なすさん³

お笑いやら演劇やら音楽やらが好きな絵を描く学生。 日記だの書きなぐりだの小話だのをちょ…

なすさん³

お笑いやら演劇やら音楽やらが好きな絵を描く学生。 日記だの書きなぐりだの小話だのをちょこちょこと。 いずれは本を出したい。

マガジン

  • 思い出話

    個性の強い周りの人々との面白かった話や、悲しかった話や、日記みたいなもの。

最近の記事

先生

推しの先生が異動した。尊敬も、敬愛も色々思っていた先生だった。 バレー部だった友達に『挨拶しに行こう』と誘われたので、久しぶりに母校へ訪ねた。 ちなみにとっても謎メンバーだった。(バレー部だった先輩(初対面)バレー部だった他の子達、そこに混じる美術部だった私) 先生は変わらず元気そうだった。 ちょっとは白髪が増えてたかもしれない。 高3というのもあって、先生に 「進路どうすんの?」と聞かれた。 「絵の仕事がしたいので、専門学校に行こうと思ってます」 素直に答えた。

    • 普通 普通 …普通

      感じなくても良い事を感じて生きてきた。 ”死にたい”と思い始めて早数年。初めてそう思った日は未だに覚えている。それと共に生きてきて長いことになる。 色んなことを思ってきて、感じてきたからこそ創れるものがある。人に出来ることがある。マイナスをプラスに変えることもできる。事実ではあるが、ただの見栄だ。そう思わないと過去の自分に見せれる顔が無いんだから。過去の自分が、ただただ報われない。 あまりにも生きづらいもんだから、あの日こんな思いをしなければ、ってよく考える。もっと

      • 選ぶ道について

        高校2年生もそろそろ終わってしまいます。 つい最近高校生になったばっかりなのに、実に早いなあと思います。 特に大きいもめごともなく、ある程度健康に生きることができました。ちょっとした入院はしましたが、いたって健康です。 まあ、高校3年生となると、もう進路を決めてかないといけません。 進学か、就職か。どのようなところに進学するか、希望する職種はどういうものか。色々考えないといけません。私はまだ考えています。 「やりたいことはないのか」とか「夢はないのか」とはよく言われます。や

        • ちょっと病弱なセブンティーン

          気付かないうちに17歳になってしまいました。 ちょっと病弱なセブンティーンなんて、はるか遠い未来だと思っていた昔が懐かしい。ある意味、ちょっと病弱なセブンティーンになりました。 誕生日、特に何の変りもありません。普通に目が覚めて、普通に学校に行って、普通に過ごして、普通に帰るだけです。 なんとなく、目が覚めた時が、ちょっと気持ちがどきどきしてるくらいで、特に何もないのです。 それでも、その普通がなんだかんだ言って、特別なんだなあって思いますね。ありがたいことに、祝ってくれる方

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        • 思い出話
          10本

        記事

          ニベアと歯磨き粉と、先生と

          副担任が死んでしまった。 先生が赴任して3ヶ月。学祭を前にした、土砂降り雷雨の蒸し暑い夏の日だった。 臨時全校集会が開かれ、全校生徒が体育館に集まった。雨と人口密度のせいで館内が蒸し暑い。ザワザワが静まって、校長先生の口が開く。 そして聞かされる副担任の死。 館内が一瞬で冷えるのを感じた。 いや、立ち込めていた熱が、考えるのをやめたのを感じた。 わあっ、と後ろから泣き出す声。 崩れ落ちる子。 実感が湧かなくて、なんとも言えない顔をしている子。 私は、その中のどれだ

          ニベアと歯磨き粉と、先生と

          全ては”人間らしい”から。

          いつもなんかしら書きたくなって、noteで書き始めるのに、だいたい収集つかなくなって、いつも中途半端なまま下書きが溜まります。 しかもすべて記事タイトルをつけずに保存するので、どの記事がどんな内容かわかりません。自分のそういうところ、なかなかに憎いがなかなかに人間らしくて愛おしいもの。 人間らしい、って実に簡単な言葉ですよね。ちょっと性格が悪いくらいが人間らしいし、優しいのも人間らしい。色々悩んじゃうのも、寝たらころっと忘れちゃうのも、人間らしい。 こう考えてみると、こ

          全ては”人間らしい”から。

          うるうを観ました

          うるう。 特に気にもしていなかったうるう年のうるう日。 オリンピックがある年、ぐらいにしか思ってなかったうるう年。 そんなうるう年のうるう日に生まれたとある二人のお話を観ました。 うるうをやっと見たよっていう書きなぐりです。 未見の方はネタバレございますので、ご承知おきください。 やっと、やっと…うるうを観てしまいました。小林賢太郎のしごとのYouTubeチャンネルに上がっている演劇作品だけでは飽き足りず、観てしまいました。なぜ「しまいました」なのかと言うと、小林賢太郎の

          うるうを観ました

          トイレときどき花子さん 壱

          三階の女子トイレ。入ったところから三番目のトイレのドアをたたいて、 「怖くないよ、出ておいで」と言ったら花子さんが出てくるという都市伝説。時代の流れと伴って変わっていくこの都市伝説は、とある中学校でも流行っていた。 とある中学校で、今日も一人が、女子トイレに都市伝説を試しにやってきた。名前は江本千夏。クラスの皆が都市伝説を信じている中、一人だけ信じていない中学二年生。自分の目で見たもの以外は信じない主義で、トイレの中から人が出てくるという、花子さんの都市伝説なんて、端から信

