夫の解放が始まる。yes,あなたは素晴らしい〜女性性の闇の解放〜最終章
ようやく最終章に入ることができました。ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございます。
文章にしてしまえばほんの一瞬でしたが、これは私にとっても夫にとっても長く辛い修行の道でした。まずは一番側で支え続けてくれた、姉、そして義兄に心から感謝を伝えたいです。彼らが辛抱強く、自分自身と向き合い、自分自身を癒し、愛する事、真理を追求することを教え、鼓舞し続けてくれなければ、今ここに私も夫もいなかったのではないかと思います。本当に、ありがとう。
さて。
前回夫が泣く私を置いて立ち去って以来、もう終わりにしたい、という思いが私の中で確実に強くなっていました。
終わりにする、というのが、夫婦を終わりにするのか、私自身を終わりにするのか、家を引っ越すのか、まだはっきりとはわからないながらも「終わりにする」ということが大事だという感覚です。
そして私はもう、夫を愛していない、と思うようになりました。もう、なのか。最初から、愛など無かったのか。。。それすらわからない状態で。
そんな時、ある人に出会い、その人は私のことをよく知らないにも関わらず、私の闇にそっと触れてきました。私は驚くと同時に、初めて心揺さぶられました。
月並ながら、私は、私に心を寄り添わせてくれる人を、男性を、欲していたことに気がつきました。夫は私に寄り添ってくれなかった・・・・
私は恥ずかしながら、愛するということの意味もわからず、誰かと愛し愛されるという経験もしたことがなかったことに気がつきました。
私の気持ちがどんどん離れていくことに、夫も気づかないわけはありません。
少しずつ、少しずつ、夫が変わっていきました。
私はもうあなたを好きでもないし、子供のために必要だから一緒にいるだけだ、とも断言しました。そう、私は本当に無慈悲です。
夢の中でも、何度も「離婚したい」という私がいて、、、、笑、夫にも隠さず伝えていました。
そんな時に、また一番最初にリーディングをしてくれたむーらんちゃんと再会する流れがあり、、、、、、もちろん会う前から何も話さずとも、私たち夫婦の置かれている状況や心境は知っていて、夫が私に寄り添わない限り、先の光の世界は無いと告げられました。
そこから夫はみるみる、私も目を見張るほど、驚くほどに自己開示していきました。夫は子供の頃の記憶がほとんど無いそうです。それほど強く自分を抑圧して生きてきた人でした。私が出会った頃も、どこか影を潜めるようにして、パッカーんと開いている若者の中で、ちょっと異質な光を放っていたというか。。
でも太鼓を叩いている時の彼は、普段とはまるで別人で、本当に全身全霊で喜びに溢れ、開放されて、幸せそうにしていて、こんな一面もあるんだ、と驚いていたほど。
でも本当は、それは一面ではなく、それが彼の本質だった。
その開いて輝いている存在が、彼そのものだった、ということに私もようやく気づいた。
yes,あなたは素晴らしい!と。
それから彼は書くことによって自分を解放し、泣いて泣いて、今までの自分を癒し始めた。抑圧して封印していたいろんな感情が溢れ出して。。
本当によかったね、と私も心から思い、共に泣いた。
でも、、、私はまだずっと体調が悪くて。体調が悪いと、途端にネガティブに落ちてしまい、どうしても夫を責める気持ちがムクムクと沸き起こってしまう。
統合、統合、統合。ひたすら統合。
夫の文章に感動したと思ったら、もうムカついて堪らなくなったり、、、、
一人で気持ちよく泣いてんじゃねーよ!
こっちは今までどれだけ一人で泣いたと思ってるんだよ、、、、!
