人との繋がり

子供の頃は人見知りをあまりしない性格で、学校でもたくさんの友だちを作った。よくクラスの中心で人を笑わせる、楽しくさせるためにおバカなキャラを進んでやっていたりした。

でも時が経って成長していくにつれ、人の裏の部分（陰口やいじめ）の実態を目の当たりにした。

人間関係の闇の部分をたくさん見て、次第に人と関わるのが怖くなっていき、友達ともあまり連絡を取らず、だんだんと孤独になっていた。

1人になったことで人間関係の悩みから解放され、正直生きるのが凄く楽だなと思った。

多くの自己啓発本にも「1人のときこそ実力を発揮できる」「友達に時間を取られるより、自分の時間を大切にしなさい」などなど、孤独こそ何よりの自己成長に繋がると書かれていた。

でも長い間孤独を過ごしてきて、やっぱり心のどこかで「寂しい」という感情が急激に襲ってくるときがあった。

「人間関係には悩みたくないけど、人との関りがないと寂しい・・・」

すごく欲深い思考回路かもしれない。

何かのマンガで、「恋愛をする権利のある奴は自分が傷つく覚悟がある奴だけだ！」って主人公の男を怒るシーンがあったけど（うろ覚え）、今の自分にグサっと突き刺さる言葉だった。

自分の心が傷つくのを恐れていては、ずっと前に進めないままだ。

傷ついても負けない、立ち直って強く生きることが大事なことなんだ。

昔仲良かった人と大喧嘩して、縁を切ってしまったことがあるけど、一度衝突したら終わりっていうのは悲しい。

大人になると人間関係が複雑になって、喧嘩してしまうと仲直りできないケースが多いけど、子供は悪いことしたり喧嘩したら、大きな声で

「ごめんね！！！」

「いいよ！！！」

ですぐに仲直りすることができる。

結局はシンプルな思考回路が一番いいのかもしれない。

まだまだ時間はかかるかもしれないけど、ちょっとずつ色々な人との関りをもっと増やしていけたらいいなと強く思った。