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【#論点提起】 ゆるやかにつながる居場所づくりや如何
孤独と孤立
最近、「孤立死 / 孤独死 / 無縁死 / 独居死」の記事を目にするようになった。用語的には、「孤独」は心情的/主観的状況表現であり、他人からみて本当に「望まない孤独」であったかどうかはわからない。これに対して「孤立 / 無縁 / 独居」は外部からみえる客観的状況表現と云える。
参考:高齢者の「孤独死」6.8万人 年間推計、警察庁が初調査 時事通信 2024年05月14日 JIJI.COM
参考:海外における邦人の孤独・孤立に関する実態把握のための調査 外務省 2024年6月3日
最新の内閣府の全国調査(参照:note 【#社会的孤立・孤独】我が国における社会的孤立・孤独に関する政策とデータ)によると、「孤立」の状況については、
同居していない家族や友人たちと直接会って話すことが「全くない」と答えた人の割合は9.2%、
社会活動への参加は「特に参加はしていない」と答えた人の割合が51.8%、
日常生活に不安や悩みを感じていることが「ある」にも関わらず、「支援を受けていない」と答えた人の割合は86.7%
となっている。最後の3.の支援を受けない理由として、「支援が必要ではないため」(63.7%)が最も多いが、この認識自体が孤立化の前兆なのかもしれない。「声を上げられない」「声を上げたいと思わない」という最も難しい実態把握の壁とも理解できる。
一方、孤独感は、「男女・年齢階級別にみると、男性では30歳代及び40歳代、女性では20歳代で高い」。そして、現在の孤独感に影響を与えた思う出来事の上位は、「家族との死別」、「一人暮らし」、「心身の重大なトラブル(病気・怪我等)」となっている。つまり、全世代問題である。
資料:人々のつながりに関する基礎調査 -令和3年、4年- 調査結果に関する有識者による考察 令和5年10月 孤独・孤立の実態把握に関する研究会
最近は、自然災害の激甚化等の影響もあり、避難先が広域化したり、避難先での生活が長期化する中で、生活環境激変による新たなタイプの孤独・孤立が生じ、問題となっている。
参考:能登半島地震発生から5か月 災害関連死や孤立を防ぐ対策が課題 2024年6月1日 5時46分 NHK
参考:門前の仮設で孤独死 5月中旬、持病抱え 県内で初判明、4月入居の70代女性 2024/5/28 05:00 北國新聞DIGITAL
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