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【読書記録・エッセイ】めんどくさがり屋、リラックスする。

こんにちは。長尾早苗です。

今週は自分のケアについて、家族のケアについて、しろうとがしろうとのためにできるケアやセラピーについて勉強しつつ、自分について理解することが深まった週でした。

とりあえずぬるめのお湯で半身浴と休憩浴をしつつ、動画を見たりしていました。

生活綴方さんにも伺えてよかったな。

今週の読書記録です!

*今週の読書

【テレビシリーズ】初恋の悪魔 第2話

日常にエンタメやミステリーを持ち込むのは、自分が今おかれている状況がたいへん平和だと確認するためなのかもしれません。
鈴之介にも馬淵悠日にも事情や理由があって、退屈でしんどい現実をだましだましなんとか生きている。その必死さが伝わってきてすごくよかった。
どんなに受け入れがたくても、自分で自分のことを尊重してあげる。自分の気持ちに気づいてあげる。すごく重要なことだと思います。
泣きたいときに泣く。落ち込みたいときに誰かに話す。弱っている気持ちの時に、星砂がいて本当によかったと思います。

【テレビシリーズ】アンナチュラル 第2話

なんでだろう、すごくお腹がすきますね……
絶望している暇があったらおいしいもの食べて寝るかな。本当にそう。
人間は意外としぶとくできてる。そう簡単に死ねない。本当に怖いのは生きている人間で、原因究明のための調査の方が大変な仕事。
ミコトのいう「おいしいもの」のために、日々の暮らしは仕事と共にまわっていく。
すごく最近アジフライと天丼、焼き肉が食べたかったことを思い出したりしました。あースーパーに買いに行きたいと思うのは平和なんでしょうね。

【テレビシリーズ】光る君へ 第35週 中宮の涙

この時代の教養は歌を詠むことだったのですね。
表現も和歌を詠むことも、冠婚葬祭も仕事もすべて文学にあった時代。危機を和歌を詠んだりすることで乗り切ってきた平安時代の男性も女性も、このドラマの中で躍動し続けています。
作家として源氏物語を書くということは、自分の恨みつらみもつらさも小説に託して書くことだと思います。
中宮が幸せになるといいなと思う。自分を持たなかった中宮が初めて自分から意見をいうこと、泣くことも成長なのだなと思いました。

【Podcast】文学ラジオ空飛び猫たち 第168回新しいチェコスロヴァキアに乾杯!「剃髪式」ボフミル・フラバル著

ビールが飲みたくなる小説。
天真爛漫な母の話がとても面白いなと思いました。天然な女性と豪快な男性っていいコンビだなと思います。家族の中にいると気持ちがよいよねとも思います。
へとへとに疲れ果てた時、ビールを飲みたくなる時ってどうしても、あるよね。

【Podcast】真夜中の読書会~おしゃべりな図書室~『ラストマイル』の示すものと配信時代の総スピンアウト化と"関係性萌え"

エンタメのスピンオフ作品、めっちゃ面白そうだし考えさせられますね。わたしも本編が始まる前に予告編でスピンオフ作品が出てくるとワクワクします。ライオンキングのムファサも気になる。ラストマイルはまだみてません!すごく評判がよいので気になってはいます。アンナチュラルを見出したので、MIU404のようなバディ解決ものはハマって仕方がないのです。満島ひかりさんのお仕事、楽しみだな。

【Podcast】好書好日〜本好きの昼休み〜【ゲスト】尾崎世界観さん『転の声』を語る 2度目の芥川賞候補作。音楽業界・転売をテーマに書いた理由は?(本好きの昼休み#94)

今回の芥川賞の候補のみなさんはとても文学や社会との関わり方に真面目な人が多かったなと思います。

音声インタビューで尾崎世界観さんの話を今回改めて聞きましたが、候補作品になることも、音楽と文学という表現媒体があることも、尾崎さんなりに理由があって初めて成立する表現の形なんだなと思いました。

【書籍】東畑開人『雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら』角川書店

ケアされたりセラピーされる側だったわたしは、通り雨が降り続いている状態だったんだ。家族が風邪をひいたり、風邪が長引いたり、あるいは別の家族が怪我をしたり、そういったことが重なりました。四十九日と秋ってこわい。
わたし自身はこれまで、ケアをされセラピーをされる側でした。それは自分の中で大雨が降り続いて、自分の依存を受け取ってもらったり、こころをやり取りしていたにすぎないことで、わたし本人の意思として「休む」ことを選択しなかったからなんだ。わたしが変わるためには、わたしがわたしのことをわかることが必要でした。一万歩連日で歩いたらどこか一日は休むし、家族にケアがいきなり必要になったら心細くなる。
そんな時に、お守りになってくれたのがこの本と、書店さんでした。
行こう行こうと思っていた妙蓮寺の生活綴方さんで佐藤yuupopicさんと会って、ツキイチで話をすること。わたし自身はこれが今一番元気になれる方法だったのかもしれません。yuupopicさんと話をすれば。わたし自身もそう思われているかもしれないのですが、詩人界隈でそういう人っています。頼もしいです。
彼女彼らもなんらかの悩みを抱えているのだけど、会っておしゃべりをすれば気持ちは楽になる。わたしにとって本を読んだり売ったりすることってそういうことかも。
yuupopicさんに会った時は泣きそうだった心も、この本を読んでいくにつれてああ、雨だっただけなんだと落ち着きを取り戻しました。

*近況のようなもの

生活綴方さんに行って月イチ店番の佐藤yuupopicさんとおしゃべりをしてきました!

二週間にいっぺんは定期的に詩人に会う日を作っています。

同じモノづくりをする身として、話したいことがたくさんある。そしてそういう友人たちと会う日は、わたしにとって未来の約束をすることで、何物にもいやせない孤独を感じない日でもあります。

詩人ってそういうところがある人たちが多いところが魅力だよね。

妙蓮寺は菊名から東横線でのんびり一駅。いい町だなあと歩きつつ、yuupopicさんと励まし合いつつな時間でした。

またポエケットで会おうね!
と別れたのがすがすがしく、心地よかったな。舞台やイベントが詩人に必要なのはこういう時かもしれない。

この記事を更新した次の日はポエケット2024です。お時間が合えばお近くの方はいらしてくださいね。

祖母の四十九日も終わろうとしています。
にこわ新小岩でお待ちしています。

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