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HIITより効果の高いエクササイズ

HIITより効果の高いエクササイズ
オタワ大学の研究

HIIT、高強度インターバルトレーニング
最近ではよく聞く言葉である
短時間で激しい運動と小休憩を繰り返して、肉体を限界まで追い込むエクササイズである
体脂肪の燃焼やアンチエイジングなどの効果が期待できる
何より、短い時間が済ませられる

そんなHIITより優れているのがノルディックウォーキングである
専用のポール(ストック)を両手に持ってウォーキングするエクササイズだ
スキーのストックを持って、ウォーキングをするイメージだ
(元々、スキーヤーが一年中練習するために開発した運動)

どうやらノルディックウォーキングはHIITに比べて、心肺機能をアップさせるらしい

冠動脈患者を86人集めて、三つのグループに分けた
①ノルディックウォーキングをする
②HIITをする
③MICTをする(中強度と高強度の連続トレーニング)

期間は12週間、週に2回のエクササイズを行ってもらった

その結果、どのグループも生活の質とうつ症状の改善が見られた
しかし、心肺機能については差が出た

HIITでは、571±70から645±83に上昇
MICTでは、562±75から628±88に上昇
ノルディックウォーキングでは、586±88から695±104に上昇

それぞれ約12%、約13%、約19%のアップである

心肺機能を高めるのなら、ノルディックウォーキングが一番向いているらしい

ノルディックウォーキングは全身の筋肉の90%以上を使うエクササイズである(通常のウォーキングは40%程度)
全身の筋肉を使うため、今回のような結果になったと考えられる

また、実験終了から14週間後にフォローアップを行ったが、どのグループもエクササイズの効果は維持されていた
(ずぼらな人も安心だ)

とはいえ、今回の研究の対象者は冠動脈疾患の患者である
健康な人でも同じ結果になるかは少し疑問がある
だが、ノルディックウォーキングで全身の筋肉を使うので、運動のメリットを得られることは間違いない

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参考文献
Sustained Effects of Different Exercise Modalities on Physical and Mental Health in Patients With Coronary Artery Disease: A Randomized Clinical Trial
https://www.onlinecjc.ca/article/S0828-282X(22)00213-6/fulltext#

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