まるので、たとえ体内からアルコールがなくなっても、悪影響が長く続くのである

対策としては、大量に水分を飲むこと、ミネラル(塩分)を摂ることだ
一番の対策はお酒を飲まないこと、なのは言うまでもない
簡単にお酒で能力が下がりますので、お酒を飲む際はご用心ください

酒は飲んでも飲まれるな!

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参考文献
A systematic review of the next-day effects of heavy alcohol consumption on cognitive performance
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/add.14404


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