続・お金を稼がない夫を愛せるのか〜女性性の闇の開放への道のり③
シリーズ4篇め。いよいよ最終篇になるか、、どうか。笑
とにかくまずは自分事を書いてみます。お付き合い頂きありがとうございます。
第三子の妊娠時代はそれはそれはもう悲惨なもので、杖をよろよろつきながら必死に歩いている老婆の体(てい)でしたが、、、実はお産は最高に気持ちの良い、いわゆるオーガズミックなお産でした。(ここを書くとまた長くなるので割愛)
考えてみたら3度とも助産院での自然分娩で、夫の立ち合い出産でした。二人めの時は長男を見なくてはいけなかったので、ウロウロ落ち着きなくしていましたが、一人め、三人めはかなりガッツリ、お産にたちあってくれて、いずれも夫は号泣していました。
でもね、、、号泣していたわりには、「女性って凄いね」とか「産んでくれてありがとう!」とかはなく、、、、以降スルー、みたいな笑
3人めの時は、産後1、2時間したら「上の子のお迎えがあるから。じゃ」みたいな感じでいなくなるし、、、、笑
、、、、、ん?
と若干違和感を覚えながらも、わたしもスルーしていました。
でもおそらく、寂しかったですね、私としては。でもそれを寂しいと、感じることを自分に許していませんでした。だからなんとなく、スルー、、、みたいな。
産後、わたしはいつものことですが、最高に幸せな頭からお花畑状態になります。完全なる産後ハイ状態です。
もうとにかく赤ちゃんがかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくて、そもそも自分の体に向き合えてませんから、もうかわいくてかわいくてかわいくて、一色です、、笑
そしてまた、気がついたら喘息発作が酷いことになり、ついに救急で運ばれるという、、、、
それでも「自分を大切に」というアドバイスが一切受け入れられませんでした。
大切にって言われたって、どうしろっていうのよ。私は3人の母親なんだし、休む時間なんてない。
しかもよりによって、というより必然として、第3子は全く寝ない子でした。。。
まぁよく精神的に保っていたと思いますが、強烈な産後ハイのおかげですね。
そうこうしているうちに、夫の「もう疲れた、死にたい」発言が出て。。
そのことについては、過去記事「目覚めのゴング」「リーディング」「感謝しなさい」を参照頂くこととして、、、
私が子育てで消耗しきっている間に、夫は夫で自然農でまったく上手くいかず、貯金も使い果たして、鬼嫁のいわれのない地雷を踏みまくって打ち砕かれまくって、ボロボロになっていた。なんというボロボロ夫婦、、、、
でも本当に正直、夫のことを気の毒に・・・・・・・・って思ったんですよね。
詳しくは過去記事に書いていますが、とにかくそれからさらに私は「夫の分も頑張らなければ」というあり得ないほどの重荷を一人で勝手に背負って生き始めました。もう今となれば本当にどれだけ自分を苦しめ虐めたら気が済むんだろう、、、と途方に暮れるばかり。
考えてみたら私たちはずっと「お金がない」と思って生きてきたけど、全然「なくは無かった」んですよ。
でも「ないない」と思い続けていたから、けっきょく「ない」という現実を引き寄せてしまった。
そこで気づいたのが、’クレヨンしんちゃんのお父さん’ってとても日本的洗脳の典型ですよね。
「稼ぎの悪い夫のせいで、妻が苦労する」って。
私の母もいつも「ないない」と言ってました。今となって聞いてみれば実際になかったわけじゃ無いんだけど、それを聞いていた子供だった私は「無いんだ」と認識し、出前をとる時はいつも一番安い「たぬきうどん」しか頼めなかった、、、笑
今でも笑い話に出る「たぬきうどんの呪縛」笑
さらに確信を得たのが、義兄のご実家はもともと青山外苑前にあり、そこから世田谷区代田に引っ越しをして、隣人は某車メーカーの副社長、みたいな環境で育ちながら、やはりお母さんはいつも「ないない」と言っていたそうで、、、
義兄は子どもの頃から「無いんだ」と思って、大人になってもユニクロしか買わない、、、ということに気づいたらなっていた、と。
それでも。
私は「無い」という現実がどうしても気に入らなかったし、認めたく無かった。
だからといってお金のために夫に嫌な仕事をさせたく無い、という思いと、無いから私が苦労する、という思いと行ったりきたり。
そこでまた一つ気がついたのが「お金を稼がない男は価値がない」という呪縛。
私の夫は本当に稼がなかった、稼ぐ事を拒否していたかのように。
じゃあ、夫は価値のない人間なのか・・・・・???????
