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握力が弱いと自殺したくなる

握力が弱いと自殺したくなる
ワシントン大学の研究

握力というのは簡単に計測できるので、様々な研究が行われている
たとえば、握力が弱いと病気になりやすい、などだ
数多くの握力に関する研究では、メンタルとの関係を調べたものもある

アメリカの国民健康栄養調査(NHANES)のデータを使用して、アメリカの成人8903人の握力と自殺願望を調べた
平均年齢47歳

握力は利き手の最大値を使用
自殺願望は、2週間以内に、死にたいと思ったか、自分を傷つけたいと思ったか、という質問をして確認した
回答には、毎日、半分、数日、ほとんどない、のいずれかを選んでもらった
そして、握力と自殺願望の関係を調べた

分析の結果、握力が弱いと自殺願望が増えることが判明した
握力が5kg増えるごとに、自殺願望が16%ずつ減っていた
特に、20歳~39歳と40歳~64歳の二つの世代で強く関係していた
(大人になってから、老人になるまでずっと関係しているということ)

ただし、女性では、確認されなかった
女性の場合、一切握力と自殺願望に関係は見つけられなかった

握力は全身の筋肉量を反映してるともされる
なので男性は筋トレをすればするほど、自殺願望がなくなるかもしれない
女性は筋肉を増やしても、あまり意味はなさそうです
運動をすることに重きを置いたほうがいいでしょう

とにもかくにも、握力というのは体の健康と精神の健康のバロメーターになる、ということです
定期的に握力をチェックして、健康かどうか確認しましょう

手をグーパーしたり、親指を他の指にタッチするだけでも、握力は鍛えられるそうです
暇な時にやりますか

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参考文献
Handgrip strength is associated with suicidal thoughts in men: Cross-sectional analyses from NHANES
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/sms.13559

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