🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/2/14～20］

2022年2月21日 08:15

斬新すぎるけど、これは食べやすい！！ピクニックにピッタリですね。

旦那の実家のポテトサラダが斬新で。でもこれならハムを細かく切らなくてもいいし、食べやすいしで気に入ってるスタイルなんだけど、うちもー！！って人いる？
私初めて見た← pic.twitter.com/eCMuLhWhlf
— 𝕄𝕒𝕟𝕒𝕞𝕚 (@KiraMilky) February 17, 2022

📰プレスリリース

📰『出前館』で「カクヤス」の酒類および非酒類品を扱う新ブランド「カクヤスEXPRESS」の即時デリバリーサービスを2月14日より開始！

日本最大級の出前サービス『出前館』は、株式会社カクヤスが運営する、酒類及び非酒類品（日用品やペット用品など）を扱う新ブランド「カクヤスEXPRESS」の即時デリバリーサービスを開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000301.000029254.html

カクヤスは今までも１時間幅での即日無料配送サービスを自社で行っていましたが、やはりＱコマースの流れがきている現在において、出前館に出店しさらなるスピード配送目指す、ということですね。

カクヤスというとお酒のイメージがとても強いですが、お菓子やおつまみ、ペット用品の種類も充実していて、お酒は中心ですが約2,000点くらいありました。

また、出前館においてはローソンとの提携も開始ということで、まだローソン側のトライアル要素が強いですが、着実にQコマースが拡大していますね。

🗾国内のニュース

🗾「ロボットデリバリー協会」が発足--川崎重工、日本郵便、パナソニック、ホンダ、楽天ら8社で

川崎重工業、ZMP、TIS、ティアフォー、日本郵便、パナソニック、本田技研工業、楽天グループの8社は、「ロボットデリバリー協会」を発足したと発表した。自動配送ロボットを活用した配送サービスを普及させ、人々の生活の利便性向上を目指す。

https://japan.cnet.com/article/35183739/

協会では2022年を「ロボットデリバリー元年」と位置付け様々な働きかけを行っていく、ということで、具体的な活動がこちら↓

1）ロボットデリバリーサービスの安全基準の制定と改訂
2）ロボットデリバリーサービスの安全基準に基づく認証等の仕組みづくり
3）ロボットデリバリーサービスに関係する行政機関や団体などとの連携
4）ロボットデリバリーサービスに関する情報の収集と発信

コロナを機に日本でも海外に負けじと各社で実証実験が本格的に行われていますが、もしかすると今年はサービスの本格ローンチもありうるかもしれませんね…！

↓動画はこちら。

🗾トルビズオン、ドローン配送実験を実施　高速道路PA店舗と連携、フードデリバリーも

株式会社トルビズオンは、西日本高速道路株式会社九州支社、笹川工建株式会社、多久市まちづくり協議会、多久市の協力のもと、長崎自動車道多久西PA下り線近隣を拠点に、ドローンを活用したフードデリバリー等に関する実証実験を実施した。

https://nordot.app/867253239506501632?c=113147194022725109

ロボット同様にドローンの実証実験も活発に行われていますが、今回は高速道路のパーキングエリアが起点となっているのが面白いですね。

確かにパーキングエリアはフード含めモノが集約されていますし、ある程度のスペースもありますし、なにより地方に張り巡らされているので、道路への干渉という懸念はあるものの、発着場としてはアリだと思います。

また、こちらはドローンで調剤をデリバリーする事例。

調剤といえばコンビニでの受け取りも始まっています。

昨年にオンライン診療の普及をテーマにしたウェビナーに登壇し、その道のプロの方々と普及に向けて議論をしましたが、DXとは程遠い医療業界においても、着実な進化が顕在化してきています。

🗾コンビニ「ポプラ」の新戦略　「小型無人店舗」で攻める　広島

厳しい競争が続くコンビニ業界で、広島県内で２９店舗を展開するコンビニエンスストアの「ポプラ」。不採算の路面店を整理し施設内の店舗に注力する方針を掲げる中、今年は客に寄り添う”新たな策”に乗り出す。

https://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000013448.html

ただの偏見ですがポプラはデジタルと無縁な気がしていたものの、そういうわけにはいきませんね（汗

「２年間で１２０店舗の出店を目指す」ということで、レジと商品棚のみの１坪から売り場をつくれる仕組みのため、「ターゲットは通常のコンビニでは出店が難しい規模のオフィスや工場」とのこと。