私の中で、その呪縛が優位に現れてしまうと、夫は完全に価値がないとなってしまい、「あんたのせいで」という思考回路に陥る。そんな事を考えても、どうしようもない、なんの発展性もない、頭ではズレていることがわかっているのに、どうしてもそのネガティブループから抜け出せなくなり。
ある日、一万円札を一枚、目の前に置き。
本当に、夫である石田将来君が、この一万円札より、価値がないのか。
自分の心に聞いてみたんです。
そしたら、もちろん、答えは no でした。
その後、夫は生活のためにしていたアルバイトも辞めました。
もう本気の覚悟を決めたんですね。
世間一般的に考えたら「どうやって食ってくんだ!!!!」という話です。
私も産後でまだボロボロ。とても働きに出られる状況ではない。
でも私たちはどこかで信じていたんです。もし神様がいるならば、天が見ていてくれるなら、私たちを生かしてくれるに違いない、と。
夫が死にたい発言から、私は完全にいわゆる「目覚め」の道に歩き始めました。
天からの霊聴が始まり、見えない存在たちを強く感じるようになり。
でもただただ「信じる」こと、「祈ること」しか私にはできなかった。
そして「5次元のお給料」という言葉に出会いました。
真の魂の望みを人生で生きるならば、必ず天はその人を生かすために「5次元のお給料」を支払ってくれる、というものです。
その後、私たちの生活を応援したい、と姉夫婦が毎月寄付をしてくれるようになったり、本当に不思議なほどに、十分生活できるほどのお金が入ってくるようになりました。
それでも私の心の中はそんなキレイゴトだけではなく、あらゆる想念や概念が植わっているエゴが暴れだし、もう日々日々、七転八倒でした。
でも霊性的には、スピリチュアル的には、夫を責めても意味がないし、全ては自分自身の鏡であることもわかっている。
夫はどんな方にリーディングをしてもらっても
「あなたは素晴らしいその純粋性を保つこと、農に生きることだけをしていれば良い」と言われるばかりで、私はわかっちゃいるけど頭に来る、みたいな繰り返し、、、笑
そして、夫は本当に頑なな人だった。
岩のように山のように動かなかった。
私は、少しでもポジティブに、「発展性」を求めて、いろいろなアドバイスをしてみたが、全く聞き入れなかった。
そこでまた沸き起こる怒りと、悲しみ。
そんなこんなで、ずっと寝不足も続きましたから、私は精神的にはどうにか保っていたものの、肉体的には本当に限界になっていました。
とにかく体力がないんです。
ずっと産後状態で、家事をしただけでヘロヘロに疲れ切ってしまう。もう何をしてもしんどくて、大好きな庭いじりですら、少しすると疲れきってしまう。
今日は体調がいいから、といつもより少し長い時間庭仕事をしただけで、翌日には寝込んでしまう。。。
やりたいこともたくさんあるのに、何もできない。。。
そんな日々がずっと続いていました。
しかもその頃夫はいわゆる「神社に呼ばれる」現象がすごくて、ありとあらゆる神社に参拝していました。どちらかというと有名な大きな神社より、ひっそりと存在している小さな神社がメインで。
私は気がつかなかったんですが、もう神社に行くたびにさらに具合が悪くなり、、、笑
そのころは自分をプロテクションする術も知らないし、浄化することも知らず、とにかくエネルギーが落ちているせいで、重いエネルギーを拾いまくっていたんでしょうね、、、、汗
今ではライトボディの目覚め、とか巫病とかもあったのかな、、と思いますが、そのころはただただ具合が悪いのが辛くって。
ある時、もうたまらず、一度しっかり検査をしてもらおうと、大きめな病院に行き、色々と調べましたが「どこにも異常はなし」というもの。
私は喜ぶより、本当に落胆してしまいました。
こんなに体調が悪いのに、どこも悪くないってどういうことですか、、、?!?
