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遥か彼方、星の生まれるところ

先日、演劇団体ウラダイコクさん主催の朗読会、「夜に、想ふ」に参加させて頂きました💫

ウラダイコクさんは自由が丘にある和風ダイニング「ほまれ」さんを借りて、何ヶ月かに1回朗読会を行っているそう。
今回は七夕の季節に「願い、祈り、夜、月、星」などをテーマに想いを馳せるという、ロマンティックな朗読会でした😌

Xでたまたま告知を見かけて、イベント初参加、初朗読。。でしたが、暖かく迎えて頂いて感謝感激✨

私は光原百合さんの短編集「星月夜の夢がたり」から、「遥か彼方、星の生まれるところ」という作品をセレクト♪

緊張して、喉に何かせりあがってくる気配があくびに変わりそうになるかならないかの手前。。みたいな感覚に陥ったけど。。届けたいテーマと届けたい人がいたから、やるしかなかった💪

人前で声を出すことは、普段声が小さすぎて聞き返されることが多い私にとっては、できれば避けたいこわいこと。。

相変わらず、どうしていつも苦手だなとか怖いなと思うことばかりやりたくなってしまうのだろう。。とも思うのですが。

自分の生命のかけらを自分以外に差し出そうとする表現の場は、やっぱりかけがえのないもの。

そこは普段解放できていなかった心を解放できるチャンス。。許しや愛に関わる場なのです。

1つ自分の心を解放し表現できれば、そのほかのことも表現しやすくなるんだなーというのは発見だったな。(朗読による表現=自分の表現をしたあとだと、会話で自分を表現することもハードルが低くなる、みたいな)

あとは、朗読と一口に言っても、みんなそれぞれの個性やスタイルがみえて。。自分なりの表現スタイルを模索したり発見できるようなところも、この朗読会の自由で楽しいところでした。
(ヴェールで顔を隠してみたり、人形を出したり、照明を落としてみたり。。前説が下手な分カリンバ鳴らしてみたり。。)

たぶん最初の一歩が1番大きいから、その一歩をちょっと踏み出すことができればいいんだよね🌼(ちょっとまちがえても大丈夫)

そうすれば、瞳の中に星はきらめく。

劇中でつかった織姫ちゃんと彦星くん。設計ミスでぎゅうぎゅう。一度は別々のケースにいれようかと思ったけど。。
ひとりだと心もとない彦星くん。
守る人がいないワ、と織姫ちゃん。
2人なら、もっと1人になれると気づく。。

自分を大事に、正しいと思うことを信じて表現していけば、織姫は彦星に、彦星は織姫に会えて、別々の魂はひとつになれるのだろうな。

時間がかかっても。きっと。

わたしがなにを思ってきたか それがいまの私をつくっている
あなたがなにを考えてきたのか それがいまのあなたそのもの

谷川俊太郎「わたしの心」

僕も彼女も祈っている。
どうかこの世のすべての寄る辺ない魂が、遥か彼方、星の生まれるところへの道を見いだせますように。

光原百合「遥か彼方、星のうまれるところ」

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