『ミステリー・オブ・ザ・ホワイトライオン』の感想

『ミステリー・オブ・ザ・ホワイトライオン:初めて開示される
ライオンシャーマンの教え』/リンダ・タッカー
 
ヒカルランドが教えてくれる、アフリカの白いライオン達にまつわる物語。
 
私は初め、(またヒカルランドが変なこといってるのかなぁ…?)と思ってたんだが。
 
縁あって本を読む機会があり、読みだしてみると、現代の先進国に生きる
私達にとって、全然関係なくない話だったということに驚かされたのだった。
 
分かっているようでいて分かっていない、とても大切な情報が、こういった
本には書いてある。(正に叡智だといっていい)
アフリカのシャーマンのムトワ氏が語る、この星に関する情報にふれることで、何といえばいいのか、『資本主義的発想に染まりまくった私達の、
その現実認識そのものがどうなのか?』という気持ちにさせられるのだ。
 
ムトワ氏によれば、ホワイトライオンに限らず、ライオンは自分たちの
かつての王族の魂の生まれ変わりであり、『ライオン=王の魂=黄金』
という、霊的な法則が働いているらしい。
 
迷信とか観念論とかいう話ではなく、実際に『そう』であるらしく、
私はこの話を聞いて以降、純金に対する考えが変わった。
(黄金は、それそのものが大きな力を持っているので、過剰な力は
その所有者に災いをもたらす作用がある…そうなのだ)
 
現代の資本主義社会においては、何でも所有することがよいことだと
いわれているけれど、はたしてそれはどうなのだろう???
 
『なぜ私達はこんなにも不安に駆られ、所有のゲームから抜け出せなく
なっているのか?』ということが、真に問われていることだと思う。
 
本当の豊かさとは何なのか? ムトワ氏の語る世界観、人生観から、
現代の私達が学ぶことは大きいと思う。
 
長い本だが、読む値打ちのある本です。 オススメ。

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