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NeuralX: ロサンゼルス AI x フィットネス: UCLA留学-起業-全米展開

こんにちは。

NeuralX, Inc. 創業者兼CEOの仲田 真輝です。現在はアメリカのロサンゼルスを本社に構え、動作解析のAIを活かして、世界初のインストラクター x AIのハイブリッドフィードバックを備えた、自宅でできるインタラクティブなオンラインフィットネス事業(Presence.fit: https://presence.fit/ )を展開しております。弊社のビジョンとしては"テクノロジーを活用して人々の心身の健康と幸せを実現する"ということを掲げております。

今回は我々のチームを皆様にご紹介させていただきたかったことと、渡米から創業までのストーリーを簡単にシェアさせていただきたいと思い、初めてなのですがNoteを書かせて頂きました。

私自身は人工生命の研究者として2009年に米国にわたりまして、UCLAにてPhD課程、ポスドク課程を通して、10年間ほど人間をシミュレーションするという研究を行ってきました。人工知能というのはメデイアでよく聞くことがあると思いますが、”人工生命”というとまだ聞き慣れない言葉かと思います。

人工生命とは、生命を人工的に実現することが目的の学問で、私の研究では魚や蛇などの下等生物から始まり、最終的には人間を知能、運動、その他の機能を含めてボトムアップ的に実現するということを目的に、研究を行って参りました。つまりは人工知能は脳の部分であり、それに加えて、人間は身体があり、脳と身体のコンビネーションとなったものが生命であります。それらを含めて包括的に実現することが人工生命というようなイメージです。

私の研究では人間において外界からの情報を視界を通して脳の視覚野が分析し、その情報をもとに運動野が判断して運動信号を生成し、神経系の伝達を通して筋肉を動かし運動を実現するというような、英語で言うところの”Sensorimotor"ということの研究を行ってきました。

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私自身はもともとアカデミックで教授になりたいという思いはまったくなく、単純に世界で活躍できるよな会社を作りたいという夢を掲げて、21歳の若造の時代に米国に渡り、PhD課程を通して誰にも負けない研究技術をつけそれを基に起業をするんだという目的で、UCLAに進学を致しました そういった意味で一般のPhDに行く理由とは違うかもしれませんが、そういったこともありなんだということもお伝えできればいいかなと思い、ここに記述させていただきます。

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アメリカの大学は優秀な人も多く、できない人は無情と思えるくらいドライに落とされますし、卒業もできません。そのために、最初の1、2年目は英語での苦労も含め、本当にしんどい思いをしましたが、そこで生き残るために自分の全てを欠けたチャレンジから習得できた学びと成功体験は、今の自分を作っているものであり大きな自信となっております。その時の苦労を考えたら仕事での苦労はラクに感じられるような感じがします。

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当初の予定としては5年ほどで会社を作りたかったのですが、研究はそんなに甘いものではなく、完成するために10年の年月を要しました。2018年にようやく研究が完成し、その完成を基に特許申請を完了した段階で、ようやく晴れて起業ということに繋がりました。

米国では良い技術はユニコーンになるようなスケールをする次のビジネスをつくっていくという共通認識があると思います。特にカリフォルニアではシリコンバレーを筆頭にそうした企業が巨額の富を投資家にもたらしていたので、投資家の方々が面白い技術に対して実感している可能性はかなり大きいものとなっております。

弊社設立時に置いても、シリコンバレーにいらっしゃる普段たいへんお世話になっておりますシリアルアントレプレナーの方にご紹介を頂きまして、その関係で出会わせて頂きましたエンジェル投資家の方に、当初はプロダクトも何もない段階であったにも関わらず、技術の面白さ、ユニークさと可能性だけにかけて頂き、かなりの大金をご投資いただきました。

これも多くの新サービスを世界に打ち出し莫大な富とイノベーションを起こし続けている米国の強みであると思います。日本は良くも悪くも古き良き時代の慣習を大事にします。ただ、時代はめぐりめぐり、SNSという新たな媒体の台頭にもより、凄まじいスピードで変化が起きております。そういった意味では良いものは良い、そして、そう思ったら何が何でも成功させてやると言ったような、頭の柔軟性と絶対成功させててやるというパッションとやりきる力が大事な時代だと思います。私は日本が大好きなので、いかにそこでの生活が楽しく幸せなことかもすごくわかります。ただその事実と文化的な価値感から、近年の進化のスピードが海外から見て非常に遅いことも事実であると感じており、またハングリーさも物足りないところがあると感じており、そこについては日本の将来を考えると本当に心配になっております。

話を自分自身のストーリーに戻させていただきますが、2019年のはじめに弊社NeuralXを創業することができました。現在は米国を中心にPresence.fitというサービスを展開し、現状のコロナ禍での世界情勢もプラスして、幸運なことに事業も伸ばすことができております。

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私個人としてはまだまだ学ぶことだらけなのですが、日本出身の起業家として、これからの若者に夢を与えられるような活動や実績ができていけばいいなと思っております。画像6

弊社ではそういった夢を一緒に追いかけたいと思っていただけるようなアツい人材を常に募集しております。もし弊社や私の活動にご共感いただける方々がいらっしゃいましたら、いかなる職種でもかまいませんので、ご連絡を頂けましたら幸いです。コロナ禍の今、ロケーションは全然関係ない時代になりました。もしアメリカのロサンゼルスのメンバーと仕事をしてみたい、世界を舞台に動いていくチームで一緒にやってみたいと思ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひとも一度お話をさせて頂けましたら嬉しいです。

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これだけ変化をする時代はあとにも先にもないと思います。そういった意味では若い人たちにとってはとてもおもしろい時代であると思っております! 一緒に楽しくエキサイティングで、かつ人のためになるような活動をさせて頂けましたら、この上ない幸せです。

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ただ単にアメリカのPhDに興味がある人とか、アメリカで起業をしたい、ロサンゼルスに住んでみたいという方がいれば、そちらでも気軽に遠慮なくご連絡いただければと思っております。私の答えられることは答えさせていただきたいと思います。

人生は一度だけなので、自分が満足できる人生を楽しく幸せに健康に生きましょう!

仲田 真輝
Eメール: masaki@neuralx.ai
ウェブサイト: https://presence.fit/
個人: https://www.masakinakada.com/

NeuralXについて
NeuralXはアメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)出身の動作解析専門のAI研究者たちとLAの著名フィットネスインストラクターたちによって2019年2月に設立された。現在は米国を中心にサービスを展開している。

NeuralXが提供するPresence.fit
Presence.fitは在宅にて受講できるフィットネスプラットフォーム。参加者のモチベーションを上げ、より楽しく効果的なクラスを提供するために、ビデオチャットを通じてインストラクターにリアルタイムでコーチングを提供させ、また同時にクラス形式でサービスを提供することで、一緒に頑張っているメンバーが居ることによる刺激、また一人あたりの負担額の軽減につなげている。

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一方で、複数人参加型のクラスでは、インストラクターの目が届きにくいというデメリットがある。NeuralXは人の運動解析に特化したAIを開発し、動画からリアルタイムでのフォーム分析、運動回数カウントや燃焼エネルギーの計算を可能にし、複数人参加型のクラスでの個別化されたフィットネス体験を可能にしている。また個々人の運動履歴のデータ化により成長の軌跡を可視化することで、より高いモチベーションへとつなげることができる。

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