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【地方移住】新米農家の私はジャガイモが食べたい

 この4月から我が家は新規就農をした。ご厚意で大きい土地を貸していただける集落の方々に見守られながら出荷したりオンラインで販売して収入を得るための野菜を今は育て中だ。

 私も週2で広報の仕事と両立して農作業をしている。4月は土を耕し、5月は色々な野菜の苗を植えたり種をまいたり田植えをしたりしていた。

 植えた野菜、植える予定のも含めて何種類になるだろうか。もう私には把握できないほど夫さんは色々種を蒔いて苗を植えている。

 貯蔵できる野菜の代表例と言えばじゃがいもだけれど、我が家は去年のうちに食べきってしまった。種芋にするはずのじゃがいもまでつい食べてしまったほどである。じゃがいもをつくる農家さんなら次に植えるまで取っておくものだろうけど、新規就農前の家庭菜園レベルの広さで採れたじゃがいもは食べきってしまうだけの収穫量だったのだ。

 そして最近我が家は葉物野菜を多く食べている。畑で育って間引きしたほうれん草や小松菜だ。

「間引き(まびき)」とは

【意味】
植物のタネまき後、発芽・生育するに従い、植物が密集して日光不足や肥料不足で徒長するのを防ぐために、混み合っているところから植物を取り除いて株間を確保することです。
【使用例】
「タネを密集してまき過ぎちゃったから、そろそろ間引きをしないといけないなぁ」
【豆知識】
コマツナ、ハクサイ、カブ、ダイコンなど栽培するときは、数回に分けて間引きして株間を適宜あけます。

サカタのタネ

 ほうれん草は虫食いが多くて直売所に出せないね、となり我が家でひたすら食べている。
・お浸し
・ナムル
・麺つゆ和え
・バター炒め
・スパゲッティ
・みそ汁
などなど。小松菜も同じ料理で食べている。

 カブも間引くので小カブを毎日のように食卓に出している。葉も食べられるのでほぼ上記と同じ食べ方で消費している。あとは小さいサニーレタスも毎日食べている。

 昨日の夜歯磨きをしていて「…じゃがいも食べたいなぁ」と唐突に考えてしまった。そうすると頭の中は「トマト、ナス、ピーマン…」と夏野菜に移行していく。葉物野菜ばかり食べている影響なのは間違いない。

 長野市の中心地まで車を走らせればスーパーで好きな野菜を買うことが出来るだろう。でも「今、自分の畑で育っている」野菜を買うのはどうも気が引けてしまう。だから買えない。ゆえに食べられない。

 「早く大きく育つんだよ(美味しく食べるからね)」とせっせとお世話するしか今のところ考えが及ばない。葉物野菜のレシピをもっと深堀りしようと思う。

 

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