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感じたままに

「ご自分の感情を否定しなくてもいいんじゃないでしょうか」

先日、少し年上の友人に私がお伝えしたこと。


1.友人の悩み

LINEでお話していると、友人がふとモヤモヤを呟いた。

友人はその日、仕事で午前中に電話対応でイライラしてしまい、そのイライラを夕方まで引きずってしまったことを、良くないことだと思って落ち込んでいる様子。

「受け流すことができなくて、引きずってしまう自分に凹んでしまった」

お知り合いに癌で闘病中の方がいて、回復は望めないとのこと。その方の辛い様子を見て友人は「ストレスも健康で過ごせているからこそのものであって、贅沢を言ってはいけない」という風に考えていたみたいです。


2.凹まなくていいと思う

でも私はそのお話を聞いて、このようにお声かけした。

  Aさん→友人
  Bさん→癌で闘病中のAさんのお知り合いの方


「(お知り合いの)Bさん、闘病生活、本当にお辛いでしょうね。ご本人はもちろん、見守るAさん(友人)ご自身もお辛い思いをされていると思います。Bさんがもともと快活な方とのことで、病気によってそれが失われていく姿を見る辛さはより一層だと思います。癌って本当に憎い病です。回復は難しくとも、苦しい思いをしてほしくないと願うばかりですね。


おっしゃる通り、ストレスを感じることができるのもある意味健康であるからこそなのかもしれませんね。ですから健康であることに感謝しないといけないのかもしれません。

でも、身体が健康であってもストレスは放っておくと知らない間に心を蝕んで、それが必ず心だけでなく身体の健康まで損なわせるものです。生きていたら多少なりともストレスがあるものですし、働いていたらストレスは必ずあって当然で、それをちゃんと意識的にケアしてあげないと結局健康を損なってしまうと思います。

嫌な思いをして自然に受け流せたら理想的なのですが、それができないからいけないとか、ムカムカしてはいけないとか、ご自分の感情を否定しなくてもいいんじゃないでしょうか?腹立つものは腹立つんですよ。それでいいと思うんです。

ただ夜寝るまでに、ちょっと自分のための時間を取るとか、癒しに触れるとか、ムカムカをちょっと吐き出すとか(私でよければ聞きますよ!)、何かの方法でちゃんと解消しておけば蓄積せずに済むのかなって思います。」


すると友人から、「そうか、ムカつくものはムカつくでいいんだ。そのことに凹む必要はないのですね。気持ちが軽くなりました」というお返事をもらいました。

私はさらに、続けてお返事。


「自然に感じるその感情はいいんですよ、仕方ないんです。それで電話の相手にブチ切れたとかなら、アンガーマネジメント的なものが必要かもしれませんが、その感情のせいで誰にも迷惑かけてないなら別にいいんですよ。ヘコむ必要なしです!何も悪くないです。

「あー腹立ったわ!今日は美味しいもの食べよ!」とか「お風呂ゆっくり入ろ!」とかケアしてゆっくり休む、でいいのかなと思います。」


3.感じたままでいいんじゃないかな

感じた感情は、そのまま受け入れてあげて良いと思う。だって感情は自然に感じるものなのに、それを制限すると、結局それがストレスになっちゃうと思うんだよね。自分の感じたものを否定する必要はないと思うの。

その感情をもって人に八つ当たりしたり、自分勝手に行動して周りを困らせたりといったような、人に迷惑をかける言動を取っていなければ別に良いと思う。

そりゃ全てを受け流して心穏やかに生きられたら、それが一番楽だと思うけど、それは結構レベル高いと思う。長い時間をかけて、人生経験と鍛錬が必要。

だから、感じたことは「仕方ないこと」として、受け入れてあげていいと思う。自分が自分の一番の味方・理解者になってあげなくちゃ。


4.意識的にケアを

ただ、それを次の日までずっと持っていると、苦しいし、溜まっていっちゃうからなるべくその日のうちに、解消してあげる、消化してあげることが大事なんじゃないかなと私は思う。

解消法は人それぞれで、それをすると自分が癒されるというものを幾つか知っておいて、それに積極的に触れるようにすると良いんじゃないかな?

ふて寝で解消できる人、寝たら次の日の朝にはもうスッキリするタイプの人はふて寝もOK。

でも寝ても次の日にモヤモヤが残ってしまうタイプの人は、寝る前までにほんの5分でもいいから自分を癒すための時間を取るようにすると、溜まりにくいかなと私は思う。

ずっとムカムカしていたり、ずっと悲しんでいたりすると、結局は自分が幸せじゃない。それをずっと続けたいかと訊かれると、きっと「そうじゃない」って答えると思う。

だから、一日の終わりにはその気持ちに区切りをつけられるように、自分の気持ちをプラスにするものに触れるようにして、日常を少しは楽にできたらなって思います。

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