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#論点提起

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毎月1回、時々の時代環境を象徴するテーマについて、社会システムデザイナーとしての視点から、その背景・経緯・課題等を読み解き、論点提起します。
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記事一覧

【#論点提起】発想を転換し社会システムをリデザインできるか如何

【#論点提起】発想を転換し社会システムをリデザインできるか如何


コロナ禍のその後

コロナ禍のパンデミックが収束(日本においては、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを2023.5.8に5類に移行)してから1年余が経過した。現時点において、新型コロナ関連死者数10.6万人(2020~2023年の累計)、新型コロナワクチン接種に起因する死亡認定者数 618件(2024.6.10)となっている。新型コロナ関連経営破綻件数 累計9,774件(2024.5.31

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【#論点提起】 ゆるやかにつながる居場所づくりや如何

【#論点提起】 ゆるやかにつながる居場所づくりや如何


孤独と孤立

最近、「孤立死 / 孤独死 / 無縁死 / 独居死」の記事を目にするようになった。用語的には、「孤独」は心情的/主観的状況表現であり、他人からみて本当に「望まない孤独」であったかどうかはわからない。これに対して「孤立 / 無縁 / 独居」は外部からみえる客観的状況表現と云える。

参考:高齢者の「孤独死」6.8万人 年間推計、警察庁が初調査 時事通信 2024年05月14日  J

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【#論点提起】 増田レポート「消滅可能性都市」の問いかけや如何

【#論点提起】 増田レポート「消滅可能性都市」の問いかけや如何



第2弾の増田レポート 発表

2024年4月24日、「消滅可能性自治体」に関する第2弾のレポートが発表された。「消滅可能性自治体」数は、第1弾(2014.5.8)のときの896自治体から744自治体に改善しているが、その原因は外国人増(入国超過数増)によるものであり、日本人人口でみれば、楽観視はできないとしている。そして、「全般的に見れば、人口規模の大きい自治体は自然減対策が、また、小さい自

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【#論点提起】 過去・現在・未来や如何 

【#論点提起】 過去・現在・未来や如何 


時代を超えて

いよいよ2024年度(令和6年度)が始まった。各種組織体においては、今年度の事業計画等のスタートとなる。こうした事業計画等において、過去に学び(稽古照今)、現在の実態(現実)を見極め、未来への希望をもてる道筋を描くことが計画遂行のモチベーションとその成果を左右する。特に、昨今のように時代が大きく変容しているときには、「未来への希望」に向けたイノベーションが問われる。

(補)稽古

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