見出し画像

普段の家事でも認知症のリスクを減らせる

普段の家事でも認知症のリスクを減らせる
米国神経学会などの研究

認知症は高齢者の主な病気の一つである
世界中で約5000万人が罹患しており、毎年約1000万人が新たに診断されている
日常生活に支障をきたす、認知症だが、日常のある行動をしているだけで、大きくリスクを減らすことが可能である

UKバイオバンクに登録されている50万人以上を調べた(平均年齢56歳)
運動量、休日の過ごし方、デジタルデバイスの使用率、友達とのコミュニケーションなどのライフスタイルを平均10年以上追跡した
長い間、被験者を追跡していると、途中で認知症を発症することがある(5185人が発症)
認知症になった人とならなかった人の生活を比べて、どのような活動が認知症の対策になるのか調べた

分析の結果、一番認知症のリスクを減らせるのは、定期的な激しい運動であった
運動が体にも脳にも、メンタルにもいいのは周知の事実である
この結果は当然と言えよう
認知症のリスクは35%減っていた

次に認知症のリスクを減らす活動は、家事だった
毎日家事をしていると、認知症のリスクが21%減る
大半の人は、家事を運動と思っていないだろうが、毎日続ける家事は立派な運動である
一つ一つの活動は小さいが、積み重ねれば、運動しているのに匹敵する活動量になる
まさに、塵も積もれば山となる

他にも、友人とコミュニケーションを積極的に取っていると、認知症のリスクを少し減らせる
つまり、友人と一緒に、運動したり、家事をすることで認知症のリスクを大幅に減らせることができる

逆に、テレビを長時間見ていたり、パブに通っていると認知症のリスクが上がることが判明した
テレビを見ている間は動かないので、健康に悪い
パブに行けば、お酒も飲むことになる
運動不足とアルコールで認知症のリスクが上がるのだろう

家事のような、運動と思っていない活動でも、続けていれば健康になれる
1日5分からでもいいので、家事を続けていれば、健康になれること間違いなし
千里の道も一歩からである

#研究
#論文
#認知症
#家事
#運動
#NEAT
#友人
#コミュニケーション
#バイオバンク
#活動
#アルコール
#テレビ

参考文献
Physical and Mental Activity, Disease Susceptibility, and Risk of Dementia
https://n.neurology.org/content/99/8/e799

よろしければサポートをお願いします。 これからも良質な記事を投稿できるように頑張ります。