インプットの内容によって生きる方向が変わる

読書って大事だよって話を以前にさせて頂きました。

究極的に言えば、私はこれを
「インプットの内容によって生きる方向性が変わる」と考えます。

それは、人は生きる間、膨大な情報に溢れて過ごしているのですが、
主体的に情報を取りに行っているインプット情報は、自らの中で、
優先順位が高い為、意識的に情報を取り込む深度が高いと考える為です。

その為、何を情報として得るのか、何を知識として得るのかは、
生きる方向性に影響を与えると考えています。

例えば、ワイドショーからニュース番組を見る方と、
ドキュメンタリーからWBSのような経済ニュース番組を見る方、
元々の属性こそ違うかもしれませんが、得られる知識と、
どの方向性に向かおうとしているのかも明らかですよね。
(どちらがどうと言うつもりは一切ありません。)

また、悲観的なニュースと批評家のコメントを聞くのと、
あくまで情報だけ伝えるニュースとでは、得られる情報の質、
得られる感覚、社会を見る目、自分が考える余地など、
様々な点において、違いが現れます。
読売新聞を読む人と朝日新聞と日経新聞では違うみたいな物ですね。

結果的に、私はニュースは文章でしか得ないようにしています。
それは、自分の中に悲観的な感情を作りたくないというのも一つですし、
「自分が考える余白」を大事にしている為です。
コメンテーターが「これはこう!」と言うと、大方、賛成か反対かに
流されてしまう私の弱い所があるので、自分で考える仕組み作りをしています。

なので、単に流れてくるニュースを見るだけでもそれだけの影響があるので、
主体的に得ようとする情報に関しては、もっと気を付けるべきと考えます。

では、どう考えるのか?
ポイントは広く見て、絞る事です。
また本であれば、衝動買いをしないという事です。

私は、今、学習すべきジャンルの方向性を一定度合い絞っています。
それは、会計でもマーケティングでも経営戦略でもマネジメントでも
仕事術でも何でもいいです。ポイントは出来る限り逸脱しない事です。
一冊を読み込んで、成果に繋げられるようになるまでに落とし込み、
実践する事、改善する事が何より大事だと考えております。

その落とし込み具合を微妙にずらしながら重ねていくことによって、
集中された自らのコアコンピタンスが構築され、確固たる自分の武器になります。

それは、一朝一夕で身につくようなものではなく、
徹底的に学び、考え、実践し、改善し、昇華させた人が辿り着くと考えています。
そこまで来ると、もう分野自体が「自らの生きる方向」になっていたりします。

多くの人はインプットを軽視している事が散見されますが、
人付き合いから始まり、自分が受け取る言葉一つ一つが自分に
影響している事を意識すると、より精度の高い情報に目がいくかもしれません。

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