居酒屋の座敷が、青春のすべてだった(と言っても過言ではない)という話。
NegiPAN(@negipan55)です。
今日は「モンテローザ都内61店舗閉店」というプレスリリースを見て感慨深くなったため、学生時代の居酒屋での思い出を書いてみます。
同世代の人にとっては「懐かしい」と思える話かもしれません。
若い人には「そんな時代があったのねー」と思いつつお付き合いいただければと思います。
◆青春のすべては、居酒屋にあった
大学生と言えば、安い居酒屋で飲み放題の宴会。
大人数で奥の座敷でワイワイガヤガヤ。
新歓や卒コン、テスト終わりやイベントの打ち上げ。
何かと理由をつけては大集結していた。
多いときは、一週間のほとんどを居酒屋で過ごしていたこともある。笑
座敷のキャパギリギリで密着して座り、行き交うピッチャー、席移動により自分の箸やグラスを見失ったりしつつ、みんなで大皿のコース料理をつつく。
コロナ禍の今で言うと、「感染リスクMAX」の状態と言える。
宴会のスタートは大概、瓶ビールをグラスに注いで、乾杯。
女子はビールが飲めないのでほんの一口分をグラスに注いでもらっている中、一人なみなみとビールを注がれていた記憶がある。
だからと言って、私が当時から今のようなビール好きだった訳ではなく。
「ビールは味わうものではなく、のどごしを楽しむものだ!」
と言う先輩からの教えを胸に、のどごしと雰囲気を楽しんでいたのだと思う。
何より、ビールが飲めると先輩方に可愛がられ、「酒好きの面白いヤツ」的なポジションを獲得して一気に距離を縮められた。
(特に、OBの先輩方はビール派が多かった)
先輩のグラスのビールが減ってくると、すかさず注ぎに走る。
そして、
「注ぎたいときは飲みたいとき」
とビールを注ぎ返される。。
ビール瓶のラベルは正面を先輩に向けるべし。
今ではそんなやり取りすら懐かしい。
大学の近くの居酒屋だと、バイトしている店員も同じ大学の知り合い、というのもあるあるだった。
なんなら、隣で騒いでいる座敷にも同じ大学の知り合いがいて、座敷間を行ったり来たりしながら飲んだりすることもあった。
そして、トイレに行く途中で知り合いに呼び止められて飲まされて、なかなかトイレにたどり着けないなんてこともしばしば。
・・・こんな感じで、私にとって居酒屋は、大学時代の青春が詰まった場所だった。
◆居酒屋で盛り上がる恋心もあった
気になっている人と接点を持ちたくて、トイレに行くタイミングを合わせてみたり。
さりげなく瓶ビールをもって席移動をして近付いてみたり。
共通の友達を利用して、気になる人の近くの席に移ったり。
当時は居酒屋の座敷だからこそできる、恋愛のアプローチもあったような気がする。笑
飲み会でいい雰囲気になって、翌日には付き合いはじめている、なんてカップルも度々見掛けた。
・・・次の飲み会の時にはもう別れていて、気まずさから片方は参加しない、なんてこともあったような。
「恋はタイミング」
この名言を先輩からの聞いたのも、居酒屋の席だったような気がする。
よみがえる、あんなことやこんなこと。
学生時代の居酒屋には、トキメキも付きものだったのかもしれない。
私にもひとつかふたつ・・・いや、多分5つくらいは、居酒屋で盛り上がった恋があったような。笑
◆まとめ
居酒屋の座敷には、若かりし頃の思い出やトキメキが詰まっていた。
店員から客まで、知り合いだらけで盛り上がったり。
OBの先輩から、社会人の飲み会マナー?を叩き込まれたり。
気になる異性と接近するチャンスがあったり。
そう言えば、今でもたまに思い出す「居酒屋の座敷エピソード」と言えば、当時大学の有名人で、いつも学内を学ランで闊歩していた応援指導部のヒゲ+リーゼントの団長と飲んだ時の一言だ。
「お前はかつての俺と同じ目をしている」
と、かなりまじめなトーンで言われた。
その言葉の意味を、そのあと説明を受けたような、うやむやにされて終わったような・・・。
この一言のインパクトが強すぎて、その前後の話は正直全く覚えていない。
ただ、いつも学ランの団長が、革ジャン(髪型はいつものリーゼント)で飲み会に参加していたことだけは、今でもよく覚えている。笑
いったいどんな目をしているように見えたんだろう、大学時代の私。。
・・・かつての居酒屋を思い浮かべながら色々と書いていたら、お通しの枝豆と瓶ビールが恋しくなってしまった。
そして、もうひとつ、この記事を書いていて思ったこと。
コロナ禍で、今の大学生はそんな居酒屋の座敷で青春を感じることなんてなく、社会人になっていくのだろう。
それだけでも、大きなジェネレーションギャップが生まれそうで、今からドキマギしてしまうのは、私だけだろうか。。
なお、この記事をスキ&フォローいただくと、もれなく私の手描きイラスト付きで全力で喜びを表現します!笑
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