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孤高の店員さん【詩】

コンビニの店員さん。
昔、駅前のコンビニで見かけたことのあるような気がする店員さん。
今は、住宅街の真ん中で、スーパーのお隣、深夜帯で働いている。

暇な夜勤中に、真っ直ぐ何かを見ている。
私は、あなたの視線の先には何があるのか、気になる。
視線の一番根本にある記憶を辿っているのかもしれない。

長いまつげと、感情が薄いその表情に惹かれる。
店員さん、コンビニの店員さん。

ショーケースの中、ホットスナックを悩んでいる時は、夜なりの夜に馴染んだ微笑みで。
心は温かそうな店員さん。

街の中では見かけない。
昼間には存在しない。
夜、コンビニの中だけの店員さん。

疲れて家に帰る時は、自然とコンビニに寄る。
コンビニが先か、店員さんが先か。
そんな私もコンビニのお客さん。

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