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やりたいことの境界線

やりたいことは沢山ある。
やらなければならないことも山ほどある。
その中で、如何に自分の興味に優先付けをして、人生のバケットリスト(生きているうちに自分がやりたいことリスト)を着実にこなしていくことは、人生の質に関わってきます。

私は今、30代ですが、40代・50代・60代、そして定年まではすぐだと考えています。なぜなら、私の場合は20代から今まで謎にワープしたように早かった為、人ぞれぞれ人生の体感速度こそ違えど、年齢なんて一瞬にして過ぎるという実感を得ています。

その中で、考えるべきは今回のテーマに挙げる「やりたいことの境界線」です。
私はやりたいことを一旦、自分の心の奥底から湧き上がってくる興味のように表現しますが、やりたいことには興味のグラデーションと深度があると思っています。
つまり、やりたいことと考えていることにも濃淡があるということですね。

そうなった時に、人生上やりたいことを全て実現することはなかなか難しいのでは考えています。結果、濃淡の濃い純度の高い部分を抽出して実施する必要性を考えています。

では、人生で純度の高い部分を抽出するには何が必要かというと、私が最も有効なのは「内省」だと思います。

自身の今の考え、生きる上での選択基準、これからどうしていきたいか、という複数の「現在→未来」軸という重要なテーマだけでなく、「過去→現在」の選択基準からどう方向性を微修正して切り替えると、求める未来に近付けるかという視点も重要だと考えます。

そう考える上で、必ず出てくるのが、自分の興味です。
「この興味はどこを起点に、何に惹かれて何をきっかけにやるに至ったのか?」といった、自らの原点を振り返ることにより、傾向が読め、今後の未来軸を考える上での「本当に大事なもの」の抽出に役立つのではないのかというのが自論です。

ここまでできれば、グラデーションのある複数の「やりたいこと」に対して、自らの軸を持って境界線を定めることで、より本質的なことに直球で取り組めるのではないでしょうか。

「内省の力」って個人としてのワークになりがちで、やらなくても成り立つものではありますが、ここを一歩踏み込んでいざやってみると自らの興味・関心の新発見もしくは再発見につながるのではないでしょうか。

人生のバケットリストを更新できなくなるタイミングはもしかしたら、数十年先かもしれませんし、もしかしたら今日・明日かもしれません。
そうなった時に、後悔のない人生を送る為には、自分を内声で見つめ直した上で、やりたいことの純度を高めていく工夫が有用なのではないでしょうか。

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