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「大阪のお友達」

急にあの子に会いたくなった。
よし。
今日はみなさんに私のお友達を紹介したいと思います。
私が大阪に住んでいた頃のお友達。
有名なのか、まだまだ有名ではないのか…

では登場していただきましょう。
じゃん‼‼

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その名も「キタノザウルス」さんです( ´ ▽ ` )

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彼女、フォルムがすごくいいんですよ~。
あ、こちら女の子です♪
実物の高さは、2m20cmあるそうです。

この「キタノザウルス」は、
大阪広告協会創立50周年記念のために制作されたモニュメントで、
恐竜の立体作品なのだそう。
1997年6月23日大阪JR東西線の「北新地駅」に設置されました。
このモニュメントは、大阪の新しい名所として多くの人々に
待ち合わせ場所として利用し愛されることを願い、制作されました。

大阪のJR東西線「北新地駅」の西出口と東出口のちょうど中間に
彼女(キタノザウルス)は静かに座っています。
すぐ横にはきっぷ売り場もありました。

「待ち合わせ場所のシンボルにもなるものをつくろう‼‼」
というコンセプトで考えられたキタノザウルス。

調べてみると実は、もともと大阪駅に設置される予定だった
そうなのですが、大阪駅には既に沢山のモニュメントがあったため、
残念ながら大阪駅に設置されるという話は白紙に…。
そして、たまたま同じタイミングで新しい駅として「北新地駅」が誕生することから、現在の場所になったといことみたいです。
場所が決まるまでは、彼女も落ち着かなかったことでしょう。
ちゃんと決まって良かったですね。

そして、このキタノザウルスの足の裏にはなんとヒミツが‼‼
それがこちら。

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(下から見上げて撮りました)
右足の裏には「ハートマーク」
左足の裏には「Touch me for good luck」
と彫ってあります。

なんて素敵なプレゼントなんでしょう‼‼
こういうの、すっごく嬉しいですよね。

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《キタノザウルス伝説》
「それはそれは遠い、ジュラ期よりもっと遠い昔、
地球にとびっきり美しいキタノと呼ばれる娘怪獣がいました。
ある日、彼女は恋人との待ち合わせのため、
米俵のリュックを背負い大阪北野の浜にやって来たのです。

しかし、約束の彼がなかなか現われません。
いまか、いまか・・と待つうちに
すっかり首がながーくなってしまい、
とうとうそのまま眠ってしまいました。

ところが、1997年6月23日。
誰かが眠っている彼女の足をくすぐると
「コチョバイ・・」
と言いながら永い永~い眠りから覚めました。
さあ、約束の彼は来るのでしょうか。」
(説明は大阪広告協会のホームページより)

彼女には、こんな物語もあったんですねぇ。

こちらはハロウィンバージョンです。

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華やかです。あ、ほうき持ってますね。
いつも手作り感のある温かい雰囲気が好きです。

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イベントにはこうしておめかししてもらえて
キタノザウルスも喜んでるのかな~?
なんたって女の子ですもんね。

こちらはクリスマスバージョン。

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クリスマス衣裳は、帽子とマントでおめかし。
ツリーやプレゼントに囲まれて嬉しそう。
いつでもほんと、お行儀よく座っています。

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この写真だと、背負っている米俵がよく見えますね。
あ、しっぽにも…。
そういえばこの米俵のリュックは、
堂島に米市場があったことにちなんだものだそう。
最初は「なんで米俵?」と不思議でしたが、
ちゃーんと意味があったんですね。
あぁ…なんともこの丸みが優しくて癒されます。

このように飾り付けが始まったのは、どうやら2015年からなのだそう。
待ち合わせ場所としてそれほど活用されることがなかったキタノザウルス。誕生から20年近く忘れられた存在になっていました。
そんなかわいそうなキタノザウルスをずっと見守ってきた
北新地駅の駅員さん達が、キタノザウルスを想い、
その年のクリスマスシーズンから駅員さん達による
キタノザウルスの飾りつけが始まったそうです。

私がいつも楽しみにしていた飾りつけには、
そんな駅員さん達の熱い想いがあったんですね。
全然知りませんでした。

ここは当時住んでいた家から結構近かったので、
散歩がてらよく会いにきていました。
今は大阪を去ってしまったのでキタノザウルスには会えなくなりましたが、
今も元気でいてほしいなと思っています。

こんなことを書いていたら
とっても会いたくなりました。
元気にしてるかなぁ。


ではまた。


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