NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

「プロフェッショナル 仕事の流儀」を作っています。流儀は「倒れるときは前のめり」。番組でお伝えしきれなかったことを綴ります。お付き合いいただければ幸いです。番組HPはhttps://nhk.jp/professional。利用規約はhttps://nhk.jp/rules

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

「プロフェッショナル 仕事の流儀」を作っています。流儀は「倒れるときは前のめり」。番組でお伝えしきれなかったことを綴ります。お付き合いいただければ幸いです。番組HPはhttps://nhk.jp/professional。利用規約はhttps://nhk.jp/rules

    最近の記事

    小栗旬が最終日にもらったラブレター

    #プロフェッショナル終わってません 『プロフェッショナル 16年の歴史に幕』 今年1月、こんなタイトルのネットニュースが流れ、プロフェッショナル班に激震が走った。 10人以上の友人からも「終わるの!?」と連絡が来た。寝耳に水だ。 自分も「終わるんだっけ!?」と思わず一人でつぶやいた。 いやいや、終わってません。プロフェッショナルまだまだやります。 5月3日、小栗旬スペシャル、やります。 担当は、私の3つ後輩の和田D。2020年12月から、400日におよぶ密着を行っ

      • 長寿番組と 明治維新と 就活セミナーと

        #プロフェッショナル終わってません 「プロフェッショナルって、終わったの?」 いえいえ、終わってませんので! 今年度、『プロフェッショナル 仕事の流儀』は毎週ではなく「月イチ」の放送になります。本数が少なくなる分、一本一本に今まで以上に魂を込め、特別な視聴体験にすることをお約束します。 2006年1月の放送開始から数えて、今年で17年目を迎えたプロフェッショナル。いつの間にか「長寿番組」と呼ばれるようになりました。でも実は、私たち制作スタッフは「長寿番組」と思いながら作っ

        • 「サンドウィッチマンスペシャル」“そのまま”を描くという難題に挑んだ先輩の話

          ツカミ “裏表が無い”という禁じ手 「興奮してきたな」 サンドウィッチマンの漫才の多くは、開口一番、2人があるテーマに興奮することから始まる。大の大人2人が、「宅配ピザ」や「街頭インタビュー」になぜか興奮し始める…というだけで、もう面白い。これがサンドウィッチマンの2人が、スターへの登竜門『M-1グランプリ』で優勝するために開発した最短の“ツカミ”。 漫才は、いち早く客を引き付けるこの“ツカミ”が大事だと聞いたことがある。それは我々が制作する番組も同様で、冒頭の入りがカ

          • 新人が先輩全員をごぼう抜き ~餅ばあちゃん ギャラクシー賞 受賞の裏側~

            <マケドニアに「蜂ばあちゃん」現る> 「ハニーランド」という映画を観た。ギリシャの北に位置する北マケドニアの大自然の中で暮らす、自然養蜂家に密着したドキュメンタリー映画だ。電気も水道もない谷に、寝たきりの盲目の母と暮らしながら、ミツバチを育て、ハチミツで生計を立てる女性。ヨーロッパで最後といわれる自然養蜂家に、カメラは3年間密着していた。 サンダンス国際映画祭ではグランプリを含む最多3冠。世界の賞を総ナメにし、92回アカデミー賞では、史上初、長編ドキュメンタリー部門を含む2

            サラリーマンにとって同期は良薬か?毒薬か?

            消されたテーマソング突然ですが、プロフェッショナル仕事の流儀のテーマソングをご存じだろうか? 「♪ずっと探して~た、理想の自分って~♪」と始まるあの曲だ。僕は仕事でピンチになると、この曲が頭の中で流れる。僕も番組の主人公のように、なんとかもうひと頑張りしてできないか・・・。なんとか、この状況を打開できないか・・・と思うのだが、大抵はうまくいずに撃沈する。 この曲、(Progressと言うのだが)、番組宣伝でもとても重要で、流れると「おっ!プロフェッショナル始まるね!」と視聴

