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「あなたらしいね」が力をくれた。
オードリーや星野源のラジオを聴いた。藤井風のライブ映像を観た。
何がどう作用したのかは分からない。ただ、頭でなくこころが動くようになった。前よりもずっとずっと、動くようになった。
こころを忙しくしていた今日、一通の手紙が届いた。こころの動きは加速する。いっぱいいっぱいのこころを抱えて、久しぶりにnoteを綴ることにした。
7歳のとき、同級生が亡くなった。
手紙の送り主は、7歳の頃に交通事故で亡くなった友だちのお母さん。
その子とは、お互いが描いた絵を、気まぐれに交換していた気がする。とても不思議な、素敵な子だった。
その子の死を目の前にして、涙は出なかった。ショックで、何も理解できなかったことを覚えている。
お墓参りがクラスの恒例行事になった。卒業後も、その子への手紙とキャンディーをもって、彼女に会いに行っていた。そうして、その子のお母さんとの文通がはじまった。
一筆箋から愛があふれていた。
クリーム色の封筒に入っていたのは一筆箋。どうぶつ柄のカードと切手を添えて、送ってくれた。
コロナの影響で世の中は随分と変わってきているけれど、あなたは毎日元気に自分らしく過ごしているなあ…って思っています。
今の私がどう生きているのかは知らないのに。こう言ってくれた。
目いっぱいに感じて、こころの向くままに遊んでいた幼少期。その頃の私を知っているお母さんからの手紙に、思わず涙がこぼれた。
その子のかわりに私が生きなきゃ、なんて大それたことは言えやしない。
でも、そのお母さんから注いでもらった愛を誰かにおすそ分けしながら、毎日生きていこう。そう思った。
20210911 Written by NARUKURU
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