その時お前は逃げてただけだろーが。。。。。。。。。。。。。。
でも。
テコでも動かなかった夫のハートが開き始めると、私のそんなヤサグレた思いも、優しく泣きながら聞いてくれる。。。
私はいつまで自分の不幸を夫のせいにし続けたら気が済むんだ。
そう自問自答しながら、数ヶ月も前から体調の面で不安に思っていた、我が家で4日連続で行うことになっている醤油づくりセミナーの日が来てしまった。
「この日までには。この日までには。」と自分なりに整えてきたつもりだったけれど、けっきょく前日まで体調不良で、もう絶望的な気持ちだった。。
この期に及んで、「こんな体調が悪いのに、4日間もセミナー主催をやらなくてはいけないなんて、、、、」この思いがどうしても消せない。統合しても統合しても出てくる。
もちろん体調は良くならない。
夫は最高に開いて、楽しそうに、ホストに徹している。
「なつきは休んでいていいよ。スタッフも手伝ってくれるし、あとは俺が全部やるから」
と優しい言葉にもイラついてしまう。
またどん底に落ち込んで、自分が抑えられない。。。。。。。。。。。。
あぁまただ。すごく有意義で、楽しく豊かな事をしているはずなのに、私の心の中は真っ黒だ。私はこんなに苦しいのに、みんなとても楽しそう、嬉しそう。私だけ、海の底にいるみたいだ。。。。
そこでまた思い出されたこと。
学生時代に種子島に1ヶ月ほどボディボードをするために滞在していたことがあり、そこであからさまな男尊女卑がまだ根深く残っているのをみた。
夫が男たちを大勢家に招いて、妻に女中をやらせて、伊勢海老やらお刺身やら大酒もバンバン振る舞って、妻には同席を許さず、台所で食事をさせていた。
もう20年も前、というかたかだか20年前にもそんな有様が残っていたなんて、なんじゃこりゃ?!の一言。
その奥さんはとても優秀な方で、公文の先生かなんかやっていて、もう近々離婚するつもり、と仰っていたけど、滲み出る夫への憎しみが凄かった、、、、、、。
女たちの抑圧と、悲しみと、恨み。深い深い闇となりにけり。。
そして。
3日目の朝、私は唐突に気がついた。
これは最後の試練、苦行なんだ。
何をしていても辛くなってしまった、苦しくなってしまった私の人生。
表の明るい顔の私と、裏の苦しい私の統合。
私の闇と、女性性の闇の統合なんだ、と。
私は号泣しながら夫に伝えた。
そうしたら、夫も泣きながら
「そうだよ。もう苦しみベースで生きる事を終わりにする、最後の苦行なんだよ。これからは喜びを感じながら生きていく、新しい始まりなんだ。」と。
抱き合って泣くことはできなかった。ただそこを、本当に抜ける時なんだ、とお互いに涙を流した。
最終日、体調が前日からは信じられないくらい良くなり、おまけに講師の奥様にレイキまでしてもらって、終わった後もまったく疲れていないというほどに体が軽やかだった。。。。。
本当に抜けられたんだ・・・・・・私はとにかく内面の5次元的な課題に集中していたので、ただただその安堵に浸っていた。
私たちはどれだけの苦しみを自分たちに課して、喜びから生きる事を許可してこなかったんだろうか、とあらためて感じずにはいられなかった。
夫は、目に見えない檻の中にずっと閉じ込められていた自分に気がついて、ようやくそこから出たのだ。
そしてただ、妻を愛し、家庭を大切にしたかったけど叶わず、仕事に明け暮れ、姑舅である実母と実父から妻を守れなかった自分の父を想って、泣いていた。
家庭的であることが許されなかった男たちもいた。
夫は、心が開き始めてから、「今まで本当にごめんね」と心から謝ってくれた。
私はまだその時は素直になれなかったけれど、今はじめて、これを書いていて、私たちはようやく、自分自身を大切にし始め(=真に自分自身を表現し始め)、お互いを思いやり、夫婦になれるのかもしれない、と希望を抱いている。
そして、終わりにする、という意味がようやく腑に落ちたこの正木路子さんの記事。
本質以外の部分、エゴ=思考に光を当てて終わりにする、ということ。
春分までのミッションだと思い、かなり急いでしまいましたが、最後の最後の修行でまた、相当なエゴが露呈され、醜さも苛立ちもみんな光に当てられたようです。
もちろん、これで終わりではないでしょう。
まだまだ出てくるかもしれません。さらに凄いのが、、、笑
でもとにかく、一つ一つ丁寧に見て行くしかないですね。
女性はまず、真の自分自身を慈しみ、大切にし、愛することから。
私たちの中に自分自身への愛があれば、あなたを粗末にする人は現れないでしょう。
女性性の中にある、大きな闇すら目を背けずに、愛していきましょう。それも全て私たち自身です。
たくさんの傷ついた魂たちにも一緒に愛を送りましょう。あなたたちの苦しみも光にかえします。
女性が真に自分を愛してはじめて、男性も心を開き、愛し合うことができるのでしょう。
そして今、私は宣言します。
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私はいま、いかなるものであろうとも、かつて私が無意識の幻影を体験するために交わしたすべての誓いを撤回します。
私の遺伝的一族で光を宿すものとして、私はこれらの誓いを自分自身のために、そしてすべての祖先のために破棄します。
私はこれらの誓いが無価値で無効であることを宣言します。
今回の人生、そしてあらゆる時間と空間におけるすべての転生、すべての平行現実と平行宇宙、代替現実、代替宇宙、全惑星系と全根源体系、すべての次元にわたり、および「無」において、それらは無価値で無効です。
私はいっさいのクリスタル、装置、思考形態、感情、マトリックス、ヴェール、細胞の記憶、現実の映像、遺伝的制約、そして死を放棄するように要請します。いま!
「グレース」の原理と「勝利」の名によって!
スピリットの意志により、私が目覚めますように。
スピリットの意志により、私たちは目覚めます。
はじめに「われはわれたるもの」「I am that I am」
『ライトボディの目覚め』より
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生きとし生けるものが幸せでありますように。
闇が光に抱かれますように。
ただその願いを込めて。
2022.03.20 春分前日 石田なつき
大大感謝ですm(_ _)m