🗾「すき家」「はま寿司」のゼンショーが始めた新コンビニ　「さくらみくら便利店」のナゾに迫る

コンビニ業界ではセブン-イレブンを含めた3社の寡占化がすすむ。そんななか、令和に新たに始まったコンビニブランドがある。しかも運営は、外食大手のゼンショーホールディングスだ。コンビニの名は「さくらみくら便利店」。

https://www.dailyshincho.jp/article/2022/02140559/?all=1

「便利店」ってネーミングがチャイナ感ありますが、まさかゼンショーがコンビニを始めるとは…。

記事内にも「“同質疲れ”を突いた差別化」と書いてあるように、今流行りのデジタル＆利便性特化というスタンスではなく、フードの商品力だったり充実した飲食スペースだったりと、人の温かさを感じられるような空間になっていると思います。

🌎海外のニュース

🌎米フードデリバリーGrubhubがセブンイレブンと提携で宅配強化

米国のフードデリバリー大手の「グラブハブ（Grubhub）」が、セブンイレブンとのパートナーシップを全米に拡大し、コンビニのグッズの宅配ビジネスを強化する。オランダのジャスト・イート・テイクアウェー傘下のグラブハブは、セブンイレブンとの提携によるサービスの「グラブハブ・グッズ」を米国全土に拡大。

https://forbesjapan.com/articles/detail/45874

すでに試験運用は終わっているようで「3000以上の店舗からデリバリーを実施する」ということで、提携の規模は大きいです。

もはや大手のフードデリバリープラットフォーマーは、コンビニ・スーパーとの連携もしくは自営でのQコマース進出は必須ですね。

🌎韓国ロボ宅配、23年公道へ　出前やコンビニが試験導入

韓国で宅配ロボットが自宅玄関まで荷物や出前の料理を届けてくれるサービスが実用段階を迎えようとしている。政府の法改正によって2023年には宅配ロボが公道を走れるようになる。料理宅配アプリ最大手のウーワ・ブラザーズやコンビニエンスストアなどが試験導入を進めており、政府も将来の輸出産業として振興する構えだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM01DE10R00C22A2000000/

国内のニュースでもロボット宅配の記事が多かったですが、各国でも盛んですね。

「法改正により、23年には宅配ロボが歩道や横断歩道を走行できるようになり、ロボ宅配の規制が大幅に緩和されることになる。」ということで、今年中に試験運用を終えて、来年から本格始動なイメージか？

🌎宅配ロボットの実証実験　米アマゾン

アマゾン・ドットコムは、自律走行する配送ロボット「スカウト」の実証実験をワシントン州シアトル近郊で始めたと発表。「スカウト」は主に歩道を走行し、注文の住所に到着すると自動で天井の部分を開き、客が中に入っている商品を受け取る仕組み。

https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/nms/news/post_170365

こちらはアマゾンの事例ですが、「実証実験では６台のスカウトを導入し、当面はアマゾンのスタッフが同行する。」ということで、アマゾンであればもうちょっと積極的な試験を期待したくなります。

🌎キウィボットとソデクソ、50の大学キャンパスに1,000台以上の配達ロボットを導入

コロンビアに本拠を置く配達ロボット会社キウィボットは、フードサービス管理会社ソデクソと2000万ドルの契約拡大を締結。この提携により、今年末までに米国の50の大学キャンパスに1,2000台以上のキウィボットの配達が導入される予定。

https://www.restaurantdive.com/news/kiwibot-and-sodexo-to-bring-over-1k-delivery-robots-to-50-college-campuses/618997/

ソデクソは社食や学校給食を提供している企業ですが、もはやキャンパス×ロボットは普通の光景になりつつありますね。

プロモーション動画がこちら↓

🌎指輪もデリバリー！玄関先で結婚式ができる新サービスが話題

イギリス発のフード・デリバリー・サービス「Deliveroo」が、バレンタインに合わせてユニークなプロモーションを展開。花や指輪までもデリバリーしてくれて、玄関先で結婚式を挙げられるという新サービスに注目！

https://www.cosmopolitan.com/jp/love/wedding/a39083865/couples-married-doorstep-deliveroo-drivers/

Qコマースの一環ではありますが、もはやなんでもアリですね（笑）
物理的な"届ける"という行為に目が行きがちですが、オフラインのマッチングサービスと捉えると、あらゆるサービスを内包して展開できると思います。

以上。

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