summer

26。

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最近の記事

君が忘れがちなのであれば、いちいち記憶に残る種蒔く。

櫻井翔くんの言葉が好きだ。 特に 「サクラ咲ケ」「COOL & SOUL」のサクラップ で綴られている 「種を蒔く」という言葉が好きで、 自分のモットーになっている。 高校・大学受験の時、国家試験の時、就活の時、夢を叶えたものの未熟故理想通りに出来ない時… 先の見えない暗闇の中にいる時、ふと、この種蒔きという言葉を思い出す。 なんでも出来る(様に見える) 憧れの櫻井くんは、 暗闇の中でも、未来を信じて 花咲くと信じて ひたすらじっと 1人地道に種を蒔き続ける強さがある

    • 病める時も、健やかなる時も

      週3回、それぞれ約4時間、1週間に換算すると約12時間。 どんなに仕事でへとへとでも、同僚の仕事が残っていても、定時で退勤して、血液透析を受けに病院へ行く。 生きるために一生行く。 腕に針を刺して、体内の血液を機械の中で濾過し、再び体内へ戻す。 4時間もの間、彼は眠ったり、片手で残りの仕事をしたり、読書をしたりしているそうだ。 そして私は時々、ラストオーダーが迫る時間に集合してお酒を一緒に飲む。 彼の左腕は優しく触れると心臓のような鼓動がする。 耳を近づけると命の

      • 月下美人の様なその人を私は一生忘れられないんだろう。

        朝。 静寂な部屋で、初対面の彼は私に「綺麗な名前ですね。」と言い、静かに微笑んだ。 目にかかる前髪から覗く伏し目がちな目が見えて、長い睫毛が上品にゆらめく。 その様があまりにも憂いを帯びていて、美しくて、私は次の言葉を発するのを忘れるほどに見惚れていた。 彼の存在はなんだか異質なものだった。 この部屋もこの現実世界も似合わない… そんな寂しい気持ちにさせた。 柔らかそうなくすんだ茶色の髪、ほのかな香水の香り、彼の選ぶ言葉から滲み出る知性、優しい話し方、細くて長い綺麗な

        • +2

          またいつか人と笑って価値の話を。

        君が忘れがちなのであれば、いちいち記憶に残る種蒔く。

          風俗

          JR東海道線 高崎行き。冷房効いてるのか?暑い。暑すぎる。疲れきった汗だくの同僚が隣で眠ってしまい、音楽を聴こうとしたら有線イヤホンがちぎれていることに気がついた。なので新橋に着くまでの1時間で日記を書く。 昨日は、なんと猫さんと一緒にお泊まりができるという夢のような宿に泊まった。 私は小学生の頃から猫を飼っているので、猫がいる生活が当たり前だ。夜中の運動会も、おしっこやうんちのお世話も、容易に想像がつく。今回は同僚が猫を飼いたいとのことで、トライアルがてら今回の旅を試して

          鈍感になっている。数年前まで自転車で走っている時にみた夕陽を見て涙が出た人間とは我ながら思えない。綺麗だなとは思う。でも、きっと多忙な日常に飲み込まれてすぐに忘れてしまう。そういうことにさえなかなか気づけない。いちいち悲しんだり感動していられなくなったことがとてつもなく悲しい。

          鈍感になっている。数年前まで自転車で走っている時にみた夕陽を見て涙が出た人間とは我ながら思えない。綺麗だなとは思う。でも、きっと多忙な日常に飲み込まれてすぐに忘れてしまう。そういうことにさえなかなか気づけない。いちいち悲しんだり感動していられなくなったことがとてつもなく悲しい。

          病室の魔法

          からだを病んだひとから「トイレ行きたい。」と言われて、「オムツでそのまましていいですよ。」だなんて、私は人として、死んでも言いたくないんだ。 「お風呂に入りたい。もう何日も入っていない。」と言われて「忙しくて人が足りないので、無理です。」なんて言いたくないんだ。 その人から、生活の香りを消す魔法がかかってしまっているだけで、風景がそう見せているだけで、 病室にいて、病衣を着て、さまざまな管が身体に入っている「病人」だけれど、 かつてたしかに私と同じように街で仕事をしたり

