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“伝説の家政婦”タサン志麻さんの夫にカメラを託したらD顔負けの腕前だった話


「えっ?来週放送ですか??」

1都3県に再びの緊急事態宣言が発令されて5日目の夜(2021年1月12日)、「タサン志麻おうちごはんスペシャル」は放送された。制作に着手してからわずか4日。番組史上最短記録は間違いない。プロフェッショナル仕事の流儀は、通常ロケにおよそ1か月をかける。現在制作中の某アニメ映画監督に至っては足かけ4年…。荒川Pから「緊急企画をやる」と聞かされたとき、「えっ?来週放送ですか??」と思わず口に出してしまった。「本当に間に合うのか?」と不安が頭をよぎった。

でも、そんな懸念をタサン志麻さんが吹き飛ばしてくれた。連絡を入れると、「はーい。大丈夫です!」とふたつ返事でレシピ動画の撮影を引き受けてくれた。実は他の予定が入っていたにもかかわらず、急遽キャンセルして下さったらしい…。「誰かの笑顔のために」と、いつもキッチンに立っている志麻さんでなければ、この超スピード制作は不可能だった。チンケな僕は「あぁ、これがプロフェッショナルとの差だな…」と感じずにはいられなかった。

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志麻さんは、あまりの予約の取れなさから「伝説の家政婦」の異名を取る家政婦だ。依頼主の家庭に赴き、わずか3時間で1週間分の作り置き料理を完成させる。しかも、どれも絶品。フランスの3つ星レストランでも腕を振るった技術と経験をもとに、和・洋・中、エスニックまで何でもござれ。冷蔵庫に眠っている食材が志麻さんの手にかかれば極上の一皿に生まれ変わるから驚きだ。

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そんな志麻さんが家庭で簡単にできるレシピを紹介してくれる「プロのおうちごはん」という企画が誕生したのはおよそ1年前に遡る。

開闢以来の非常事態…あの先輩が!

2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、1回目の緊急事態宣言が発出された。当時、プロフェッショナル班ではいくつかの例外を除き、全てのロケを停止した。取材相手に“密着”し、その内面にどれだけ肉迫できるか。それを生命線にしてきた番組だからこそ、“密着”なしで成立させることは難しい…。プロフェッショナルだけでなく、NHKの多くの番組がロケを一時停止し、再放送に頼らざるをえない状況になった。僕自身「無理して取材相手に迷惑をかけることは絶対に許されない。僕たちの番組は“不要不急”かもしれないし、再放送もやむなし…」と思っていた。

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2006年1月にこの番組が誕生して以来の非常事態。班が重苦しい雰囲気に包まれていたとき、声を上げた先輩たちがいた。一人は、奥さん(noteの執筆が生きがいの先輩)。もう一人は、木村さん(白シャツとデニムを着こなすスティーブ・ジョブズ気取りの先輩)。「手をこまねいているだけでいいのでしょうか?僕たちにできることは本当にないのでしょうか?」と荒川Pと末次Pを攻め立てた。

「公共放送として果たすべき務めがあるのではないのか?」

それは誰もが胸のうちに抱いていた思いだった。こんなとき役に立てなくて僕たちの存在意義はどこにあるのか…。悶々とした思いをそれぞれが口にし始めた。オンライン上で活発な議論が沸き起こった。そのとき2人の先輩が提案したのが「プロのおうちごはん」という企画だった。これまで番組に出演したプロの料理人にレシピを紹介してもらうことで、自宅で過ごすことを余儀なくされている人たちの“おうち時間”を少しでも豊かにしよう、というもの。レシピは料理人に撮影していただき、その動画をデータで送っていただく。これならロケに行くこともなく、“接触”はない。“密着”なしでも視聴者の役に立つ番組を届けることができる。先輩たちのアイデアに脱帽した。

プロフェッショナルたちが立ち上がった

やるなら早い方がいい。10日後の放送を目指すことになった。僕もこの緊急企画に参加することになった。

早速、これまで番組に登場した料理のプロフェッショナルに連絡を入れることにした。まずはその取材を担当したディレクターに一報を入れ、動画撮影にご協力いただけるか、打診してもらった。でも、放送したのは10年以上前…というプロフェッショナルも少なくない。いったいどれだけの方が引き受けて下さるのか…。

