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コロナ禍で考えるwithコロナafterコロナに繋がる持続可能な海洋観光とは何か

コロナ禍で出来る事は何か。。。
緊急事態宣言により影響を直接的に受ける中
危機の中でこそ人と会社は成長し本物になると信じて
持続可能な海洋観光とは何かと向き合う時間が出来た

その中の一つの答えが
海洋観光を地域の人たちにとって身近なものにする事だ

そのための仕組みつくりの考え方の中に
「ブルーエコノミー」という言葉がある
海を守りながら経済や社会全体を
持続可能に発展させることを前提とした海洋産業

海の経済を「単なる経済成長のためのメカニズム」と
みなすことをやめその認識を超えていくものである

つまりは、ダイビングやシュノーケルをただ魚がいて楽しかったというビジネスの枠を超えて、このようなダイビングビジネスがどんな社会的インパクトを与えるのかというダイビングビジネスを通した海洋観光の社会的存在意義を考える必要が出てきた

そのためにはSDGsの2つの大きなキーワードとリンクしていく必要がある

1.「すべての人に寄り添う事」と
2.「現在と将来の環境と経済と社会を損なわずにバランス良く発展させること」

1つめは、観光客のニーズに応えながらも地域の暮らしを考える事が、全ての人に寄り添うという事だ

問題はコロナ禍でも顕著に見受けられたように地域住民が「観光」という視点を得る機会や風習がない事である

そこで求められるのは地域教育であり観光という視点を地域住民にも持ってもらう動きである

そして、2つめの現在と将来の環境と経済と社会を損なわずにバランス良く発展させる事とは何か

せっかく呼び込んだ観光客の人流も止める事なく
地域の文化や自然が破壊される事もなく
バランス良く経済を発展させる事だ

ここで問題視されるのが、オーバーツーリズムだ
観光が賑わってくるとそれと同時に観光が抱える問題として世界中の観光各地でもどうしても、どこでも出てくる問題だ

海を楽しむ事が海の破壊に繋がっていくという考えをそのまま受け入れるのは正直難しい

複雑に絡み合う関係者の利害を調整しながら
環境保全と経済と社会の発展に繋げる仕組みを作り
誰もが取り残されずに共感するような観光とは何か

人流を単純に潰すのではなく
物事はそんなに簡単な事ではなく

地域としてどうありたいかが重要課題
地域にとっての海とはどんな場所なのか
目の前の課題の先の大きな目的を共有していきたい
ただここが難しい

例えばコロナにより2分しているのと同じように

経済活動をしたい人=観光客に来て欲しい人
感染リスクを少くしたい人=観光客に来て欲しくない人

意見は真っ二つという状況は似ている
正しさはそれぞれの立場で違ってくるという事

重要な点はどちらが正しくてどちらかが間違っているという話でもないという事

本質的な事は地域住民やその場所に関わる多くの人達が今よりも幸せな暮らしをするにはどうすべきかを考え、話し合って、少しづつ積み重ねていくほかない

ただそれが出来るのも地域教育にほかならない
ただ今はくり返しになるが、地域住民が「海」や「観光」という視点を得る機会や風習がない状況なのかなと
だから話し合える接点もないのが現状だ
だからまずは知る機会を作る工夫が必要だ

それと同時に大切なのは、経済を作り出す消費者側の
つまりは県外観光客側の意識だ

こちらも同じくただ今は観光客自体が何も知らない状況なのかなと

観光客が来れば来るほど持続可能な地域を作るには。。

ここでもまずは知る機会を作る工夫が必要だ

まずは観光客側自身がSDGsツーリズム自体の認知が必要なのかと

最終的には観光客が観光を消費するだけでなくて
課題に触れ体験などを通して多くの人の意識が変わり結果として行動が習慣化されるような仕組みが作れれば 沢山の優良な観光客が自然と持続可能な地域を作ってくれる

何も知らない観光客に正しさだけを押しつけても反感を買うだけで、まずは楽しめなければ共感は産まれない
共感がなければいくら正しくても届かない

そこで伝える努力として作り手側が持続可能な観光とはこういう楽しい事だと発信していかなければならない
現状を知ってもらいマナーを守って観光を楽しんで頂く事が未来を残す持続可能な可能性の一歩となる

そしてその先の責任ある観光客になってもらえれば
環境や文化へのマナーや配慮、安全、保全などを周知したリスポンシブルツーリズムやサステナブルツーリズムが活きてくる

だからこそ、そもそもの根本は楽しませる工夫
沖縄の海や海の生き物に興味を持たせる工夫
正しさを押しつけるのではなく
楽しさを共感してもらう工夫

だから今やっている事はすべて実は持続可能な観光に繋がると信じている

日々のルーティンの中で取り入れていくようなもの
海上りに片手でゴミを拾ったり
水難事故のないよう安全周知をしたり
楽しさを分かち合ったり

最終的には消費者が観光マーケットを作る
海洋観光への理解を高めるには
ステークホルダーである消費者へわかりやすく共感してもらう事がこの時代における海の観光を作る役割だ

知る機会を作り提供していく事
地元の人達とこそ楽しさのその先を分かち合える事を信じて少しずつたくさんの人に海を届ける事をしていく事

それがWithコロナafterコロナに繋がる
コロナ禍で学んだ持続可能な海洋観光の作り方だ


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