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『糖尿病の治し方』11-5 再入院(2)

 
 
 
入院後、偉い先生達が数名来られ、『当病院ではインスリン
注射をすることで糖尿病の治療を受けること』を、再び
確認された。
 
 
 
もちろん合意する。 何だか叱られたネコのような心境。
 
「私は私で事情があるんだよ…」と思った。
 
 
担当になった看護師さんは、ちょっと厳しそうな感じ。
 
 
 
まあ仕方ないのかもしれない。
 
 
 
 
病院側からすれば、私は『いうことを聞かずに勝手なことをして、
インスリン注射をやめて、目を回して戻ってきた二型糖尿病患者』
なのだから。
 
 
私は私で、「どうしてまたここにいるんだろう…」とテンション
が下がり気味だった。
 
 
 
以前、主治医だったO合先生は来年の4月まで不在なので、私の
主治医担当になってくれたのは、女性の主治医の先生だった。
 
 
 
再入院ということで、いろいろ慣れており、少し手持ち無沙汰に
なる。
 
 
 
本を読む余裕はあるので、母に電話で図書館で借りた本を差し入れ
てもらうことにした。
 
 
 
今回の件で、自分の基礎体力のなさがよく分かった。
 
 
 
このままじゃイカンと思って、ベッドを使ったスクワットをして
みたら、とたんに頭が働かなくなってヤバくなる。
 
多分コレは、自力でインスリンによる血糖値コントロールができて
いないのが原因だと思う。
 
 
さっきIsさんに打ってもらったインスリンの量は、私が運動を
する分を考慮に入れてないというか…。(弱いな私)
 
 
 
分かったところでどうしようもない。 しばらく安静にしておこう。
 
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追記:本当に悩ましいもんですね。
 運動しないといけないのに、運動してもいけない(できない)と
 いうか…。
 
 答えの見いだせないままならない状況というのは、基礎体力が
 落ちている状況では珍しくありません。
 (というか、そんなんばっかです)
 
 そういうままならない状況に対し、のらくらと間に合わせながら、
 自力で最善を模索していく姿勢が、患者側には求められるのです。
 
 『失敗してはいけない』のではなく、『失敗から学び続けて常に
 軌道修正していくこと』が求められているというか。
 
 これ、結構ハードルが高いんですが、コレが出来ねば務まらなかった
 り(間に合わなかったり)するんです。
 
 糖尿病は待ってくれません。 ヤリみたいに刺してきます。
 
 エグイですよね。 いやマジで…。

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追記2:空はいつも美しいね…。

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