            新人デビュー戦「鍼灸師」のB面は、 青春スポーツドキュメンタリーだった

            デビュー戦のシーズン到来地方局から2人の“新人”ディレクターが『プロフェッショナル』班にやってきたのは9月を過ぎた頃だった。例年7月がNHKの定期異動なのだが、昨年は全局をあげてオリンピック、パラリンピックに臨む体制が組まれていたので異動時期が後ろ倒しになった。それから数か月たった年明けは、彼らの東京第一作目がオンエアされるデビュー戦のシーズンである。 “新人”とはいうが、実際には入局5年目の若手である。NHKのディレクターの場合、入局後はじめの4~5年は全国各地の地方局に

            “伝説の家政婦”タサン志麻さんの夫にカメラを託したらD顔負けの腕前だった話

            「えっ?来週放送ですか??」1都3県に再びの緊急事態宣言が発令されて5日目の夜(2021年1月12日)、「タサン志麻おうちごはんスペシャル」は放送された。制作に着手してからわずか4日。番組史上最短記録は間違いない。プロフェッショナル仕事の流儀は、通常ロケにおよそ1か月をかける。現在制作中の某アニメ映画監督に至っては足かけ4年…。荒川Pから「緊急企画をやる」と聞かされたとき、「えっ?来週放送ですか??」と思わず口に出してしまった。「本当に間に合うのか?」と不安が頭をよぎった。

            石川佳純SPの試写で愚行に出た先輩に度肝抜かれた話

            不都合な真実 “73分拡大版スペシャル”「石川佳純73分拡大スペシャル」は、実はもともとは45分の通常回の予定だったが、急遽73分スペシャル版に格上げされた。 番組開始以来、おそらく初めてのことだ。「面白いから拡大ね」という単純な話ではない。面白さの強弱に関わらず、制作途中で放送枠が変更なんて聞いたことがない。 その経緯の全てを知って、これはまずいぞ、と思った。真実が広まれば担当ディレクターである奥先輩の株が爆上がりすることは必至。1つ下の後輩である僕(奥先輩との修羅場をジャ

            NHKのおしゃれ番長が 田中みな実にした どぎつい質問に恐怖を覚えた話

            こんなインタビュー、僕にはできません・・・。 その5回目の“試写”に僕は呼ばれた。 試写は、編集途中のVTRを、複数人で見てチェックする工程だ。 主に担当ディレクター、デスク、プロデューサーで行うが、時に制作担当ではないディレクターに声がかかることがある。 これを「フレンドリー試写」(友情試写)という。なんだか温かいネーミングがつけられているが、だいたい編集室の空気はピリついている。でも放送前の番組が見られるのはちょっとだけ嬉しい。 いったい、どんな番組に仕上がっているの

            後輩が制作した本木雅弘の密着番組に  ジェラシーを覚えたディレクターの話

            面白すぎては、困るのだ後輩が作った「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見るときは、独特の緊張感がある。 同じ制作チームとして、「プロフェッショナル」が面白いのはうれしい。友人や家族から「面白いよね」と言われるのは、とてもうれしい。 だが、後輩が制作した「プロフェッショナル」は、面白すぎては困るのだ。 今週も面白かったらいいな、でも面白すぎたら困るなという二つの思いが交錯しつつ、テレビに向かう。そしてそんなことを考えてしまう自分の器の小ささに、嫌けがさす。 ああ、こんなこと

            はじめまして。NHKプロフェッショナル班です。

            なぜ、noteを始めたのか?それは、1年ほど前のこと。 「プロフェッショナル班って、幕末の人たちみたいですよね」。 お隣のドキュメント72時間班のあるディレクターが、こんなことを言っていると知って、驚きました。 幕末の人?!うーん、、、でも、否めない…。 班の合言葉は『倒れるときは、前のめり』。働き方改革の時代に…です。 年1回、みんなでお金を出し合い、『レク』という名の社員旅行にも行きます。去年は神奈川・湯河原へ。浴衣で卓球大会をしました。その前は群馬・伊香保へ(