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140字小説【実話︰立ちはだかるネジ】

 子どもの頃、親に買ってもらった玩具を組み立てる際に、とある大きな壁が立ちはだかった。

 それはたった一本の《ネジ》の存在だ。


 子どもゆえ、ドライバーなどの工具は危険だからという理由で触らせてもらえない。だから親にお願いするしかないのに……

「今は忙しいから、あとでね」

 ……詰んだ。

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