でも驚いたことに、ほとんどのプロフェッショナルがふたつ返事で引き受けてくれた。営業自粛や客足の減少。先行きが見えず、厳しい状況に追い込まれている方がほとんどだったが、「お役に立てるなら」と言って下さる姿勢には感謝しかなかった。

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担当したディレクターもほとんどがプロフェッショナル班を離れ、別番組に携わっていたが、「お家の一大事!」とばかりに即座に動いてくれた。プロフェッショナル班の“底力”を感じた。とはいえ、この「プロのおうちごはん」には高いハードルがあった。

それは、、、

誰がカメラを回すのか?

キッチンにカメラを固定しての“自撮り”を想定していたが、料理が出来上がっていく過程のアップの映像はやっぱり欲しい…。固定カメラだけではメリハリがなくなってしまうからだ。緊急企画だし、そこは目をつぶろうよ…という話なのだが、視聴者の方々に少しでも楽しんでいただける番組をお届けしたい…。自撮りして下さる料理人の方には「随時、アップの映像もお願いします」と頼み込み、家族やスタッフが撮影して下さる場合も撮影の注意点をお伝えした。

でも、僕はやっぱり不安だった。スマホでの動画撮影が一般的になったとはいえ、放送に堪えうるクオリティの映像が送られてくるだろうか…。


編集室で驚く、ロマンさんの“ディレクター魂”


だが、フタを明けてみれば、お送りいただいた素材たちは“宝の山”だった!

4Kモードでの撮影をお願いしていたため画質もいつもの番組とほぼ遜色がなかったばかりか、何より、カメラを回す方と料理人との“やりとり”が新鮮だった。身近な家族やスタッフに気を許したのか、プロフェッショナルの“素顔”が随所に映っていたのだ。調味料を入れ忘れる!といった微笑ましいハプニングも続出した。それを家族が「いいよ」とフォローする様子に、あたたかな空気が漂った。

編集するときは、こうした“空気”を極力削がないように心がけた。もちろん料理の工程が大事だが、緊急事態宣言下で息を潜めるように家でテレビを見て下さっている人たちに届けるべきはコレだと思ったからだ。あたたかな空気を、番組を通して届けたかった(個人的には、フレンチシェフ・岸田周三さんの“自撮り”もツボだった。史上最年少で3ツ星を獲得した天才料理人が見せてくれる、お茶目な“素顔”にホッコリした)。

それぞれのプロフェッショナルが個性豊かな動画を送って下さるなか、異彩を放っていたのがタサン志麻さんの映像だった。撮影者は、夫・ロマンさん(フランス出身)。

撮影中、「何やってんの?」とお子さんが入ってきたり、飼っている猫も映り込んだり、猛烈な勢いでジャガイモの皮を剥く志麻さんにロマンさんが「家ではもうちょっとゆっくり剥いても大丈夫でーす」と茶々を入れ、それに志麻さんが「うるさい(笑)」と返したり…。あたたかな空気に満ち溢れた映像だったのだ。

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志麻さんとロマンさんに当時のことを聞いたところ、「本当にこの画角でいいの?」「料理のアップってこれで大丈夫?」などと夫婦で試行錯誤しながらやって下さったらしい。意外なことに、カメラ慣れしているはずの志麻さんもかなり緊張したという。そんな雰囲気を変えたのが、前述のロマンさんの“茶々”だった。

「ちゃんと伝えなきゃ…」と硬くなりがちな志麻さんにロマンさんが“茶々”を入れることで緊張がほぐれたという。僕らもロケ中、取材相手の自然な姿を撮るために、あの手この手を用いる。カメラが回っているのに取材とは無関係の話を切り出したり…。もしかするとロマンさんは生まれついての“ディレクター気質”なのかもしれない。でも志麻さんによると「ロマンはカメラが回っていない方がうるさいです…」とのことだった。