          トイレときどき花子さん 壱

          忘れられない中学の先生ズ

          中学生の頃、いろんな先生がいました。なんでかうまいことに、変わっていて面白い先生ばっかりでした。 幼少期、酔った父親にいなり寿司を投げつけられたが、全て素早くかわしたという国語の先生。 どういう武勇伝なんだ。 車で遠出していたら、河童の姿をした子供が、人間の姿の親らしき存在の前で踊っているのを目撃したこともあるらしい。 どういう武勇伝なんだ。 「好きな食べ物は、ビールで、好きなことは、ネオンが光る台で球を打つこと」と二回目の自己紹介をした数学の先生(中二の時) ビ

          忘れられない中学の先生ズ

          美劇部という肩書き

          演劇部です。高校を機に演劇部に入りました。中学は美術部。美術部の友達とは高校に入ったら同じ部活に入ろうね!なんて言われていたけれど、結局裏切ってしまいました。 美術が嫌いになったとか、そんなことなくて、暇さえあれば絵は描くぐらい絵を描くことは生活の一部です。でも、演劇部に入りました。理由は一つ、演劇が好きで、やりたかったからです。ただそれだけ。 でも、私の肩書から美術部が無くなって、演劇が追加されたことは、私にとって大きいことでした。いや、別に大して大きいことではないんだけど

          美劇部という肩書き

          カレーは何味?

          給食前に私たちのクラスのある3階から降りて1階で、友達とうろちょろしていた。暇さえあれば1階に行くのが私たちの最近のお決まりみたいなものだ。保健室前に貼りだされている絵を見ながら色々空想したり、今日の給食は何だっけかとか話してた。 「給食何だっけ?」 私がそう言うと、 「カレーだって!私が作ったって言ったじゃないっ!隠し味はりんごよ」 と、友達は茶番じみて言うから、私もしっかり夫?を演じて「そうなのか…!りんごかぁ嬉しいなぁ」と笑っていると、職員室から校長先生が出てき

          カレーは何味?

          過去に囚われて

          ラーメンが食べたくて、一人でコンビニにラーメンを買いにやってきた。今日はコンビニのラーメンでいい。そんな気分だった。 ちゃんぽんラーメンか味噌ラーメンかで迷って、結局味噌ラーメンにした。レジに持って行って、自分の番をぼんやりと待つ。 なんか聞き覚えのある声。なんか見覚えのある雰囲気に姿。制服に貼られているネームプレートに、見覚えのある名前。 友達だ。いつの間にか会えなくなって、そのまま卒業して別れた友達だ。三年近く会えていなかった。なんか、神経がぐわんと揺れ動いた感覚が

          過去に囚われて

          シソンヌライブに行きたい。

          あーシソンヌライブに行きたい。ただただ行きたい。高校一年生の北国住みが簡単に行けないことはわかっている。けれどもやはり行きたい。 オンライン配信があるので、まだ私の心は平常心を保っているが、やはり一度ぐらい生でシソンヌライブを観たい。もう劇場チケットは即完売だし、高1で特に貯金もしてない北の大地の人間が簡単に行けるわけがない。 行きたいもんだ。天変地異がひっくり返ってどうにかご時世が収まって簡単に北の大地から飛び出せる世界線、選べたらよかったと、私の中の髭男がプリテンダー

          シソンヌライブに行きたい。

          結局のところ

          私は昔から、誰かに認められたいと思って生きてきたところがある。考えてみれば、私が絵を描くようになったのも、「凄い凄い」と家族や友人、先生が認めてくれたからである。 十数年生きてるうちに、「認められたい」がだんだん複雑になってきた。「一人でいてもグループ内で浮かない存在だと認められたい」だの「ハキハキト明るく喋る存在だと認められたい」だの支離滅裂になってきた。元々自己肯定感が低いから、無条件に認めてくれる人間が欲しいんだろう。そう自己完結できるぐらいには、客観的に見れている。

          結局のところ

          校長先生のシャレたダジャレ

          学校で英検を受け終わった時のこと。クタクタに疲れてふらふらと職員室前を歩いていたら校長先生と出会いました。 本当にもう疲れてて「なるほど」としか出てこなかった。逆に感心して笑っていなかったら校長先生に「なんかごめんね…でも涼しくなったしょ」と言われた。確かに、その日の帰り道は涼しかったかも… #コミックエッセイ大賞

          校長先生のシャレたダジャレ

          先生と先生の小さな戦い

          これは私が中学一年生の時のお話。 社会の時間中、自習時間となり、社会科担任の先生が暇になり始めた時のこと。 担任が給食時間を書いているホワイトボードに落書きを始めた社会科担任の先生。絶妙に筆跡を似せて、絵も似せて書いていた。 ちなみに本当はその日の帰りの会で担任の先生が「…これ私書いたっけ?なんか覚えのない絵が…」と呟いたのを必死に私達生徒が「先生が書いたんですよ!書いてたじゃないですか~!😅」と丸め込めていました。 そして次の日 担任の先生の担当教科である英語の時

          先生と先生の小さな戦い