          病室の魔法

          チーズケーキの唄をもう一度聴きに行きたいな。

          昨日は浅草へ出向き、隅田川が見えるテラス席のあるカフェで日光と風を浴びながら美味しいケーキを食べた。時間の流れがゆっくりで幸せだった。 今住んでいる街はスーツをぴんと纏ってバリバリ働いている人が沢山いて 格好良くて好きだけど、高層ビルの四角と直線に囲まれて、気持ち悪いくらい綺麗に整備された道しか歩かないで暮らしていると心まで四角く、まっ平になっていく気がするからね。 たまに生活感のある街へ出向いて、人んちの夕飯の匂いや商店街をママチャリで走り抜けるランニング姿のおじいちゃん

          チーズケーキの唄をもう一度聴きに行きたいな。

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          ようこそNikonfe。

          ようこそNikonfe。

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          恋する気持ちをもう一度。

          夜勤明け。夜眠れなくなるから少しだけ眠ろう、太陽ごめんね、おやすみ。起きたときに迎えてくれたのは月だった。5月が去り6月になっていた。5月の月曜の日没~20時の間にしか見ることのできない、水色に光る東京タワーがついに見れなかった。2Lの水のストックが切れたのにスーパー閉まっちゃった。ゴミ箱にビニル袋を被せなきゃ。お風呂に入らなきゃ… 5月最終日を寝つぶした罪悪感の中、深夜、都内のワンルームでひとり、twitterをぼーっと眺めていると「西野カナ サブスク全曲解禁!」という字

          恋する気持ちをもう一度。

          看護師国家試験

          終わりました。 やっと、やっと、ここまで来た。 2019年1月から就活をして、失敗もあったけど7月に無事憧れの病院さんから内定を頂き、 その間にも在宅実習と養護教諭課程の教育実習を終え、 8月のバレエの発表会に向けて毎週レッスンに通い、 怒涛の上半期完全に燃え尽きた中、11月末まで卒論に全力投球していました。 卒論ゼミの先生が凄く熱心に指導してくれたり、取り上げた実習が思い入れの深い事例だったり、元々文章を書くのが好きだったりで、絶対に適当に終わらせたくなかったんだよなぁ

          看護師国家試験

          ばあちゃん家に久しぶりに泊まった

          ばあちゃん家に久しぶりに泊まった

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          きらきら

          きらきら

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          コンタクトの度を上げたら、信号の光の輪郭も、葉の葉脈も、地面のでこぼこも鮮明に見えすぎる。あまりにも鮮明で、靄の中にある意識が、自分の手足が、そんな世界に呑まれていってしまう。霧の中に1人、置いていかれてしまう。

          コンタクトの度を上げたら、信号の光の輪郭も、葉の葉脈も、地面のでこぼこも鮮明に見えすぎる。あまりにも鮮明で、靄の中にある意識が、自分の手足が、そんな世界に呑まれていってしまう。霧の中に1人、置いていかれてしまう。

          世界が変わった日と彼女の話

          世界が変わったような朝だ。けれどもう10年以上、こんな日が来るような気がしていた。毎日毎日、静かに覚悟していた。ついに来たんだ。 彼女はずっと特別だった。スラリとした長い手足に、私の半分しかないのでは?というくらいの小さな顔、小鳥のような声。小学校の流し場で、隣で雑巾を洗うタイミングが合うだけで密かに緊張していた。どこかミステリアスで、「憧れ」のあの子。 小学生の頃彼女と、奇跡的に「絵を描くこと」で繋がった。私はやっと同じ趣味を持つ女の子に出会えた嬉しい気持ちと、ほんの少

          世界が変わった日と彼女の話

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          食事

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