止まらない、ロマンさんの進化

志麻さんが登場した「プロのおうちごはん第1弾」は大きな反響を呼んだ。第1弾(2020年4月放送)につづき、第3弾(2020年5月放送)、夏スイーツスペシャル(2020年8月放送)に登場いただくことになった。その映像を振り返ってみると、ロマンさんのディレクターとしての“進化”が手に取るように分かる。

例えば、第3弾でロマンさんはスマートフォンに加え、デジタルカメラを導入した。キッチンを見渡せる位置にデジタルカメラを固定し、全体が写るルーズショットを撮影したのだ。自身はスマホを操り、アップを撮るなど縦横無尽。つまりは、プロ顔負けの2カメ体制。おかげで編集が格段にしやすくなった。

ロマンさんによると、「第1弾の放送を見て、もっと色々な角度から撮った方が見る人にわかりやすいのでは?」と思ったのだという。視聴者が飽きないように、どんな手を打っていくか…。それを考え、実行に移していくロマンさんはもはやディレクター以外の何者でもなかった。恐るべし、ロマンD!

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そして2021年1月、2回目の緊急事態宣言が発出されたとき、「タサン志麻おうちごはんスペシャル」を制作することにした。これまでロマンさんが撮影してくれた志麻さんのレシピ動画に新作を加えれば、4日で作れる。もはや、ロマンDあっての企画…。

志麻さんにお願いすると2日後には動画が届いた。

今回も、ロマンさん発案のデジタルカメラが活躍した。「アイオリソースで野菜も魚も」という1品目の調理中、志麻さんが自らのニットに付いたハンガーの跡を気にして、「あんまり写さないで」とロマンさんに言う場面。ロマンさんが洗濯物を干した際、子ども用のハンガーに吊るしたため、首元に凸凹ができていたのだ。志麻さんからなじられたロマンさんが「すみませーん」と言いながら後ずさりする様子をデジタルカメラは記録していた。夫婦のコミカルな“空気感”はルーズショットでなければ捉えられない。もし、これも想定してロマンさんがデジタルカメラを据えていたのだとしたら…。さすがです、ロマンD!

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しかも、撮影テクニックも更なる進化を遂げていた。プロフェッショナル一筋の編集マン・大崎義則さん(人呼んで「大崎大明神」)が「ロマンさん、すごいな…」と呟いた声を僕は確かに聞いた。そのわけを聞いてみると、「料理の工程や完成品を美しく見せるために、より真上から撮影している」とのこと。たしかに新作動画は料理がこれまでより美味しそうに映っていた。

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同じディレクターとして驚いたシーンがある。志麻さんがレモンを押しつぶしていたとき、「なんでレモンを叩いているの?」とロマンさんが声をかけていたのだ。ロケ中、僕たちディレクターはタイミングを見計らって取材相手に声をかける。いわゆる“声かけ”だ。この声かけによって言葉を引き出し、ナレーションなしでも伝わる“シーン”を積み重ねていく。それが強靭なドキュメンタリーを作るための第一歩。生まれついての“ディレクター気質”であるロマンDは事もなくやり遂げていた。しかも、絶妙なタイミングで。ロマンさんにその驚きを伝えたところ、こんなメッセージが返ってきた。

「志麻の邪魔をしないように!(怒られるから) いつも志麻がテレビに出ているのを見ているので勉強してます!(たくさんの人に上手いねって言われました。へっへっへ)」

完全にテレビの見方がディレクターになっているが、どこまでも真剣に企画に向き合ってくれているロマンさんが本当にステキだと思った。本人もカメラマンとして撮影するのは満更でもなさそうだ…。

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「料理番組になった」と言われても…

僕たちの番組は“不要不急”なのか。その問いはいまだに僕の心に突き刺さったままだ。答えは出ていない。でも、ロマンさんたちのお陰で、プロフェッショナルは“密着”なしでも成立することを実証できた。番組をご覧下さった方々から「家族で楽しい時間を過ごせました」といった声をたくさんいただいた。僕たちには、まだまだやるべきことがある。“不要不急”と自ら決めつけるのではなく、ロマンさんのように“進化”を続けていかねばならない。そのことを、ロマンさんや動画を送って下さった料理人の方々に教えられた。

