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ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない?!~

※ネタバレを防ぎたい方は目次より目的の項目へ飛んでください

概要(ネタバレなし)

ニック・ラシェイと妻のヴァネッサが進行役を務める恋愛実験。互いの顔を知らずに恋に落ち婚約までしたカップルは、初対面を果たした後も変わらぬ愛を貫けるのか。(Netflix HPより)

魅力的な独身の男女が"ポッド"の中で声だけを頼りに恋愛観や人種・宗教問題などセンシティブな内容について赤裸々に語り合い、魂の結びつきだけを頼りに婚約。肉体的な相性や周りの人々の反応など何かと障害の多い現実世界でもはたして二人の愛は継続できるのか...!?

といった恋愛リアリティショーです。



感想(ネタバレあり)


沢山のカップルが誕生しましたが、私が関心を持ったのはダイヤモンドカールトンのカップルです。一番最初に破局したので視聴者の中でも感心は薄そうですが。
相性が良さそうと思ったのも束の間、バケーションの1日目でカールトンのカミングアウトで大喧嘩に発展しました。
カミングアウトの内容はカールトンがバイセクシャルであるということ。

ダイヤモンドは受け入れることができず時間が欲しいと彼に告げます、カールトンは勇気を出して打ち明けたのに、冷たくなった彼女に不信感を抱くようになり結局大喧嘩をして二人はそれぞれリゾートを去ります。

うーーーん どっちの気持ちも分かるーー!!

ダイヤモンドとしては大事なことは婚約を決める前に、ポッドの中で打ち明けて欲しかった。バイセクシャルに偏見がありそうな雰囲気を感じましたがそれ以上に隠し事をされたのが許せなかったのでしょう。

一方、カールトンはインタビューで外見に自信があることを示唆するような発言が目立ちましたし「過去に付き合ってきたのはスーパーモデルや女優だった」と口にしていました。そこから見ても相当プライドと理想が高い。モテる彼だからこそ奔放であった過去も含めて愛して欲しかったのだと思います。

偏見を生む可能性があるパーソナルでセンシティブな部分って曝け出すのが凄く怖いんです。特に長く交際を続けたいと思っている相手に打ち明けて、拒絶されるのが怖い。カールトンの場合性的マイノリティでしたが、病気・家族問題・整形・借金なども同様だと思います。私もこのような問題を抱える一人なのですぐ打ち明けられなかったカールトンの気持ちが凄くわかります。

そしてダイヤモンドに拒絶されたあと「僕の周りの女性達はバイセクシャルに偏見ない!」「君より親しくない女性でも気にしなかったのに!」としきりに訴えていましたね。これは完全に自己防衛本能です。
彼女に言っているのではなくこれ以上自分が傷付かなくて済むようにカールトン本人に言い聞かせているのだと思いました。

打ち明けるタイミングと打ち明けるべき人を見極めるって本当に難しい!

二人の気持ちが分かりますがただ一言、
お互いに差別用語や容姿の罵倒をし過ぎ!!笑

まとめ(ネタバレなし)

全カップルについて考察していたら書き終えられないので今回はダイヤモンドとカールトンに着目しましたが他のカップルの関係も見ていて飽きませんでした。
様々なタイプの男女の恋愛を覗くのは勉強になります。自分に似たタイプの人や過去に付き合っていた人に似たタイプの異性が見つかると思います。
私は神経質で心配性なところがジェシカ、ロマンチストで愛情深く感情的なところがジャンニーナに似ているので彼女達の気持ちに共感が持てました。前に付き合っていた彼は容姿端麗で自己愛の強いカールトンタイプでした。

みなさんは誰に自分を重ねましたか?

日本の恋愛リアリティショーをあまり見ないのでわかりませんが割と突っ込んだ内容ですしネガティブな結果も見せてくれるので脚本があってキュンキュンしたい!方より恋愛について生々しく考えたい方におすすめかな。


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