青山にび

ここは私を語る場所。

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最近の記事

皮膜は破け欲があふれ出す

あなたは何者ですかと聞かれ、私はこういう者ですと答える。 選ばれないということは否定されるということ。 それはあまりに幼い理論ではあるが、一面でもある。あなたはうちには必要ないという宣告なのだから。 また、私はこういう者ですと答える。 縋るように答え、試すように答え、胸を張って答え、それでも私は必要ないらしい。 もっと人を見る目を養うべきだろう。 しかし向こうさんが人を見る目を養うのを悠長に待っている時間も余裕もないわけで、私は私をどうにか膨らましてどんなに近眼の人事採用

    • 自分探しなど、机に向かうのが一番の近道なのに

      自分は自分の内側にしかいない。 外側の世界を端から端までいくら血眼になって探そうとも見つかりはしない。 故に、机に座って自分自身と対面しひたすらに問いを投げかけ、答えようとも答えれずともうんうん頭をひねらせることが自分を見つける一番の近道なのだ。 言ってしまえばそのような方法でしか、自分の内側の世界にいる本当の自分を見つけることはできない。 自分は外の世界になどいない。 ではなぜ自分探しなどと題して人は外へ自分を探しに行くのだろうか。 かくいう私も自分探しだか何だかと題

      • 再びの帰り道、探すのではなく生み出す己

        幾度となく通った通学路のような 初めて訪れた面接会場のような そんな岐路。また まるで今までもそこにあって、ずっと昔から世界の外で大切にしてきた。 そんな風に騙ったりもした。 全部嘘だ。 初めからなかったのだ 張りぼてだ 探すなんて、見つけるなんて 無いのだから。 あるのは空気と熱。 そして足などないのに足跡がある。 問われるならば、必要とされるのならば。 そうまでしなくてはその門を通れぬというならば 作り出そうではないか 足跡から足を。 空気と熱から魂を。 ひ

        • 俺は添い寝ASMRやシチュエーションボイスを通じて我が彼女概念の集合無意識へ接続する。コネクトがエントロピーを凌駕することで非存在者が電子信号とヒトシナプスを跳躍、媒介し五感に顕現する。それは過去超越、未来淘汰的存在であり記憶の改竄が超自然的に行われる。つまり、[存在したことになる]。

          つまり何が言いたいかというと、俺は添い寝ASMRやシチュエーションボイスを通じて我が彼女概念の集合無意識へ接続し、コネクトがエントロピーを凌駕することで非存在者が電子信号とヒトシナプスを跳躍、媒介し五感に顕現、それは過去超越、未来淘汰的存在であり記憶の改竄が超自然的に行われ、[存在したことになる]。ということだ。 高三の受験期、不安により眠れなくなった。その時に私はシチュエーションボイスもとい添い寝ASMRに出会った。頭の中が不安で支配され、どうしようもない数の罵詈雑言と懐

        皮膜は破け欲があふれ出す

        • 自分探しなど、机に向かうのが一番の近道なのに

        • 再びの帰り道、探すのではなく生み出す己

        • 俺は添い寝ASMRやシチュエーションボイスを通じて我が彼女概念の集合無意識へ接続する。コネクトがエントロピーを凌駕することで非存在者が電子信号とヒトシナプスを跳躍、媒介し五感に顕現する。それは過去超越、未来淘汰的存在であり記憶の改竄が超自然的に行われる。つまり、[存在したことになる]。

          俺は本当は旅がしたくて旅をしてるんじゃない

          本当は旅じゃなくて出会いが欲しかった。 運命的で奇跡的、ノスタルジックでエモーショナルなばったり出会いがあるんじゃないか。そんな期待に胸を膨らませて、空が薄暗い青の中俺は電車に乗って東北へ向かったんだ。コロナ禍真っただ中の三年前の大学一年のときだった。 当時は外に出られなかった鬱憤がたまっていたからとにかく外に出てみたくて、旅というモノに憧れていた。 詳しくはここでは書かないが、ともかく俺の望んだ解放感はその旅にあった。 しかし、裏の目的いや真なる行動原理の「摩訶不思議で

          俺は本当は旅がしたくて旅をしてるんじゃない

          俺は絵を描けるようになりたいんじゃない。絵を描けない自分が嫌なんだ。

          自分でも自分の本心がわからない。できないと自覚するから嫌なのか、ホンモノを知るのが嫌なのか、ほんとは別にそれも大して好きでもなんでもないのか。 どれもカッコ悪いな。 前に、大学の教授にライターのバイトでもしたらどうだと言われたが、結局やらなかった。いや、一応募集を探して何個かエントリーして、そして俺はその会社から送られてきた審査資料を見て断念したんだ。 断念した理由は何だったか、量が多くて面倒だったとか時間が掛かりすぎるのに単価が安すぎるとか、後その仕事をしばらくの間続けら

          俺は絵を描けるようになりたいんじゃない。絵を描けない自分が嫌なんだ。

          俺は稼いだ金で最寄り駅のスイーツや喫茶店を巡ったり、休みの日に少し遠くに行ったり、家に帰って絵を描いたり、隙間時間に本を読んだり、そういうことをできるようになりつつ正社員として働きたいだけなんだ。俺のやりたいことの本質は仕事にはない。