ひとつ残念だったことがある。現場で“つまみ食い”ができなかったことだ。通常のロケならば「村田さんもどうぞ」と言っていただけるのになぁ…と思いながら僕はお腹を鳴らしながら「鶏肉の赤ワイン煮」や「レモンケーキ」のレシピを編集した。

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実は「プロのおうちごはん」シリーズを放送した後、SNSで「プロフェッショナルが料理番組化した」という言葉を目にした。いつものプロフェッショナルを期待して下さっていた方からすれば“肩透かし”の印象があったかもしれない。でも、「明日を生きる活力になる」という番組のコンセプトには合致していたと僕は信じている。

ちなみに「プロのおうちごはん」は当初、2020年4月の第1弾を放送して終わる予定だった。でも、声をかけたプロフェッショナルの多くの方が企画の趣旨に賛同し、動画を送って下さったため、予想をはるかに上回る数の動画が集まった。結果的に1本の番組では紹介しきれず、第4弾まで放送することになった。ご紹介しきれなかった分はHPで…という案もあったが、それぞれ工夫を凝らして撮って下さったプロフェッショナルの想いを番組にしたかったのです。改めて、ご協力いただいたプロフェッショナルの方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!


この文章を執筆することになり、志麻さんに「プロのおうちごはん」で大切にしたことを聞いてみた。すると、こんなメッセージが返ってきた。

「最初は要領がわからず、子ども達もいるので邪魔をされて1日がかりでした。2回目からなんと柵?を購入して、邪魔されないようにして撮りました!見ている方に伝わりやすいようにポイントを伝えること(編集でカットされてる事も多いけど)、どんな環境でも作ってもらえるようにシンプルで再現しやすい、そして楽しんで作って食べてもらえるようにレシピを考えました。」

志麻さん、ポイント解説を全て入れることができず、申し訳ありません…。

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最後に「タサン志麻おうちごはんスペシャル」でご紹介した新作レシピを以下にご紹介したい。イチ押しは、お餅が苦手なロマンさんを唸らせた「チョコもち」。これまでの「プロのおうちごはん」レシピで最も材料が少なく、最も短時間で完成する絶品レシピ。是非作っていただき、志麻さんの思いに触れていただきたい。忙しい中で動画を送ってくださった志麻さん・ロマンさん、本当にありがとうございました!

皆さんに料理に込めた志麻さんの気持ちや元気が届けばうれしいです。

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【ロマンさんも大好き!3分でできる、チョコもち】

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<材料>
餅 1個
チョコレート 2~3かけ


1 レンジにクッキングシートをひき、もちをのせる。全体が柔らかくなるまで600wで約1分。

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2 チョコレートをのせ包む。チョコが溶け出さないように端をつまんで丸める。

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3 つまんだ部分を下側にし、再びレンジに入れ、600wで約10秒。

温かいうちだとチョコはとろとろです!

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【アイオリソースで、野菜も魚も!】

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<材料>
お好きなゆで野菜 好きなものを好きなだけ
 インゲン、ブロッコリー、アスパラ、オクラなど
お好きな生野菜 好きなものを好きなだけ
 サニーレタス、アボカド、キュウリ、プチトマト、セロリなど
お好きな魚介類 好きなものを好きなだけ
 エビ、塩だらなど(イカ、貝類などでもよい)
お好きな豚肉加工食品(ハム、ソーセージなど) 好きなものを好きなだけ
 ハム
ゆで卵 何個でも

<作り方>
1 生野菜は食べやすい大きさに切る

2 たっぷりのお湯を沸かし、茹で野菜を硬いものから順々に鍋に入れる。(2分~3分が目安)

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3 茹で上がったらざるにあげる。重ならないように広げるのがコツ!水分をすばやく蒸発させることで色が美しくでます。

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4 魚介類は軽く塩をまぶします(ひとつまみ程度)。沸かしたお湯に入れ、再び沸騰したら火を止める。パサつきを防ぐため、お湯の中で冷まします。

