私の独り言①昔デイサービス職員だった頃の話
人生無駄なことは何もない。
約1年前に退職してしまったが、デイサービスの職員だった。その私の独り言。
就職したきっかけの一番の理由は、正社員になって社会保障等充実した物が必要となったから。その頃介護職ではない幾つかのパート勤めをしていたが、長時間勤務に変更しても社会保険等がなく今後も難しいとの返答だった為パートを辞めてハローワークや情報誌など見ながら今後の事を考えていた。
なかなか難しい。
面接するまでには至らずモンモンとする日々だったが、ある時ふと惹かれるデイサービスの求人があり面接が出来る事になる。
面接では志望動機や職歴などありきたりの確認事項から始まったが、デイサービスでの勤務経験が無い事に触れられ(ヘルパーの成り手を1人でも確保したいとの事だった)ヘルパーに正社員として雇用出来る事も説明があった。しかし、私はそれまでヘルパーの経験があるからこそせっかく就職するなら別の経験をしてみたいとの希望が強くあり是非デイサービスで勤めたいと訴えた。
結果は合格。ほっとした。
見る事、聞く事、やる事全てが初めての事ばかり。先輩職員の見様見真似で時間は経過する。何とか1日の仕事が困惑せずに過ごせるようになってきた頃、どんなデイサービスにしたいかとの意見交換の機会があり恥ずかしげも無く『愛の溢れるデイサービス』と答えた。
スタッフも利用者様も笑顔で過ごせるデイサービス!残念ながらその頃の職場は私の理想には程遠いものだったから。
やっぱり『類は友を呼ぶ』
志の違っていた職員は次第に辞めていき、意欲、意識の高い職員の採用。
職場の雰囲気が変わっていく様子をみてきた。職員同士の会話もプライベートな事から利用者様の事まで幅広くなっていく。特に利用者様の事は、現在自分が困っている事や悩んでいる事の相談が日常的に出来る様になっていった。結果その事を研修として全員と共有したり、意見交換したり。
きっと他のしっかり基盤が出来ている事業所なら出来ていて当然な事なのだろうけれど…そこが出来ていなかった事は残念に思う。
職員同士のコミュニケーションが取れ始めると、びっくりする程利用者様が増えた。
その場の雰囲気、空気間はとても大事。
高齢者が利用するデイサービスである。これまでの生きてきた過去の経験が豊富な方ばかりで嘘偽りは通用しない。生きるか死ぬかの思いをした方ばかり。ましてや認知症を患った方はこちらの裏の裏までお見通し、ちょっとした心ない声かけや雰囲気は拒否されてしまう。
誠実に心を込めて日々を過ごす事になっていった。
デイサービスでの様子の続きはまた次回に。また覗いて頂けると嬉しいです。
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