いっそ何かの病気にでもなって入院させてくれたらいいのに。。。
帰ってきて、私は涙ながらに夫に伝えましたが、
その時、夫は、無言で立ち去りました。
もう終わったな、と私はその時思いました。
夫はだいぶ前から、私の怒りに触れるのを完全に避けるため、自分を守るために私が少しでも怒りモードで話し始めると、内容がなんであれ、その場を去るようになりました。
それほど私の怒りが爆発した時の凶暴性が凄いから、ですね、、、、
言葉の暴力とはよく言ったもので、言葉の凶器で人って人をどこまでも傷つけられるんですよね。。。自分で言うのもなんですが、、、、もう止められないんです。
だから夫の気持ちも正直、わかる。
でも、私はやっぱり許せなかった。私に一切寄り添わない夫が、とにかく悲しくて憎かった。
もうこんな大変な生活自体が嫌だ。
これを続けている限り、私は一生具合がよくならないに違いない。と思うようになりました。
その時、ふと、今のこの家に住んでいたお婆さんを思い出しました。
お会いしたことはないけれど、ここのお婆さんもずっと具合が悪かったそうです、、、
だから家事は旦那さんであるお爺さんがけっこうしていた、とか。
そしてお婆さんが早く亡くなり、最後に残っていたおじいさんはその後15年くらい長生きされたとか。
なんかね、、そのお婆さんの無念さ、みたいなものも伝わってくるんですよ。
それが伝わってくると、そのお婆さんだけではなく、その時代に生きた女性たちの無念さや、悲しみ。
夫の祖母も、農家の嫁として、10人も子供を産み育てながら、田畑で仕事をしながら飯炊きもして、夜眠る前には曽祖父の按摩までさせられていたとかで。。
もういつ川に飛び込んで死のうかとそればかり考えていた、と言っていたと義母の話を聞いたこともありました。
とにかく、特に日本というこの国では、女性はもともと逞しく力強い存在だったとはいえ、粗末に扱われてきた歴史があまりにも酷かったんです。
そしてその想念や怨念は、無意識レベルですごく受け継いでいて。
私たちも無意識レベルで、その周波数を受け継ぎ、形は違えどもこの現実に引き寄せている。
まぁ私ほど酷い人もそうそういないかもしれないけれど、、、、、笑
だから、こどもより、夫より、自分を優先する母親、女性を見ると毛嫌いする人がいる。
親権を父親が持った、と言う他人の話に目くじらを立てる人がいる。
「女のくせに」「母親のくせに」
もう、それって誰の考えですか・・・・?
女性であるあなたは本当にそう思いますか・・・・?
いつまでその周波数を持ち続ける気ですか・・・・・?
という段階に、今来ているんです!
だから女性たちが怒り始めている。
産後クライシスが始まりのゴング。
だからまず、女性たちが自分たちを粗末に扱うのをやめなくてはいけない。
なにもね、いきなり「私を女神のように扱いなさい」っていう話じゃないんです。
ただ、「母だから」「妻だから」という理由で、やりたくない事を我慢してやる事をまずはやめてみる。軽やかに、やめてみる。
まずはそこから。
「自分の本音」を表現する、まずはそこから。
正しいとか間違ってるとか、良いとか悪いとか、そんなことは考えない。
正しかろうが、間違っていようが、良かろうが、悪かろうが、とにかく本音を表現する。
まずはそこから。
それが意外に難しいのだ。
でもそれをし続けていくと、ついに夫が変わり始める。
続く・・・・(終わらなかったー、、)
大大感謝ですm(_ _)m