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【アイオリソース】
 卵黄 1
 オリーブ油(サラダ油でも) 100~150cc(とろみをみて調節)
 レモン 1/2個(お酢や柑橘酢でもOK)
 ニンニク 1/2粒
 塩 ふたつまみ
 胡椒 適量


1 ボウルに卵黄、塩胡椒、レモン汁、すりおろしにんにくを入れ、よく混ぜる。

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2 オリーブ油は少量ずつ入れながら混ぜるのがコツ!分離を防ぎます。

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3 乳化したら(クリーム状になったら)残りのオリーブオイルを足し、とろっとするまで混ぜる。

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ゆでた野菜や魚介を大皿に盛り付け、ソースを添えて完成。ソースをディップしながらお楽しみください!

【鶏肉の赤ワイン煮】

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<材料>
鶏手羽元 6~8本
鶏もも肉 2枚
ニンジン 細1本
玉ねぎ 小2個
マッシュルーム(ほかのキノコでもOK) 2パック
赤ワイン(安いものでOK・濃いめがよい) 1本
水 200cc
コンソメ 1個
塩胡椒 適量
小麦粉 大さじ2
サラダ油 大さじ2
(タイム、ローリエ)
はちみつ 小さじ1~大さじ1


1 鶏肉は水分をふき取り、鶏もも肉は大き目の一口大にカットする。しっかりめに塩胡椒し、両面に小麦粉をまぶしておく。

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2 野菜を切る。玉葱とにんじんは輪切り。(1.5cm厚ほど)マッシュルームは半分に。

3 フライパンにサラダ油を入れ中火で熱っする。油は少ないと鶏肉が焦げ付くので多めでOK。フライパンが十分に温まったら、鶏肉を入れる。

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4 表面に焼き色がついたらひっくり返す。両面焼き色がついたら、ボウルに取り出す。

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5 鶏肉を焼いていたフライパンに玉ねぎ、にんじん、マッシュルームを入れ、中火でタマネギがしんなりするまで炒める。

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6 フライパンに鶏肉を戻す。ボウルに残った肉汁にうまみがあるので、捨てずに水を足してフライパンにいれましょう。

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7 強火にし赤ワインを回し入れる。

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8 沸騰したらあくを取り、コンソメ、(タイム、ローリエ)を入れる。

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9 水分が蒸発するように蓋を3cmほどずらすのがコツ!弱火~中火(ポコポコ沸く程度)で45分煮込む。

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10 蓋を取り、とろみがついて味がのってくるまで煮詰める。酸味が強いようならはちみつを入れ混ぜる。

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【ジャガイモのピュレ】

 ジャガイモ(メークインがお勧め) 5~6個
 バター お好みで
 牛乳 100~200cc(好みの硬さに)


1 ジャガイモを3㎝厚の輪切りにし、たっぷりのお湯で強火で20~30分、ほろほろと崩れるまで柔らかくゆでる。

2 ざるにとり水気を切ったら、鍋に戻し火をつけ水分を飛ばす。

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3 火を止めて、バターを入れ混ぜながら潰し、溶けたら牛乳を加える。ペースト状になればできあがり。鶏肉の赤ワイン煮と一緒にお楽しみください!

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執筆者 村田潤ディレクター
2014年、NHK入局。初任の長崎局時代に「音楽監督・藤重佳久」を制作。2018年、東京異動と同時にプロフェッショナル班に加入。恐れ知らずの無鉄砲なところがあり、夏目漱石の「坊ちゃん」を彷彿とさせる。坊主頭にパジャマ風のジャージ姿で居室を徘徊する。「やれる?」と問われれば、ふたつ返事で引き受け、やり遂げるため、いつしか「J」というコードネームで呼ばれることに。東京ディズニーリゾートの裏側に初めて長期密着した「夢の国スペシャル」は2020年の最高視聴率を記録。2019年からYOSHIKIさんに長期密着中。新型コロナウイルスで一時中断しているが、再びLAに飛び立つ日を見据え、爪を研いでいる。愛犬は「ゴマ」。