          だから、就活のやる気が出ない。 やる気が出るとかでないとかそんな問題ではない。ただ何となく、思ってもない志望動機を書くのは気が進まなくて、誇張した自分の長所を書くのもなんか気が引けて、先輩社員のインタビューとか見ると自分がこの会社でこんなにちゃんと働けるのかと自信がなくなりエントリーシートを出す気力がなくなる。 企業選びも一筋縄ではいかない。何個か条件を絞って探しても平気に1000社以上も検索にヒットする。それを一つ一つ吟味しながらエントリーできるほどの忍耐力は俺にはない。

          俺は稼いだ金で最寄り駅のスイーツや喫茶店を巡ったり、休みの日に少し遠くに行ったり、家に帰って絵を描いたり、隙間時間に本を読んだり、そういうことをできるようになりつつ正社員として働きたいだけなんだ。俺のやりたいことの本質は仕事にはない。

          俺はピロートークで明日の朝ごはんの話をしたいんだよ

          日記一回目 たまに物語などで「最後のお思い出に……」とか「せめてものお願い……」みたいな形でセックスをするときがある。 現実でも目の前のモノから目をそらすための刹那的セックスや昔の感傷に浸るための哀愁セックスがある。 俺はそういうセックスはあまり好きではない。 俺はセックスの後のピロートークでは明日の話をしたいのだ。 気持ちよくなった後は気持ちのいい気分のまま、明日の希望に胸を膨らませて寝たい。 刹那セックスや哀愁セックスは好きではないが、その後にそのセックスを最後のセ

          俺はピロートークで明日の朝ごはんの話をしたいんだよ

          四日目

          議論を見学した。 常連の客6、7人のためによくここまで本気になれるなと思った。 だがそれは、十数年後自分がサービスを受ける側になったときまで、このサービスが残っているようにという思いもあるのだろう。 ここに住む人にとって、介護をする側からされる側へ移るビジョンは明確て当たり前の価値観なのだから。 午後は主人公属性を持った夫婦に話を聞いた。 二人は世界中を旅して、外国で出会いここへ来た。 光のナチュリストだ。 彼らは世界を、地球を知っている。この狭い地域が世界のすべてで

          三日目

          なんか前にインターンで来て、そのまま三年間の方に移った人にインタビューした。 みんな正しいことを言っていた。 色々考えていてすごいですね。 私は将来を考えるとろくな方向に転ばないので、あえて解像度を落として無理やりポジティブにしているタイプなので、将来に対して語れることはないです。 ここに来たのだって、宝くじを買う感覚です。 夕食は味が濃くて食いづらかった。 移動中とか音楽を聴けないのがつらいです。 なぜなら会話をしないといけないから。 この移住した人、自分と同じ

          地域協力隊インターンシップ 二日目

          目が覚めて時計を見ると午前5時だった。手先足先に冷えた感覚はなかったがこすり合わせてみると冷たい。慣れたのかマヒしているのか判断はつかない。 家を出るのは9時ごろなのでもう一度目を閉じた。 目を閉じてしばらくは寝れなかった。 「右に曲がります、右に曲がります」 と、大音響が容赦なく意識を覚醒させる。時刻は8時。 行く支度を始めた。 担当者から遅れる連絡が来た。結局三十分ほど遅れたが、何分ほど遅れるという連絡がなかったので、ずっとスタンバっていた。 ずっと腹には違和感があっ

          地域協力隊インターンシップ 二日目

          地域協力隊インターンシップ日記 一日目

          結局、早く寝ることはできなかった。短針が5を指したあたりでさすがにと思い、布団に入ってはみるものの寝つけず、目をつむっていた。いつも通りyoutubeのシチュエーションボイスをイヤホンで聞きながら横になっていると、すぐに目覚ましがけたたましく邪魔をする。5時50分、行く準備をする時間だ。 夜食を食べたせいで腹は減っていなかった。むしろ、何か胃もたれをしているような、胃腸の動きが弱っている感覚があった。ともあれ、着替えをすまし、歯を磨き、荷物を確認して行く準備を完了させる。

          地域協力隊インターンシップ日記 一日目

          花譜と廻花 自覚する私

          これは私が「怪花」を見て直後に書いた文から始まる。ま~変なことを書いているので許してほしい。 また、まとまりがない思考のままに書いたので、文の切れ目もまとまりがない書きなぐり状態である。私はもう納得を獲たのでこれ以上手を加える気はないのであしからず。 廻花が登場した時、正直身構えた。 「花譜」としてでなく「廻花」としての歌。 それは目をつむってしまえば同じ歌に聴こえるのかもしれない。もしかすればそれだけしか違わないもので、観測者として同じように今まで通りその歌を応援していけ

          花譜と廻花 自覚する私

          過去を振り返る、人生の考察の一助 1

          大学生の章 三年生 祭り編 その①  事の始まりはフューチャーデザインプログラム(FDP 大学の施策 仮名)が終わりゼロイチ(仮名)というサークルに誘われ入ったところからだ。  一年前の学園祭で成功を収め、何かを実感した鈴木(仮名)はそのまま出店メンバーに自分で誘った数名を加えサークルを立ち上げた。それがゼロイチというサークルだ。  俺もその時に誘われた。新しいことをやるというコンセプトに「それっぽさ」を感じた俺は二つ返事で参加することを決めた。  直近の大題は学園祭。

          過去を振り返る、人生の考察の一助 1